こんにちは。松井二郎です。
電磁波特集の最終回です。
かつ、これをもって今年は最終回。
そして、今回をもちましてこのメルマガはしばらくお休みをいただきます。
※ 次回は2018年3月1日の配信となります ※
それでは電磁波特集、最終回をどうぞ!
◆電磁波特集 4章補足
乗り物の電磁波<後編>
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クルマが電磁波をばらまく、という話をしたところで……これからいっきに普及するであろう電気自動車、それと2027年に開業するリニアモーターカー。
電磁波バリバリの予感がするけど……これらはどうなの?
(以下は引用)
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【電気自動車】
電気製品だけでなく、交通手段にも、技術革新の波は押し寄せてきています。その代表が電気自動車とリニア新幹線です。
電気自動車は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを使わずに強力な電動モーターを使用します。従来の重たいエンジンと変速機もないので軽量です。そのため、エネルギー効率がよい、排ガスを出さない、騒音がないなどの特長があります。
電気自動車には強力な電動モーターが使用されるので、そこから強い電磁波が発生します。家電製品に使われる電動モーターとはケタ違いの馬力、出力が要求されるので、そこからの電磁波もかなりのものになるはずです。
しかも、この電動モーターが配置されている場所は、ドライバーや助手席に座っている人から1mていどしか離れていない、かなり近い場所です。
また、インバータなどの機器からも電磁波が発生します。電気を動力に用いるので、そのために流れる大きな電流は、それに比例した強い磁場をつくり出します。
電気自動車には、さまざまな電子回路が使用されており、誤作動を防ぐために、外部からの電磁波を遮断する必要があります。
その意味で、電気自動車の電磁波対策は完全なのですが、機械にではなく、人への影響がどのていど配慮されているのか不明です。
人も電動モーターも、それぞれ鉄のボディで囲まれているので、磁場や電磁波はあるていど遮断されそうですが、それが完全かどうかは計測しなければわかりません。
後部、もしくは床下に積載されている蓄電池からの配線は床下を通っているのでしょうが、流れる電流がつくる、そこからの磁場も気になります。電気自動車という電気装置のなかに人がいるのですから、思わぬ電磁波に出合う可能性もあるでしょう。計器類やナビゲーターなどの電子機器からの電磁波もあります。(中略)
エネルギーの節約という観点からは非常に結構な乗り物なので、電磁波から見ても安全という調査や研究に力を入れてもらいたいものです。
(中原英臣、佐川峻『電磁波はやっぱり危ない』)
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これから自動車が電気に移行していくのは決定事項。
とはいえ、むこう2〜30年くらいはガソリン車が現役でがんばるんじゃないだろーか。わたしらの世代はぎりぎり、ガソリン車を乗り続けられるはず。
なら、地球には申し訳ないけど、まず自分が生きるため、家族を守るため、ガソリン、燃やし続けますか……。あー悩む。
さて、電気自動車は電気をつかった結果として電磁波が出ちゃうというものだが、次のコレは、そもそも電磁波の技術で走らせるものでして――
(以下は引用)
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【リニア新幹線】
東京と大阪を、リニアモーターカーによってほぼ直線で結ぶ「リニア中央新幹線」が計画されています。最高速度500km/時で、東京〜大阪間をわずか1時間で移動でき、全建設予算が10兆円弱にものぼるという非常に野心的な計画です。
技術的には、マグレブとも呼ばれる「超電導磁気浮上方式」を用います。強力な超電導磁石がつくり出す磁場によって車体を浮上させ、線路との摩擦がないため、高速で推進できます。摩擦がないためにエネルギー効率が向上し、騒音も少ないとされています。走行時の抵抗は空気抵抗だけであり、まるで飛行機のような列車です。
超電導磁石は文字どおり、極低温に冷却した導体に電気を流し、強力な電磁石を実現することです。超電導状態の電気導体は、その電気抵抗がゼロになり、電気抵抗のために発生する熱もなくなります。
もしも超電導でなく、強い磁場を得るためには強い電流を流さなければならず、そうなれば電気抵抗による熱を発生して導線が溶け、破損してしまいます。超電導の導線はこのようなことがないので、いくらでも大きな電流を流すことができて、その結果、強力な磁場が得られるのです。
電磁波の観点からの問題は明らかです。列車を浮上させるほどの超電導磁石が発生する超強力な磁場の人体への影響です。
その強力な磁場を遮断するために厚い金属を使用すれば、重量が増加して、人を運んでいるのか、金属の塊を運んでいるのか、わからなくなりそうです。
強い電磁波の影響は乗客だけでなく、路線周辺の住民にまで及ぶかもしれません。路線に莫大な電力を供給するための送電線も必要でしょう。
まだ実現前ですが、その実態がわからない現段階において、リニア中央新幹線は、ある意味「走る電磁波影響実験路線」ともいえそうです。
(同)
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そんな「実験」には、リニアが完成しても私はつきあいたくありません……。
本題からそれたが、家の中の電磁波に、話を戻そう。
これで特集を終わるけれど、最後に――東日本は50ヘルツ、西日本は60ヘルツの電気が各家庭にきているが、このこと自体がヤバいらしい。
(以下は引用)
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「マイクロ波の60ヘルツ変調波を、ネズミに照射するとT型リンパ球の『異物攻撃能力』が20%も低下した」(82年、ライル博士)
マイクロ波を60ヘルツに変調したとき、免疫力低下がおきる。
これはショッキングです。なぜなら、高圧線や家電製品から発生する電磁波は60ヘルツだからです。人類は、この危険な周波数を交流送電(AC)に、選んでしまった……。なんとも、皮肉な結末です。
外部からのウィルス、微生物など病原体や、体内に発生したガンなどの異物から、生体をまもる。それが免疫細胞の役割です。だから、免疫力とは、生命力そのものです。
リンパ球、好中球など免疫細胞が電磁波照射で異常をきたした。それは、生命力が狂ったことと同じです。
つまり、電磁波は生命力を根本から狂わせる。
だからそれは現代社会の最後にして最凶の“公害”なのです。
(船瀬俊介『ショック!!やっぱりあぶない電磁波』)
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――わたしがクローン病を治すには、電気のない暮らしをすべきなのか? いや、いくらなんでも、そりゃ無茶だ。
わたしは電磁波という危ないものを使っているのだ、と知ることが大切なのであろう。
そうすれば、湯気をあげている炊飯器からは1メートル離れたり、差してあるだけのアダプターは引っこ抜いたり、対処ができる。
楽天も第4のケータイ事業者になりこれから基地局をたてていくというし、まわりがこう電磁波だらけじゃ、逃げ場はない。ほんとうに危ない電磁波を知って、それだけは避けるようにする、しかあるまい。
連載中にもちょっと書いたが、生きていることじたい刻々と寿命を削っている。悪い食べものを口にしなくても、電磁波を浴びなくても、1日生きれば1日死ぬ。生きているうちに為すべきことを早く成さねばならない。
そのために電磁波が役に立つのなら、寿命と引き換えに利用するのはアリじゃないかと私は思う。
(電磁波特集 終わり)
◆ 編集後記
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冒頭にも書きましたがしばらくお休みをいただきます。ちょっと充電させてください。電磁波特集のあとだけに(笑)
今年も、つたないメルマガを読んでくださってほんとうにありがとうございました。もっとこうすればよかった、ああすればよかったと反省することしきりですが、こうして年末までみなさんと語らえたことをとてもうれしく思っています。
どうぞ、よい年越しを。
そして輝かしい新年を!
※ 次回は2018年3月1日の配信となります ※