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「NPO法人のための税務・労務講座」も開催中です! <労務講座編> [2015年02月21日(Sat)]
「NPO法人 会計基準講座」と並行して
NPOのための 税務・労務講座』も開催されています。

1月20日から県内7カ所をめぐり、
残すところ、2/26(木)仙台会場のみとなりました。

午前に労務、午後に税務というスタイルで進められた講座。
まずは労務講座がどんなものか覗いてみましょう。

・・・○・・・○・・・○

労務講座の講師を務めて頂くのは、
社会保険労務士・キャリアカウンセラーの藤永弘子先生です。

藤永先生1.jpg

NPO法人には、さまざまな就労形態があり、必要な手続きも複雑に感じます。
まずは、それを藤永先生が、
有償・無償ボランティア、常勤・非常勤スタッフ、役員・・・と、
ひとつひとつ丁寧に説明下さいます。

参加者からの活動現場で感じている具体的な悩みにも、
その状況に寄り添って解説してくれ「なるほど」と満足の声
が聞こえました。

労災、雇用、社会保険などの各保険制度や、
労働契約、労働基準法についても、
例え話を用いて、NPO法人ならではの注意点やポイントを指摘下さいます。

労務も会計、税務とともに法人を運営していくうえで、
基盤となる大切な業務のひとつ。
そんな重要な位置にありながら、
ついつい後回しにしてしまいがちな労務管理。。。

それを、終始ユニークな話を用いながら、
参加者がリラックスして聞けるよう、お話下さいます。
先生のお人柄と細かな心遣いが感じられました。

藤永先生2.jpg

人を雇用する上での、
最低賃金を意識した、実践的な労働時間や給与の算出の仕方や、
健康保険・厚生年金保険料額表、雇用保険料率表、労災保険率表を用いた
保険料の算出方法についても講義下さいました。

参加者も自分の団体に置き換え考えることができ、
「そうすればいいのか」と良いヒント
になったようです。

法人を円滑に管理、運営していくためには、
労務手続、職場環境の改善などが必要不可欠となっています。

この機会に、日頃の組織の体制を見直してみませんか?

※講座の詳細は、HPのご案内をご覧ください。
Posted by NPO法人杜の伝言板ゆるる at 18:24 | NPO | この記事のURL | コメント(0)
「NPO法人 会計基準講座」開催中です! [2015年02月17日(Tue)]
1月14日を皮切りに、
県内7カ所で宮城県主催『NPO法人 会計基準講座』が開催されています。
みなさんはもう受講されましたでしょうか?

会計基準・全体.jpg

今回の講座の魅力は…

@ 入門編で、会計基準の概要を確認できる
A 実践編で、NPO法人にとって欠かせない報告計算書類の作り方を
  ワークショップを通して体験できる
B『個別訪問サポート』が受講者限定の特典として無料で受けることができる
C 決算前の大切な時期に、日常の会計事務を見直すことができる
D 会計基準の概要や報告計算書類に関連する、情報(資料)収集ができる


です。
それでは早速、講座の様子を簡単にご紹介します。

・・・○・・・○・・・○

分かりやすく丁寧な指導で人気のある成田由加里先生。

成田先生2.jpg

「今日の講義で一番ここが大事!」と始まった講義では、
NPO法改正により提出書類が
「収支計算書」から「活動計算書」に変わったことについて。

その意味・目的や双方の違い、
そして会計基準に則した「活動計算書」「貸借対照表」「注記」
といった計算書類の大切さについても分かりやすく説明下さいます。

先生の講義にうなずき聞き入る参加者も多くいました。

午後の実践編では、グル―プに分かれ、
ワークショップ形式で行われます。

ワーク中.jpg

まずは演習問題を解いていきます。
問題に沿って、出納帳を記帳。
それをもとに勘定科目を「仕訳」し、
「合計残高試算表」、「活動計算書」「貸借対照表」「財産目録」を実際に作成してみます。

実践していくなかで、
「今まで効率的な仕訳や出納帳の書き方がないか悩んでいたが、
とても参考になった。実務に取り入れてみたい」

という喜びの声も聞こえました。

会計基準演習.jpg

その後、グループごと大きな方眼紙に、
今演習した「活動計算書」「貸借対照表」を文字と付箋で埋めていきます。

「今は会計ソフトを利用しているから、指一本で必要なものが出てくるが、
実際に書いてみると、勘定科目を見直せるし、意識も違う」

と参加者も意欲的に取り組んでいました。

活動計算書.jpg

会計基準講座も残すところ
2/18(水)大崎会場
2/23(月)気仙沼会場
2/25(水)栗原会場

の3回となりました。
*日程、会場などの詳細は、HPのご案内をご覧下さい。

会計報告は組織の現状を振り返り、
周りからの信頼や共感を得ることにもつながる大切な業務。

今のうちから日常の会計業務を見直し、
決算に備えられるよう、本講座を活用頂けたら幸いです!

