子ども療育センター通園保育部卒園文集より抜粋
[2007年04月25日(Wed)]
子ども療育センター通園保育部
卒業文集「はぐくみ」より
題名 : 「支え」 (1)
山元 雅子
今年も2月20日がやってきた。
4年前、出産予定日前日の健診で
「赤ちゃんの心音が途切れます・・・」
医師にそう言われて全身に震えが走った。
医師の話をしっかり聴かなくては、と
冷静を保ち「何が考えられるんですか?」
と聞き返したものの、曖昧な返事のまま
一旦自宅に帰り荷物を持って総合病院へ
行くことになった。
自宅へ向かう車の中で、動揺が増し息苦しくなる。
『過呼吸だ!』車を止めて深呼吸。
『この子も生きようと頑張っているんだ』気持ちを
切り替えて再びハンドルを持った。
この後自宅までの帰路は、全く記憶にない。
続きはまた明日。