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松井 二郎
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なぜ宿便で認知症になるのか [2018年06月28日(Thu)]

  ◆クローン病中ひざくりげ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 “ヒマラヤ仙草エキス”を飲み、クリニックをあとにした。
 その晩のことである。
 いつもならトイレにひんぱんに行く時間だが、便意があるような、ないような。これって、もしかして……もうはや効果が?
 
 いやいや、あのヒマラヤの秘法が、いくらすごいといったって、いきなりよくなることはないだろうし、便意はないけど行けば排便があるといういつものパターンではないのか。
 トイレ、行っとこ。

 ……。

 ……。

 なにもない……。いったん、トイレを出よう。

 しばらくして、また便意があるよーな、ないよーな。
 トイレに入る。
 なにもない。

 しばらくして、また便意があるよぉーな、ないよぉーな。
 トイレに入る。
 きた、と思ったら、オナラがプチッといっただけ。

 なんじゃああぁこりゃあああぁ!


      ◇


 翌朝。
 起床後、やはり便意がない。腸を動かすために水を飲むと、ようやく便意が。
 これはさすがに排便があった。
 しかし。量が……?
 少なっ!
 まえまでは、いや、きのうまでは、前日に食べた夕飯そのままの量が便の量というかんじだったが、きょうはまったく少ない。
 食事が吸収できている?
 これで便の形状が整えば……ふつうの人と同じではないか。クローン病がひどくなってからというもの……

 こ、こんなの初めてぇぇぇ!

 といってもきのうは長時間の移動を考慮してほぼ断食をしていたし、ひと晩くらいじゃ、まだわからんけど。


      ◇


 2日目、3日目と、ようすをみた。
 明らかに、ちがう!
 トイレが1日6回になった。便の形状も、もう下痢とよべるものではない。おなかが弱いひとの軟便(泥状便)、いや、泥状ではない。なんとかすればつながりそうだが、まだそこまでではないかんじ。
 それと、特筆すべきはオナラだ。ぜんぜん出ない。そもそもおなかが張らない。トイレにこもらなくなった……。
 痔瘻(じろう)までもがおさまってきている。膿(うみ)は出るが、少ないし、なにより痛みがない。
 この漢方……まるでいままで飲んできた5つがぜんぶ入っているかのようだ。しかも威力が一段上である。


      ◇


 5日目。
 とうとう腹痛がなくなった。
 す……すごい……すごいぃぃぃっ!
 こんな日がくるとは!

 1週間後。
 電話し、先生に状況を伝えた。
 「じゃあ、いい方向にいっているとおもいますか」
 「はい、そう思います」
 「じゃあ続けましょう。薬は送っておきます。1週間にいちど電話してください。1日1袋から、2日に1袋、3日に1袋と、ようすをみて減らしていきますので」

 これは、なんだか、すごくいい兆候じゃないのか。
 「治る」。いままで抱いてきた、淡い、淡いイメージが、きゅうに色濃くなってきた。


 (つづく)


      ◇


 では次のコーナーへ。




  ◆NS乳酸菌とは
  2章 菌と腸(2)
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    なぜ宿便で認知症になるのか






 宿便がなぜ悪いかというとウェルシュ菌などの悪玉菌がドバッと増えるからで、悪玉菌がなぜ悪いかというと硫化水素とアンモニアを吐くからで、なぜ硫化水素とアンモニアがだめかというと、これらのせいで認知症になるから。
 では、なぜ硫化水素とアンモニアで認知症になるの?
 前回の引用を続けると――


(以下は引用)


          ◇


 硫化水素とアンモニアを体内でつくりすぎることは、とても危険なことです。認知症や糖尿病などの原因になります。また、ほかにもたくさんの病気になる原因をつくります。
 そのことに気がついてほしいと思います。たとえばアンモニアは体液に溶けやすいので、すぐ血液に入ります。血液中のアンモニア量が通常の2倍、3倍になると、脳の「血液脳関門」(BBB)を破壊してしまいます。

 脳は大切な器官なので、やたらいろいろな物質が入りこまないように、血液脳関門という関所が設けられています。
 だから脳のエネルギーになるのは、ブドウ糖だけなのです。しかし、アンモニアが関所を壊してしまうと、脳に入ってはいけないものがどんどん入っていきます。
 認知症の人の脳のなかを調べてみますと、鉄やアルミが入っています。

 硫化水素もアンモニアも極めて強い神経毒物質です。エレベーターのなかで、だれかがオナラをすると、ほかの人は不快で苦しく息を止めて我慢します。そのオナラの硫化水素ガスは、わずか0.001PPMでも、人間はすぐに不快反応を示します。本能的に息をしないようにしたりして、精神状態もイライラします。このようなガスは、おそらく人間が一番敏感に反応する嫌なにおいなのです。
 むかしの戦争では、これらのガスが化学兵器の材料になる神経毒ガスに使われました。身体のなかで、そんなものをつくるのはとても危険なことですが、腸内菌のバランスがくずれると、そういうことが起こってきます。しかし、人間は自分の糞便が臭いのは当たり前のことだと思う人が多いのです。

 こんな状態にならないようにするのが一番ですが、現代は食べ物が豊富であり、脳は脳で「おいしい」という記憶に弱いので、私たちはどうしても食べすぎて、お腹のなかを硫化水素やアンモニアが生じやすい環境にしてしまいます。


金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』



          ◇


 まるで甲田光雄先生の本を読んでいるようだ。
 硫化水素やアンモニアはなぜ発生するのかというと、このメルマガの読者さんならご存知のとおり、宿便である。とくに動物性食品、肉の宿便が悪質。だから甲田先生は肉をあまり食べないよう指導しておられた。

 よく誤解されるが、1日2食健康法は「肉を食べるな」といっているのではない。食べていい。
 ただ、条件がひとつある。
 食べるなら、消化しきれる量でないとだめ。肉をふくめた、食事全体がだ。もっというなら1年365日の食事がつねに、消化しきれる量でなければいけない。
 具体的には男性なら1日1800キロカロリー、女性なら1600キロカロリーくらいで、目安は食事のたびに「もうちょっと食べたいな」と思ったらごちそうさま。

 そう。肉を食べる資格があるのは、つねに少食にしている人だけである。
 それをできている人がいないから、肉はやめたほうが無難ですよ、せめていままで食べていた半分にしなさい、と甲田先生はおっしゃっていたのだ。

(つづく)








 ◆ 編集後記
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 あと、食物連鎖の頂点に立つということは人間が地球にバラまいた化学物質を一身に回収することになるので、難病のひとには特にダメージが大きいです。