「一世」誕生物語−出産3
[2006年06月02日(Fri)]
久々の「一世」誕生物語−出産その3
久しぶりに「一世」誕生物語に加筆をしようと思います。
最近、よく医療ミスのことを耳にすることが多くなったと感じています。
果たして本当に医療ミスなのかどうかは、なかなか断定しにくいものだと理解もしているつもりなのですが、どうも「嘘ぉ〜!」といわざるを得ないことも多々ありますね。
一世の周りにいるお友達の出生に纏わる話などを聞いていても然りです。
医療従事者とて、神様ではないので完全ではないというのは大前提として承知の上でのことなのです。が、それでもなお疑念を抱いてしまうのはなぜなのでしょうか?
それは、医療者からのきちんとした説明責任がなされていないこと。
医療者側に事の真相を隠そうとする意識が働いてしまっていること。
などからではないかと思います。
さて、一世出産物語-2を書いたのは随分昔のこと。思い起こしていただくのにも一苦労でしょうが、脳の訓練と思って・・・・・・(^_^;)。
前回は、執刀医の先生に噛み付いたところでどうにかなるものでもなく、手術の成功に対してお礼を述べて家内の病棟に向った。そのとき、一世は新生児集中治療室の保育器の中で高濃度酸素投与を受けていた。 というくだりで終わっていました。 その続きは、
私は、先生からの説明に釈然としないものを感じつつ、家内の病室へと向かったのでした。
というのも、明日に出産予定日を控え、最後の検診に訪れた産婦人科での検診の結果があまりにも違いすぎたこと。そしてなぜ急遽、国立大学病院へ母子搬送されなければいけない事態になってしまったのか。
しかも、移動中に携帯電話で手術の了解をしなければならないほどの緊急手術。本当に大丈夫なんだろうかという疑念の渦が・・・・・。
チャント診察してたのかな??って。
病室も戻ると、まぁ!(家内のニックネーム)は、いまだ麻酔覚めやらぬ意識朦朧の状態で、背中に刺したままの注射針による強い痛みを訴えていた。そして、むくんだ顔が今でも忘れられない。 ちなみに帝王切開のメスは縦ではなく、横一文字にメスを入れたとのこと。
事の顛末をベッドの横で聞きながら、本当に大変な辛い思いをしたことが痛いように伝わってきた。 果たしてなんと言葉をかけていいものか・・・・、しかし、月並みにも大変やったね、痛かったろ!具合はどう?としか聞けなかった。
母体搬送→診察→胎児の心音が・・・・・ → 緊急手術 → 帝王切開にて一世の誕生。 その間耳にした看護師の「妊娠中毒症」が未処置との言葉が、強く印象に残っていたと。
やはり、仮死状態で、しかも子宮内の羊水が空っぽの状態で胎便吸引症候群という異常出産。 不吉な予感が過ぎったのも不思議ではない。
いよいよ、新生児集中治療室へむかう。
よぉ〜、やっときたかぁ〜。
おそかったのぉ〜!
随分大変だったんだぜぇ〜(>_<)
見てみろ、頭にその様子が
ありありと残ってんだろ!
つづく
おそかったのぉ〜!
随分大変だったんだぜぇ〜(>_<)
見てみろ、頭にその様子が
ありありと残ってんだろ!