理事コラム「変化の兆しはどこに?〜市民活動と社会教育〜」 [2012年11月28日(Wed)]
杜の伝言板ゆるるでは、隔月で事務局通信を発行しています。今月から、事務局通信の巻頭で連載している理事のリレーエッセイ「理事コラム」をブログでもご紹介させて頂きます。 第1回目となるH24年12月1日号の理事コラムは、今年度から新しく理事となって頂いた宮城教育大学教授で社会教育などが専門分野の梨本雄太郎さんに担当頂きました。ぜひ、ご一読ください。 変化の兆しはどこに?〜市民活動と社会教育〜 特定非営利活動法人杜の伝言板ゆるる 理事 梨本 雄太郎 私の専門である社会教育という領域は、学校教育の枠組みの外に存在するさまざまな学びや学習を支援するしくみに関わっています。第二次世界大戦後の焼け野原で生まれた社会教育は、市民の力で復興を成し遂げ、新しい民主主義の社会を実現するために不可欠の基盤として位置づけられてきました。公民館や図書館・博物館といった施設を拠点に、まちづくり・福祉・環境などの課題に取り組み、社会のあり方や人の生き方を問い直すような学びの実践は、女性や高齢者など多くの市民が社会と関わる機会になってきたのです。 |