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松井 二郎
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白血球をいじめるな! 「薬」の暴挙 [2020年07月01日(Wed)]




 ここまで、白血球たちによる
熱い戦いのストーリーをお話ししました。
白血球が元気ならば、
わたしたちは病気になりません。
なっても治ります。

 「白血球が元気ならば」、ね。

 では、
白血球をいじめてしまうと
どうなるのでしょう?
ここからはそんなお話です。


   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  体内の異物を免疫は殺そうとするが、
  殺せない異物だとわかると、
  追い出そうとする。
  これがアトピー性皮膚炎や花粉症である
  (アレルギーという)。

  その後、
  追い出してもキリがないと分かると
  戦うのをやめる。
  するとアレルギーが治る。
  (免疫寛容という)。




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 白血球A「ボっ、ボっ、ボクらは白血球軍団♪」

 白血球B「きょうも松井ちゃんの体を
病気から守ってあげちゃうよ♪」

 白血球C「あ! なんか、いたー。
あれはウイルスだ。おれ見覚えあるもん」

 白血球D「よっしゃー! ただちに攻撃開始」

 白血球A「攻撃開始」
 白血球B「攻撃開始」
 白血球C「攻撃開始」


 ボカーン!
 ドカーン!


 ウイルス「ぎぃにゃあぁぁ」


 白血球A「やったぜ」
 白血球B「ふっ」
 白血球C「たわいもないやつ。オレたちが強いだけか」

 白血球D「ん? あっちにもなんかいるな」


 彼らが見つけたのは、〈化学物質〉です。




 白血球A「正体不明の異物を発見! 攻撃開始」

 白血球B「ラジャー」
 白血球C「ブラジャー」
 白血球D「炊飯ジャー」


 ボカーン!
 ドカーン!


 化学物質「……」


 白血球A「あ、あれ?」

 白血球B「なにこいつ。死なねぇな」

 白血球C「ちょっと待て。あれウイルスとちがうぞ。
最近よく体に入ってくる死なない異物だ」

 白血球D「じゃあ殺さないでそのまま外に放り出すか。
総員、迎撃態勢。IgE攻撃、開始!」

 白血球A「ラジャー」
 白血球B「ジンジャー」
 白血球C「アベンジャー」


 バシュ バシュ バシュー!
 かゆみ成分ドバドバー!




 おや? 
ここでいま、外の松井ちゃんに何か起きたようです。
 カメラを外に切り替えましょう。




 「お母さーん、かゆいよー。目がかゆいよー」

 「あらあら、じろくん、じゃあこれ、お薬よ」


 どうやら松井ちゃんの母親のようです。じろくんと呼ばれてたんですね。
 そして松井ちゃんは、いままさに花粉症になろうとしています。
 花粉症とは免疫が化学物質を外に出そうとして戦う正しい反応なのです。


 「じろくんは、いい子だから、ちゃんと飲めるよね」

 「うん、ぼく、いい子だから、ちゃんと飲める」


 あーッとぉ!
 じろくん、もとい松井ちゃん、白い粉を思いっきり
飲んでしまったァー! 
白い粉はだいたい危ないものと相場が決まっています。
 かゆみはおさまったようですが……
 カメラを体内に戻しましょう。




 白血球A「ハア、ハア。だめだ」

 白血球B「おれ、わかったー! 
こいつら増殖して松井ちゃんを乗っ取るつもりないんだ。
ほっとけば松井ちゃんがトイレで外に出して、
それで終わりだ」

 白血球C「じゃ、このへんで攻撃やめるか」

 白血球D「そうだな」


 ゴゴゴゴゴ……。


 白血球A「ん? なんだ?」

 白血球B「なにか押し寄せてくる。うわーッ! 
なんじゃこりゃあーッ!」

 白血球C「白い粉だ! なんかコイツも異物っぽいぞ」

 白血球D「そうか。じゃあ戦わねば」


 ドバドバドバー!


 白血球A「ぐえっ」

 白血球B「だいじょうぶか! お、おい、
死ぬなー! 
……
ここは誰? わたしはどこ?
あはは。なんだか楽しくなってきた。あはは
ウフフおほほ」

 白血球C「……ぐうぐう……ムニャ……はい、
もう食べられません……ムニャ」

 白血球D「なんだとォー!? 
まともなのはオレだけか。
オレだけでも戦わねば。抗体ミサぁーイルっ! 
あれ? 
出ねえ。ミサイルが出ねえ」


 なんと! 白血球Aは しんでしまった!

 白血球Bは こんらんした!

 白血球Cは ねむってしまった!

 白血球Dは とくぎを ふうじこまれた!




 なんということでしょう。
白血球たちは全滅してしまいました。
 おや? 
しかし、白血球たちが体内でドンパチ
できなくなったので、
松井ちゃんの花粉症は、一時、おさまったようです。


 薬はこういうことをやっているのです。

 つまり、薬の役目は、病気を治すことではなく、
【病気を治そうとしている白血球たち(免疫)を狂わせること】
なのです。
 どうなる? 白血球!
 どうなる? 松井ちゃん!

 つづく☆



   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  薬は白血球を狂わせることで症状を止める
  (治していない)。




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 両親は、医者を「お医者さま」と呼んでいました。そりゃ疑わずに薬を飲むよね。





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