「一世」誕生物語−出産
[2006年04月01日(Sat)]
一世はこうして生まれてきた!
★一世誕生 平成15年2月20日夕刻
39週6日(42cm、2062g)帝王切開にて出生
・強度のチアノーゼ持続
・胎便吸引症候群
・新生児仮死(軽度:アプガースコア6点→8点)
・保育器 ・呼吸障害が強くヘットボックスにて高濃度酸素投与
・点滴
まぁ!(雅子=母のニックネーム)は、出産日を明日に控えて最後の健診にかかり付けの産婦人科に診察に向った。しかし、そこで予想もしていなかった信じられない事態が発生!
それは、一世の心音が乏しく途切れ途切れになっている!というものだった。 診察の結果、即座に佐賀国立病院へ母体搬送。 再検査の結果、即刻緊急手術(帝王切開)。そして生まれてきたのが一世であった。
その間、私は緊急事態が起きていることすら知らないまま明日の出産立会いに向けて、宮崎県の北部になる北郷村(現在は町村合併で美郷町)での仕事を終えて、家内の実家佐賀へ向けてうきうきとした気分で高千穂町を車で走り抜けようとしていた。
そこに、突然携帯が鳴り、電話の向こうで義母が慌しい口調で手術が・・・・・と話をしている。 ん??
最初は何のことだかさっぱり?? するといきなり担当の医者という人から、今から奥様の緊急手術をしますので、電話で手術の同意をお願いします!とのこと。
エッ? なんで手術? しかも国立病院?? はぁ〜??? しばし呆然!痛いぐらいの胸の高まりを感じたのを今でもはっきりと覚えている。
ようやく一呼吸おいてから再度確認したら、胎児の心音が途切れているので即刻を争う事態なのでとにかく承諾をと! ガァ〜ン! 一瞬目の前が真っ暗に!
母子共に大丈夫なのでしょうか?助かりますか? 先生何とか宜しくお願いします。としか返事のしようがなかった。
そして、気を取り直して、車を走らせ始めた途端に近道で選んだはずの阿蘇越えの峠は雪が降り始めた。幸いなことに目の前を大型トラックが走っていたために、何とか峠を切り抜けることができたのは不幸中の幸いであった。
そして、午後11時過ぎに佐賀国立病院に到着。
待ち受けていた義母から後から、とにかく全身真っ黒けで、顔も紫色に近い黒さで、オマケにとても小さく感じたと、聞かされた。
そして、まぁ!(家内)を見舞うまもなく、主治医からの説明が・・・・・・・・。
つづく
4月3日から、一世は母親と一緒に北九州にある総合発達療育センターでのリハビリのために、一ヶ月間の母子入所となります。 寂しいけど、明日一緒に送っていってきまぁ〜す(^o^)丿