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松井 二郎
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異物侵入時の切り札「免疫」! さあここからが本番だ [2020年06月02日(Tue)]




   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  病気の原因は、異物。
  大きな異物は、食べても体に入れないから
  問題ではないが、
  粘膜やキズから入ってくることができる
  小さな異物が問題。
  これを消化液が水際でくいとめている
  (第2次防御といえよう)。


      ◇


 前回、食事中に水をガブガブ飲んでしまった松井くん。
 生きたバイ菌が腸まで届くぅー!

 生きた乳酸菌ならありがたいですけどこれはだめなやつですね。
 やばいですね。

 どうなる? 松井くん!

 (この記事は過去に配信したメルマガを書き直したものです)




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 さあ大変! 
松井くんの体に、
バイ菌さんが侵入したぞぉー。

 ここから先は
すべて【免疫】におまかせです。

 でました、免疫。
 この免疫による防御こそ、
異物対策の「第3段階」にして
防衛システムの真骨頂なのであーる。


 免疫、免疫って、よく聞きますけれど、
そもそも免疫っていったい何なんでしょう?

 答え。

 【免疫とは白血球のはたらきである】。

 どういうことかというと……。


 あっ! 説明しているヒマもなく、
バイ菌が暴れだしたよ! 
ちょうどいいですね。
この先は、実際に白血球たちに働いて
見せてもらいましょう。

 では、カメラを松井くんの体内に切りかえます。


 ゴボゴボ……。
 というわけで、ここは血管のなかだよー。
血液がすごい速さで流れていますよー。
あ! 血液にのって、なにかやってきますね。

 顆粒球「♪ボ、ボ、ボクらは、顆粒球(かりゅうきゅう)。
白血球軍団の先兵さ」

 おお、顆粒球です!
 ひとくちに白血球といっても
いろいろあるんです。
大きくわけると3種類いるんですが、
この子はその1つめですね。

 顆粒球「毎日、毎日、パトロール。
異物がいないか、パトロール。異物がいたら、
食べちゃうよ」

 分かりやすい実況をしながらの見回りごくろうさまです。

 顆粒球「むむっ!」

 おや? 顆粒球の顔つきが変わりました。
というか、顔なのか体なのか分かりませんが、
とにかくマジになったみたい。
なにか見つけたようです。


 細菌「うへへ。オレは細菌、悪いヤツ。
この体を病気にしてやるぜ」

 バイ菌を正確な医学用語でいうと細菌になります。

 顆粒球「そうはさせるか!」

 細菌「なんだ、てめェは」

 顆粒球「白血球の1つ、顆粒球だ! 
おまえみたいのが入ってきたら、
ボクらが食べてしまうんだ」

 細菌「てことは、なに? オレは登場早々、
おまえに食べられてしまうのか」

 顆粒球「そうだ! 正義は勝つ。おもいしれ!」

 細菌「ぐわあぁぁ」


 おおっ! ごらんください。
いままさに目の前で、
白血球が細菌を食べています。
細菌は、すっぽり、顆粒球のなかに
閉じこめられてしまいました。

 顆粒球「よォし。とどめだ。顆粒アターック!」

 おおーッとぉ! でたァ! 
これが顆粒球の必殺技ッ。
体内の顆粒をつかって、細菌を消化しはじめたァ! 
ちなみにこの顆粒は、消化酵素です。
細菌がみるみるうちに消化されていくぞ。

 顆粒球「ごちそうさまっと」

 キレイすっかり、細菌は食べ尽くされて
しまいました。
こうして、今日も体内の平和は守られたのだ。
すごいぞ! エライぞ! 顆粒球。
 ああっ! しかし!


 顆粒球「むむっ。また来たか。休むまもないなあ」

 新しい細菌「ふへへへへ。さっきは、
よくも仲間をやってくれたな。
こんどは大勢、連れてきたぜ」

 顆粒球「おまえたちわかりやすい悪役っぷりだなあ。
よおし、そっちがその気なら、こっちだって。
ボス! ボス! お願いします」


 顆粒球はたすけをよんだ!
 マクロファージがあらわれた!


 新しい細菌「なんだ、てめェは」

 マクロファージ「ふぁふぁふぁ。ワシは、マクロファージ。
白血球軍団のボスじゃ。
ワシの食欲はすごいぞ。ひとたびワシのおなかがすけば、
あとには細菌の死骸が残るのみ。
そしてワシは、おなかがすいた。覚悟するがよかろう」

 バクバクバクぅ!

 新しい細菌「ぎぃやぁぁぁ」

 新しい細菌「あんぎゃぁぁ」

 す、すごい! 
細菌をつぎつぎと食べています。
まるで昔の松井くんのように、すごい食欲。
止まりません。
 細菌たちをやっつけた!


 こうして今日も体内の平和は守られたのであった。
しかし白血球たちの戦いはまだ終わらない。
細菌よりも手強い〈ウイルス〉が侵入しようとしていたのだ。
われらが白血球軍団は、この脅威とどう戦うのか?

 つづく!




   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  体内に侵入できる小さな異物がやっかい。
  侵入されたあとは〈免疫〉がこれを処理する
  (第3次防御といえよう)。
  まずは〈顆粒球〉と〈マクロファージ〉
  という白血球が
  体内の異物を食べて殺そうとする。




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ウイルスと細菌は、ちがいます。一般にウイルスのほうが細菌よりも毒性が強く、大きさは100分の1から1000分の1ほどです。
 からだの構造もちがうんですが、そのへんはYouTubeきいてー^^





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