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«手遅れのがんでも痛まない!? | Main | いざ死と向き合ったとき問われるもの»
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松井 二郎
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2つの究極の恐怖が判断を誤らせる [2020年12月22日(Tue)]




 こんにちは! 松井です。
 前回は
「末期がんでも痛まない」
という話をしましたが、
うーん、
たった1例だけで、そんな断言をしていいものか。

 と思ったら、
どうやら断言してよさそう。
続きにこう書いてあります。


       ◇


 「私も老人ホームに移った当時は、がんの末期は猛烈に
痛むものという、医療界の "常識" に毒されていました。
ですから、がん末期の患者が来たら、痛みにどう対処
しようかと、正直ビビりました。(中略)

 しかし、年寄りの手遅れのがんに5例、10例とかかわって
いくうちに、
発見時に痛みはなく、
その後、何の手出しもしなければ痛むことはないとわかった
のです。

 たしかに、 "痛み" があるなら、もっと早い時期にがんは
見つかっていておかしくありません。それが、病院へ行く
きっかけが、痛みではなく、
血を吐いたり、お尻から血を流したり、痰に血が混じったり、
レンガ色の小便が出たり、身体が真っ黄色になったり、
食が細ってやせてきたり、少し動いただけで息切れがする
などだったのです。

 私がこれまで、老人ホームで見てきたがん末期の年寄りは、
60〜70名にのぼります。(中略)
麻薬を使うほど痛んだケースは、一例もありません」

(中村仁一『大往生したけりゃ医療とかかわるな』
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344982487/jironosyosai-22/


       ◇


 あらゆる病気のなかで、
がんは別格に恐れられていますよね。

その理由は2つあるでしょう。

 1つは、
がんの宣告はほぼ死の宣告であるから。

2つは、
しかも、のたうち回る最期が待っているから。


 がんの宣告を受けたなら、
まずは、
なんとか冷静にならなければいけません。
大混乱になったままでは、
まともな考えができなくて、医者の言われるままに
なってしまったり、対処を誤ります。

しかし、この2つの恐怖――

精神的苦痛への恐怖と
身体的苦痛への恐怖

――が頭を占めているのに、
冷静になるのはむずかしいでしょう。


 ところが、中村医師のこんな話を聞くと、
2つめの恐怖は誤解とわかります。

となれば、
向き合うべきは、死への精神的恐怖だけ。


 それでも、たいへんなことですが、
2つもあった究極の恐怖が、
1つなくなれば、

がんになったときどう対処するか、
冷静になって判断する余裕が
少しは出るのではないでしょうか。


  ◆まとめ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  手遅れのがんでも、何もしなければ最期まで
  痛まない。


 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 わたしもクローン病がひどいときはトイレで下血して
そのたびに「いよいよ腸が破裂したか?」とビビりまくりぶーでしたが、
お世話になっていた松本仁幸先生に電話すると
「その血はどんな色?」
「絵の具で染めたみたいに真っ赤です」
「それだったら痔ろうからだとおもうよ。腸から出たときは
黒い血になるんや」
ときいてホッとしました。
 たしかに、おなかの痛みはなかった。

 お金が底をついてからもう3年ほど無治療ですが、
いま血が出ることがないばかりか
トイレも1日5〜7回となり
史上最高に調子いい。
あのときよけいなことをしていたらどうなっていたことか。





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