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松井 二郎
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マンモスと戦うと難病になる [2020年07月07日(Tue)]




 〈痛み〉〈かゆみ〉を止める薬を飲んでいると
難病になります。
 これが前回みたケース。


   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  薬で白血球を狂わせると難病になる。


      ◇


 でも、
「わたし薬なんて飲んでないのに」
という人でも
難病になっているケースがあります。

 じつは白血球を狂わせるものに
もう1つあるんです。
 それは……

 (この記事は過去に配信したメルマガを書き直したものです。)




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 おや? ここはどこ? 

前回までとはだいぶ場面が
ちがうようですが……。

 「ウッホッホ」
 「ウッホッホ」

 むむっ、
あれは……
どうみても原始人ですね。

そう。
ここは原始時代。
はじめ人間ギャートルズの時代ですよ!
(わからない人、すみません)




 「ウホッ、きょうは狩りに出かけるだ」
 「ウホッ、マンモスとれるとええだ」

 原始人ふたりが、あたりを見回しています。
 おっと! なにか見つけたようです。

 「ウホッ、いたべ! マンモスだべ」
 「ウホーッ! マンモス倒すべ」


 マンモスがあらわれた!

 原始人Aの こうげき!
 マンモスは ひらりと みをかわした!

 原始人Bのこうげき!
 ミス! ダメージを あたえられない!

 マンモスのこうげき!
 つうこんの いちげき! 原始人Aは たおれた!


 「ウホーッ! マンモスつえぇ。
オラは死んじまっただ。がくっ」
 「ウホッ、おめぇまだ動けるべ! 
てゆーか動かねぇとマジ死ぬべ」

 「ウホッ、そうだなや。
倒れてる場合じゃねぇだな。
いまは目の前の敵を倒さねば」
 「ウホッ、んだんだ」

 「ウホーッ! オラオラオラ」
 「ウホーッ! ドラドラドラ」




 原始人Bの こうげき!
 マンモスに ダメージを あたえた!

 原始人Aの こうげき!
 かいしんのいちげき! マンモスをやっつけた!

 マンモスのにくを てにいれた!


 「ウホッ、マンモス倒したべー!」
 「ウホッ、やっただなー!」

 「ウ……ホ……」
 「おい! だいじょぶか!」

 「ウ……ホ…… ホッとしたら急に
ぐったりしてきた。
ダメだ。今後こそほんとに動けねぇべ。
がくっ」
 「ウホーッ! 死ぬんじゃねぇべー!」

 「ぐうぐう……」
 「なんだこいつ眠っただけだべ」


 これがストレスで難病になるしくみです。
 言葉をかえると【ストレスで免疫を抑えるしくみ】です。


      ◇


 マンモスと戦っているあいだ、
原始人は〈ステロイドホルモン〉を
出していました。
 これは白血球のはたらきを停止させる
物質です。
つまり
免疫機能を停止させる。

 なぜ、そんなことをしたのか?
 免疫がはたらくのにもエネルギーが必要だからです。

 免疫とは「体を修復する機能」であり、
私たちが休んでいるとき、
とくに睡眠時に最も活発になりますが、
みなさんが想像されている以上に
そのエネルギーは莫大なものです。
そういう意味では、
私たちの体は休んでいる時はないといえます。

 その免疫を止めれば
持てるエネルギーをすべて
戦いに使うことができる。
すると
狩りで生き残る確率が高まるわけです。

 じっさい先ほどの原始人は、
ケガを負いながらも
マンモスに勝つことができました。
戦いのさなかも免疫を動かしていたら負けていたでしょう。

ケガしたままでは死ぬかもしれませんが、
目の前のマンモスを倒さないと
確実に死ぬので
ケガの修復は後回しにしたのです。


 さて、マンモスに勝ったことで
命の危機が去りました。
 こんどはケガを治さなければ死にます。
 それで急に免疫が活発になって、
そっちにエネルギーをとられ、
眠くなったのです。


 このように人体は「生命の危険」を感じたときに免疫を抑えるようにできている。


 生き物にとって最も優先されることは
死を回避することです。
なので「死にたくない」と感じたとき、
つまりストレスを感じたとき、
その場を生き残るために
体を修復するエネルギーは止めてしまう。

 これが【ストレスが免疫を抑える】しくみです。


      ◇


 ところが……。
 現代はストレスの質が変わりました。

 昔は、ストレスといえば
このように敵に襲われて
生命の危険を感じたとき
だけでした。

マンモスというストレスを
受けても、
マンモスを倒せばストレスから
解放されました。


 ところが現代のストレスはマンモスに襲われることではない。


 子供なら学校でいじめられることであり、
大人なら理不尽な上司に従うことであり、
主婦ならママ友との人間関係であり、
ひとり暮らしなら
隣の部屋の住人への気づかいであり、
せっかくこっちが気をつかってやっているのに
隣の住人はいつもうるさいので
いつもイライラしていることです。

 昔のストレスは「逃げることができた」のが特徴ですが、
現代のストレスは「逃げられない」のが特徴。
へたをすると24時間ストレスを受けています。

 このように現代はストレスの質が
変わったのですが、
ストレスに反応する体は原始時代と
変わっていない。

 そのため、少なくない現代人が
24時間免疫を抑え、
それで難病になっている。

 松井もこうしてクローン病になりました。


   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ストレスを感じると
  免疫を抑えるステロイドホルモンが出る。
  強すぎるストレスを感じ続けすぎると
  ステロイドホルモンが止まらなくなり
  薬を飲み続けているのと同じになる。
  難病の予備軍になる。


 つづく




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 マンモスはいなくなりましたが、モンスターは増えていますね。逃げるのがいちばんです。





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