また、冒頭でお伝えしたとおり、
受講団体限定の「個別訪問サポート」サービスをご用意しています。
専門家が団体の活動場所に伺い、会計に関する課題・問題を無料でお手伝いします。

今後の活動をより円滑に進めるためにも、ぜひご参加ください!
Posted by NPO法人杜の伝言板ゆるる at 09:53 | NPO法人会計基準 | この記事のURL | コメント(0)
「協働推進フォーラム 地方共助社会づくり懇談会in宮城」B [2015年02月06日(Fri)]
(協働推進フォーラム 地方共助社会づくり懇談会in宮城Aつづき)

協働推進フォーラムの最後を締めくくるのは、
「NPO等と行政による交流会」です。

「栗原・大崎」「仙南」「石巻」…と
県内6つの地域に分かれ、
NPOと各市町村の行政職員の「顔の見える関係づくり」を目的に行われました。

交流会2.jpg

当日は、行政よりもNPOの参加率が高かったため、
NPO同士の情報交換の場面が多かったグループもありましたが、
それも貴重な出会いの場となったようです。
閉会の挨拶があっても、話が途切れないグループがあったほど。

このような、交流を積み重ねていくことは、
お互いの活動を知り、地域課題を共有でき、
それぞれの活動の想いや夢を、現実へと近づけることにつながるのではないか。
交流会でのみなさんの様子を拝見して、そう感じました。

交流会1.jpg

・・・〇・・・〇・・・〇

協働推進フォーラムを終えて、
参加者の皆さんから、各プログラムもっと時間をかけて聞きたかった
との声を多数頂きました。

それだけ、みなさん各講話に興味があり、
有益な時間をお過ごし頂けたのなら幸いです。

地域課題を解決し、より住みよい地域社会をつくるには、
NPO、行政、企業等の多様な主体が協力し合い、
それぞれの持っているを力を活かした、「共助」「協働」精神が
これからさらに必要とされるのではないでしょうか。

主催者の開会挨拶でも、
「行政では担いきれない課題を克服するために、
NPOの存在はこれから欠かせなもの重要なものになる」
とのお話がありました。

今まで自分たちの力だけでやろうとしていたものを、
市民と行政が、ともに役割分担しながら担っていく「新しい共助」のスタイル。

お互いにこれを受け入れた時、
地域に寄り添った課題解決策が生まれるかもしれませんね。

111.jpg

様々な視点から、内容の濃いお話して頂いた、講師、パネリストのみなさま、
そして、参加頂いたNPO団体、市町村の行政職員のみなさま、
フォーラムがみなさまの出会いの場となり、無事終了できたこと、
心より御礼申し上げます。
ありがとうございました!!
Posted by NPO法人杜の伝言板ゆるる at 11:54 | SAVE JAPAN | この記事のURL | コメント(0)
「協働推進フォーラム 地方共助社会づくり懇談会in宮城」A [2015年02月03日(Tue)]
(協働推進フォーラム 地方共助社会づくり懇談会in宮城@のつづき)

深尾氏の基調講演後には、
県内外で活躍するNPO法人4団体をお招きし、
パネルディスカッションが行われました。

コーディネーターは
当法人杜の伝言板ゆるる代表理事/内閣府 共助社会づくり懇親会委員の大久保朝江氏。

パネルディスカッション全体.jpg

「多様な主体の連携による共助社会を目指して」をテーマに
ディスカッションが繰り広げられました。

・・・〇

NPO法人 全国コミュニティライフサポートセンター(以下CLC)
理事長の池田昌弘氏からは
「生活支援員の研究と支え合う地域づくりの可能性」についてお話頂きました。

