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«評価すべきは医者の態度ではない | Main | セカンド・オピニオンを言えない医師»
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松井 二郎
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ホロッときたらダメなのよ [2021年04月15日(Thu)]




 いざ、がんの宣告を受けたとき、
上の空ながら担当医から説明を
聞くわけですが、
そのときのポイントは次のとおりでした。

 ・家族や友人を同伴してメモを取ってもらう
 ・録音させてもらう(ただし許可を得る)
 ・ナガナガ説明されたからといって感激しない
 ・「私の家族だったら……をする」を信用しない
 ・同じ病院内の他の科に遠慮して言っていないか注意する

 「これ、わかる〜!」と
わたしが
特にうなずいたのが
3番目。
これ本当に気をつけないとコワいですよ。


 話がそれますが、
わたしのクローン病は
(クローン病だけでなく後天性のすべての難病は)
免疫が弱くて
化学物質を無害と学習するのに
手まどっているため
細胞ごと化学物質を攻撃し続けている状態。

わたしはその免疫を育てることに決めた。
そりゃ体はどんどん破壊されて
いきますよ。

わたしの体がもたず命が尽きるのが先か。
免疫が攻撃をし尽くし病気をやめるのが先か。

その覚悟でやっているわけですが、
……伝わらねぇ。

 「私は、きみを死なせたくない」
と医師は身を乗りだし、
クスリをすすめる。

免疫を断つことで
いっとき
ラクにしてくれる代わりに、
治る望みを断つクスリです。

ちなみに
クスリが効かなくなるとラクにもなれず、
ためたツケが返ってきて地獄をみます。

どっちにしろやるべきじゃないだろクスリは
(ダメ、ゼッタイ)。

 なのですが。
 担当医は熱血漢で、
わたしが言えば言うほど
いっそう時間をかけて、
懇切丁寧に説得してくれる。

ホロッときて、
コロッといきそうになります。

 いかんいかん。
決断に人情を混ぜてはダメだ。
こっちはそれこそ命がかかっているのだ。

いつもなんとか逃げていましたが、
「あれ? なんで患者が医者に気をつかわないといけないんだ?」
とバカらしくなり、
担当医を変えてもらいました。

 医者は医者の都合でものを言っている。
私には私の都合がある。
そこは、分けねば。


 話を戻しまして、

というわけで熱心な説得にカンゲキして
「それならお願いします」
とならないこと、
など、
近藤医師おすすめのポイントを押さえて
話を聞きましょう。

 では、それから、どうする? 
続きを。


      ◇

 「担当医から説明を受けるのと並行して、治療法に関する
情報を集めましょう。
別の対処法はないかどうか、書店、図書館、インターネット
などで調べるのです。
患者会に問い合わせることもよい。
ただ人間の性なのでしょう、自分が受けた治療法を正当化
したいという心理が働くことがあるので、
体験者だからといって話を鵜呑みにするのは危険です。

 この段階で患者・家族は、手術の方向に行くのかどうか、
決める必要があります。
手術を受けようと思った場合から検討しましょう。

手術を受けるにしても、外科医の腕前が分からないので、
誰にしたらいいのか、患者・家族は頭を悩まします。
それで、知人や親友に外科医を紹介してもらう人も多い。
しかしこれは、ある意味では危険な行為です。
あとで『この外科医はどうもおかしい』と思っても、紹介者が
いるため、手術を受けざるをえなくなることがあるからです。
できれば外科医は自分で探すのがいいのですが、これも
実際には難しい。
(略)
結局のところ、病院の外部にいる者には、外科医の手術の
腕前は分からないのです。
(略)


とすれば、がん手術を受ける場合には、まず、切除する
範囲を確かめる。
それが他の医者の見方と同じであれば、あとは外科医の
人となりを見るしかないでしょう。
患者の目を見て話すことは当然として、
はぐらかして答えたり、目をそらしたりすることはないか、
患者の要望を受け入れる柔軟さがあるかどうか、
などが着眼点です。
身なりや物腰など、全体的な印象も大切です。
手術は命を預けるのですから、この医者なら死んでも
悔いはないと思える外科医でなければならないでしょう」

(近藤誠『がん治療総決算』
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      ◇


 その後、わたしはクローン病から派生した
おしりの病気(「痔瘻」:じろう)だけは
手術してもらいましたが、
別の医師であり、
おしりを預けても悔いはないとおもって
おしりを差し出しました。
女性の医師でしたが、
だから決めたわけではありません。


  ◆まとめ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  担当医から話を聞いたあとは、自分で情報収集。
  別の対処法はないかどうかを調べる。
  その上で手術を受けようと思った場合、
  まず切除する範囲を確かめる。それが他の医者
  の見方と同じであれば、人となりを見て、命を
  あずけるかどうかを決める。


 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 子供のとき父と学校の男子から暴力を受けていたので、いまでも男性より女性のほうが話しやすいです。けっしてすけべえなのではありません。たぶん。





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