去る9月4日(金)
「平成27年度ボランティアコーディネーター研修」を受講して参りました!
連続講座の第1回目は、
講師である東北福祉大学 総合福祉学部 社会福祉学科の千葉伸彦先生に
ボランティアの語源にはじまり、その動向や、
ボランティアコーディネーターの役割などについて講義いただきました。
研修には、石巻や女川、気仙沼、栗原など、
県内各地から約50名の関係者が参加。
「ボランティア」に対する関心度の高さと、必要性を感じました。
今回の研修は、グループに分かれてのワークが中心。
ボランティアを受け入れる場合、
「何が問題か」「こんな場合はどうするか」などの事例問題があり、
それを個人で考え、グループで意見交換して、
全体で共有するという流れで進められました。
県内の社会福祉協議会やボランティアセンター、 NPO法人、任意団体、
市民センター、福祉関係の団体など、
さまざまな立場の方々が参加されていたため、
各々の現場の現状や実例などを聞くことができ、
学ぶことが多くありました。
「ボランティア」とは、
「市民一人一人が社会をつくる一員であることを自覚して、
自発的に社会の課題に取り組む」こと。
市民のみなさんに協力してもらったアンケート統計によると、
・「ボランティア」に関心がある人
・「ボランティア」の言葉を知っている人
・「ボランティア」の言葉を使ったことがある人
は、8割程度と関心度は非常に多いそうです。
そんな中、実際にボランティアに参加したことがあるか、
を問うと、3割にも満たないとのこと。
言葉は普及しても、社会に根づいたとはいえないのが現状のようです。
その理由として、
・関心はあるが、何をすればよいのか分からない。
・どんな手続きが必要なのか
・その受入先がどんな活動をしているのか不明確
・受入先の信頼度が欠ける
という声もあるとのこと。
ボランティアとして、
社会のために役立つ活動がしたい!
という熱意を無駄にしないためにも、
受入側の正確な情報公開の必要性。
そして、お互いの想いや意向を十分にすり合わせる
オリエンテーションの重要性も感じました。
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ゆるるにも、月刊誌の発送作業をはじめとする、
さまざまな業務でご協力いただいているボランティアさんがいます。
ゆるるの趣旨を理解・賛同いただいたうえで、
お力添えいただいているボランティアさんに、
ゆるるの一員として、有意義な時間を共有できるよう、
何が必要か、改めて考える機会となる研修でした。
来月の研修もまた、さまざまなことを吸収し、
少しでもボランティアコーディネートの力を身につけられるよう
身を引き締めて参加して参ります!