池田さん.jpg

CLCでは「だれもが地域で普通に」暮らし続けられる地域社会の実現を目指し、
地域のケアや支え合い事業を行っています。

池田氏は、様々な介護支援や支え合いができるようになってきた。
これからも今の環境を維持していきたい。
と意欲的に話されました。

その中で、今、重点を置いている取り組みが「生活支援員」の活動。
仮設住宅への訪問活動、生きがいづくり、住民間のコミュニティづくりなど、
今まで福祉に携わったことのない人が、専門家よりも志高く活躍されているそうです。

最後に、2015年4月に改正される介護保険制度については、
「市町村の自治体には、ぜひお金の使い方を工夫してもらいたい」
と切なる想いを述べられました。

・・・〇

NPO法人 FOR YOU にこにこの家の小岩孝子理事長からは、
取り組まれている、地域福祉ネットワーク
「ほっとネットin東中田」についてご紹介頂きました。

小岩さん.jpg

今、問われている地域のコミュニティ。
だからこそ、地域のつながりを大切にしようと、
様々なイベント等を通して、地域を元気にする活動をされています。

東中田地区の福祉関係19団体のネットワークを持つ「ほっとネットin東中田」は、
子供も大人もお年寄りも、病気や障害を持っていても、
全ての人が安心して生活できる地域を目指されています。

東中田地区にある施設や団体を
地域住民に知ってもらおうと始まったネットワーク。

今や児童館や学校、市民センター、町内会等とつながり、
ますます協働の輪が広がっているそうです。

東日本大震災後は、その教訓や生きる希望を伝えていこうと
この横のつながりを活用して、防災活動にも力を入れられています。

地域と「共に」、課題や想いを「形」にすることを志し、
これからも地域の元気を発信していきたいと笑顔で語られました。

・・・〇

NPO法人 あきた地域資源ネットワークあきた専務理事の鐙啓記氏からは、
秋田県の地域資源を活用した協働推進についてのお話。

鐙さん.jpg

楽しい地域づくりを目指す鐙氏は、
秋田県を舞台に様々なコミュニティビジネスに取り組まれています。
その鐙氏が秋田県で進めている協働プロブラムをご紹介頂きました。

1.男鹿半島・大潟を始めとしたジオパークの推進

  商工会や観光協会などと協働で男鹿の魅力を発信。
  新しい事を拒む土地柄も根づくなか、県外から入ってきた女性達を新たな担い手として、
  ともに男鹿の美しさを発信していきたい。

2.魚醤(しょっつる)や地魚のブランド力向上
3.災害に強い男鹿の地域づくり
4.秋田市の町中飲み歩き「アキタ・バール街」
5.コミュニティ・ビジネスの推進
6.焼き畑の復活と特産品づくり、ツーリズム
7.舞踏の聖地・秋田で国際舞踏・舞踊フェスティバル
8.秋田県のフリーマガジン「のんびり」の制作と若手育成

秋田県ならではのプロジェクトは、魅力的で、ユニークな取り組みばかり。
鐙さんの地元愛が伝わるお話でした。

・・・〇

「円卓会議」の取り組み事例からお話頂いたのは、
NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ常務理事・事務局長
/内閣府 共助社会づくり懇親会委員の横田能洋氏。

横田さん.jpg

企業、行政、金融、NPOなど多様な立場の関係者が集い、
どのように協働し、地域課題解決につなげていくかを協議する場として、
全国各地で行われています。

始めは意欲的でなかった行政も回を重ねるごとに
情報収集や交流の場として受け止めてくれた。
互いの考えや取り組みを知り、共有できる場になったと言います。

単体では難しい課題も、共助により可能になる。
東日本大震災の時も「円卓会議」メンバーの横のつながりがあったお陰で、
メール一本で様々な支援活動ができたそうです。

当日配布された横田氏の資料の一文。
「NPOは制度の狭間にいる人に寄り添い、
課題解決のための事業をつくったり、社会に発信できる。
それにより見えなかった課題が周りに伝わり、
寄付やボランティアなど共助の機会を増やすこともできる。
当事者とともに活動していく中で、心の壁や制度の壁をなくしていければ、
共助社会に近づくだろう」

