我が家の宝物「一世」
[2006年03月31日(Fri)]
一世!ありがとう!
おそらく、一世が普通の子どもだったら、こんなにまでつぶさに成長の過程を目の当たりにすることは、おそらく無かったことでしょう。
それは、一世のちょっとした仕種や表情の変化一つでも、とても嬉しく新鮮に感動できるのは、やはり生命力の凄さ、そして今までは出来て当然と思っていたことが、なるほど!そういう身体の繊細な仕組みになっていたのかという理解ができるようになったこと。
そして、お話もできない、お座りもできない、自分でご飯を食べることも、お風呂に入ることも、トイレに行くこともできない一世。 でも、彼らは私たちとコミュニケーションをとる方法をちゃんと身につけていて、それに気づかなかったのは私たちだったということに気づいたときに、いかに私たちが自分中心であったかという事に気づかされたこと。
などなど、一口で障害というのは簡単だけれど、今まで知っているようで全く知らなかった世界であり、そこへ躊躇無く一世が導き入れてくれたことは、とてもありがたいことだと感謝しています。
これからもしっかりと彼らを支えてけるように、そして楽しい時間を共有できるように私たちこそが切磋琢磨していかなければ・・・・・と!
それにつけ、明日から施行される障害者自立支援法は、一歩一歩ゆっくりではあるにせよ自分なりの道を歩んで行こうとする人や家族を阻害する法律として、強い憤りを感じます。
子どもたちが、すくすくと育まれる環境を整えるためには、親がもっと積極的に立ち上がり、声を大にして現状を訴えていかなければいけない必要性を強く感じます。(平成17年度子ども療育センター「はぐくみ」より)
ポニーライダー 一世