石巻市NPO支援オフィス10周年記念フォーラムに参加しました [2013年02月15日(Fri)]
2月2日、いつもお世話になっているいしのまきNPOセンターさんの運営する「石巻市NPO支援オフィス」の10周年記念フォーラムに、スタッフ3名で参加してきました。
第1部は、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表の川北秀人さんによる「活動・現場だけでなく、しくみ・社会にもかかわるNPOに」と題した基調講演です。復興も落ち着けば、通常のまちづくり。震災で人口の1割を失い、その後の人口流出で生産人口の1割が転出していく中で、高齢化や国際競争にどう立ち向かっていくのか、そのためにNPOが力をつけ、行政と協働していかなくてはならないという話は、被災地に住む私たちに突き付けられた厳しい現実でした。 第2部は、10周年を機に、震災後の石巻の復興を担ってきた若い人たちをパネリストに、10年先を見据えたNPO支援を考えたいと、いしのまきNPOセンター専務理事木村正樹さんのコーディネートによるパネルディスカッション「10年先を見据えたNPO支援のあり方」でした。 全国からのボランティアを受け入れ、復旧・復興活動の連絡調整役として活躍する一般社団法人みらいサポート石巻の専務理事兼事務局長 中川政治さん、スポーツを通じたまちづくりから、震災後、瓦礫撤去、仮設住宅のコミュニティ支援に奔走している一般社団法人ISHINOMAKI2.0の代表理事松村剛太さん、震災後、子ども達の遊び場の確保の活動を通じて、石巻に子育て支援を広げていきたいと子育てママの交流サロンをスタートした特定非営利活動法人ベビースマイル石巻の代表理事荒木裕美さん、2012年から石巻に駐在して体験型ボランティアプログラムや牡鹿半島の漁業支援に従事する一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターのスタッフ奥村早苗さん4名、それぞれの震災後から今、そして未来への展望について話を聞かせてもらいました。 震災後のボランティアやNPOの活躍で、石巻市民とNPOとの距離が縮まったという話を、壇上の若いパネリスト達が体現しているようで、今後のNPOのあり方が大きく変わる予感も感じたフォーラムでした。 県内2番目の老舗NPO支援施設として、石巻NPO支援オフィスのますますの活躍と発展を心からお祈りするとともに、これからも、一緒に頑張っていきたいと思います。 |