横田氏が共助社会について論じた新聞記事の中のメッセージの一部です。
横田氏の想いが詰め込まれているように感じました。

・・・〇

4名のパネリストから
多様な「協働」の事例、現状がお聞きできました。

協働とは、個性、役割、分野の違う人たちが、
それぞれの持つ力を活かし、互いに協力し合い、
同じ目標に向かって進んでいくこと。

様々な社会問題や課題が取り巻く現代で、その必要性は高まっています。
今回のお話を聞いて、ちょっと視野を広げてみれば、
身近なところに「協働」「共助」のきっかけが待っているのかもしれないと
改めて感じました。


「NPO等と行政による交流会」へとつづく。
Posted by NPO法人杜の伝言板ゆるる at 18:30 | SAVE JAPAN | この記事のURL | コメント(0)
「協働推進フォーラム 地方共助社会づくり懇談会in宮城」@ [2015年02月03日(Tue)]
1月28日に内閣府、宮城県主催の
「協働推進フォーラム 地方共助社会づくり懇談会in宮城」が開催されました。

今注目される「協働」をテーマにした基調講演。
各地で共助社会を実践されているNPO法人の方々を迎えてのパネルディスカッション。
そして「顔の見える関係づくり」を目的にしたNPOと行政職員による交流会
と盛り沢山の内容で進められました。

全体.jpg

県内外からの参加者は総勢73名。
「勉強になる良い話が聞けた」「実際に取り組んでいる方の実例を聞けてよかった」
など喜びの声も頂戴しました。

それでは、簡略ではありますが、フォーラムの様子をお伝え致します。

まずは、基調講演「協働による市民社会の可能性を探る」。

お話頂くのは「きょうとNPOセンター」を設立後、
日本初のNPO法人放送局「京都コミュニティ放送」を立ち上げ、
現在は「公益財団法人 京都地域創造基金」理事長でいらっしゃる深尾昌峰氏です。

深尾さん.jpg

「持続可能な地域社会の創造に向けて」と題し、
地方やNPOの現状、これからあり方をお話いただきました。
そのポイントをまとめてみると・・・

・・・○・・・○・・・○・・・○・・・○・・・

●現代で問題視されている「少子高齢化」について

都市部では実感しにくく、地方の問題だと言われているが、
「介護難民」や「買い物難民」が都市部でも急増している。
少子高齢化の問題を具体的に考えていかねばならない。

●地方消滅論について

地方には、たくさんの資源がある。
東京がその地方の資源を吸い取るという従来の構造を見直さなければいけない。
人口減少をチャンスにかえ、
自分たちで地域を守り、構築し、地域構造を見直そう。

●NPOの現状

NPO団体の活動が盛んになるのに並行して、
NPOに関する制度・仕組みが発達し、
本来持っていた先駆性や自立性といった市民活動らしさが回収されてしまう。

●今の「当たり前」は誰かの「ほっとけない」から始まっている

社会課題の解決は、
課題に気づき「ほっとけない」と思った人が行動を起こすことから始まる。
その人たちの草の根活動を経て、社会に広がっていく。

それが浸透したところで、
社会全体の課題、自治体の政策課題になり、
税金を投入したり、制度になったりする。

NP0等の活動がはじまる「ほっとけない」の時点で、
その活動に共感し、支えようとする共助の領域を
いかに豊かにしていくかが大切であり、
それが未来の地域の形につながっていく。

●信用金庫の役目

地域に根差した存在である信用金庫。
信用金庫自身も、
自分たちがNPOと行政のつなぎ役なれるのではないかと気づき始めている。

●共助社会に必要な人材

NPOの活動に共鳴し、支えてくれる人達とどのようにつながるか。
応援してほしい人と応援したい人とが、
地域について考えていく機会をつくる。
お金だけじゃない関係性大切である。

さらにそれをデザイン、プロデュースしていく人材、
行政の立場、企業の立場、市民の立場と双方に立てる人材が
今後必要になってくる。

・・・○・・・○・・・○・・・○・・・○・・・

以上が、深尾氏が短い時間で伝えようと熱弁下さった内容です。
持続可能な地域づくりに向けて
身近なところにも、足がかりとなる様々なヒントが隠れていることを教えて頂きました。

参加者.jpg

うんうん、とうなずきながら熱心に聞いていた参加者に
きっと届いたことでしょう。

深尾さん、貴重なお話、ありがとうございました!

>>
次プログラム「パネルディスカッション」へつづく。
Posted by NPO法人杜の伝言板ゆるる at 12:16 | SAVE JAPAN | この記事のURL | コメント(0)