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松井 二郎
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A. このブログは 「まぐまぐ!」 から発行されているメールマガジン
『1日2食の健康革命』 のバックナンバーです。
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          ◇

難病の原因と完治の方法を書いた 『クローン病中ひざくりげ』 第1話から読むには、[こちら]から
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すごいぞ免疫! えらいぞリンパ球! [2020年06月06日(Sat)]




   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  体に侵入した異物は〈免疫〉が処理する。
  免疫とは白血球のはたらき。
  まずは〈顆粒球〉と〈マクロファージ〉という白血球が
  異物を食べて殺そうとする。


      ◇


 では前回に引き続き、白血球たちの戦いをみていこうー ^^/

 (この記事は過去に配信したメルマガを書き直したものです。)




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 細菌「ぐわぁぁぁ! やら、れ……た。げふっ」

 顆粒球「ボス、おみごと。
いつもながら
まことに豪快な食べっぷりでした」

 マクロファージ「ふぁふぁふぁ。ワシにかかれば、
こんなものよ。
ちょっとやそっと細菌が入ったくらいでは、
病気になる前にワシが食べ尽くしてしまうわい。
ふぁふぁ、ふぁ〜ジ。マクロふぁ〜ジ」

 顆粒球「あ!」

 マクロファージ「ふむ。おでましのようじゃの」


 おやおや? 
さっきとようすのちがうのが
入ってきましたよ。


 ウイルス「ケケケ。オレたちゃウイルス。
ずるいぞ強いぞ賢いぞ」


 でたァー! 
ウイルスです!! 
いま世界を大混乱におとしいれている、
イヤそうじゃなかった、
正確にいうと
こいつの正体をみんな知らないもんだから
人間が勝手に大混乱して
勝手に自滅してるんですけど、
とにかくウイルスです。


 ウイルス「細菌のバカどもを倒したくらいで
大よろこびたぁ、
おめでたいヤツらめ。これならどうだァ!」

 顆粒球「あ! 松井くんの細胞のなかに、
あいつ、もぐってったよ!」

 マクロファージ「ふむ。これではさすがのワシも、
手だしできんわい」

 ウイルス「ケケケ。キサマらの攻撃方法は
知っているぞ。
そのスっトロい動きで相手をつかまえて食べるんだろ? 
つかまらなけりゃ、コワくねぇ。
このまま、この松井とかいうヤツのからだを
乗っ取ってやる。ケッケッケー」

 マクロファージ「ふぁふぁふぁ。おめでたいのは
おまえたちよ。
ワシの必殺技、とくと見るがよい。
ブツブツブツ……」

 顆粒球「ボ、ボスは、やる気だ。あれを
召喚(しょうかん)するおつもりだ」

 マクロファージ「いでよ! リンパ球! 
そして白血球軍団の真の姿をしめせ!」


 ピカピカピカー!


 ウイルス「な、なにィ?」


 リンパ球があらわれた!


 リンパ球「わたしはリンパ球。
フッ。
そこのウイルスくん。
これでキミも終わったね」

 ウイルス「なんだと? てめェだって、これじゃ
手も足もでねえだろーが。ケケッ」

 リンパ球「やれやれだぜ。なにもわかって
いないようだね。
わたしは白血球軍団のエリート。
顆粒球やマクロファージのような原始的な
戦いかたは好まない。
直接つかまえて食べるなんて野蛮なことは
しないのだよ」

 顆粒球「あ、あいかわらずタカビーなやつ」

 マクロファージ「ふむ。じっさい強いんだから、
しょうがない」

 リンパ球「くらってみるかい? 
これがわたしの必殺技。
抗体(こうたい)ミサイルだッ」


 説明しよう! 
“抗体”とは、
ウイルスなどの異物を“抗原”として認識、
その抗原めがけてブチこまれる
追尾弾(ホーミングミサイル)である。


 リンパ球「抗体ミサイル、発射ッ!」


 そしてリンパ球はウイルスを抗原として
ターゲッティング。
今まさに
抗体が放たれた。
 ドシュー!!
 バシュー!! 
おお、ウイルスめがけて飛んでいきますよ。


 ウイルス「ふん、なんだこんなもん、
オレのすばやい動きで……
な、なにィ! 
こいつ、動いた先に追ってきやがる」

 リンパ球「はーっはっは。
このミサイルはどこまでも追っていくぞ。
逃げ切れるかな?」

 ウイルス「うわぁぁぁ」

 リンパ球「あはははは。ほら、逃げろ逃げろ。
逃げないと死んじゃうよ。逃げても死ぬけど。
あははは」

 顆粒球「あいつ、いいヤツなのか悪いヤツなのか
よくわかんない」

 マクロファージ「ふむ。仕事熱心、ということじゃろう。
そういうことにしておこう」


 ウイルス「はッ。
そうだ。
オレは松井ってやつの細胞のなかにいるんだった。
へ、へへっ。
驚かせやがって。
オレを殺したらこの松井の細胞まで死ぬぞ。
できるのか? あ? あ?」

 リンパ球「ふーん。べつに。知らねぇし」

 ウイルス「う、うわぁぁぁ」


 ドカーン!!
 ボカーン!!


 ウイルス「げふっ! まさか、てめェの細胞ごと
破壊する、と、は……ギャボォー」


 ウイルスをやっつけた!


 顆粒球「すごい! すごい!」

 マクロファージ「ふむ。まだ終わっとらんぞい。
ここからがリンパ球たちの真骨頂よ。
あれが始まるぞい」

 顆粒球「そうでした。あれがあるんでしたね!」

 リンパ球「カシャ、カシャ。
ウイルス情報、入手。
ラーニング開始」

 マクロファージ「はじまったようじゃの」

 顆粒球「ゴクリ……」

 リンパ球「解析、終了」


 リンパ球は新しいウイルスを覚えた!


 顆粒球「やった」


 説明しよう! 
今回は倒すのに時間がかかったが、
今後このウイルスが入りこんだときは
リンパ球が即座に抗体を放って殲滅(せんめつ)する。
松井くんのからだは、
このウイルスによる病気には
かからないようになったのだ。

 ちなみに、
行き当たりばったりに異物を殺す
顆粒球やマクロファージのはたらきを
“先天免疫”といい、
リンパ球が異物のリストをつくって
リスト上の異物を殺すのを
“後天免疫”という。

 免疫の話をするときにだいじなのは、
このリンパ球たちのはたらき、後天免疫である。


 マクロファージ「ふむ。しかしリンパ球のやつ
ハデにやったのう。
いまの攻撃のあおりで松井くんはいくらかダメージを
受けたようじゃ。痛がっておるわい」

 リンパ球「任務完了。退却」

 顆粒球「あっ。リンパ球が、リンパ節に帰っていったよ!」

 マクロファージ「ふむ。ワシの仕事も、
これで終わりじゃ。
ひきあげるとするかの。
ふぁふぁ、ふぁ〜ジ。マクロふぁ〜ジ」

 顆粒球「ボクは引き続き、血液にのって
パトロール、パトロールっと♪」


 こうして、今日も体内の平和は守られたのだ。
すごいぞ免疫! エライぞ! 白血球軍団!




   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  〈リンパ球〉は、迎撃ミサイル〈抗体〉で
  異物を駆逐する。
  そしていちど戦った相手に対しては即座に
  抗体を放つようになる。




 つづく☆




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 じっさいは、白血球はしゃべりません。
 サイトカインという情報伝達物質をつかってやりとりするの。





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