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来日した春蕾生からのメッセージ 第6回 [2015年10月28日(Wed)]
今年8月に来日した、「25の小さな夢基金」で支援する雲南省少数民族の女子高校生8名による協会へのメッセージと感想を紹介しているシリーズ。第6回目は2年生になった熊艶美さん(リス族)です。

日本雲南聯誼協会のみなさまへ
 こんにちは!
 みなさまのお気遣いに感謝します。みなさまは愛によって私たちを支えてくださいました。このたび日本に遊学する機会を得ましたことは、まさにみなさまの私心のないご援助があったからこそです。言葉では言い表せないほどの感激でいっぱいです。みなさまのご好意を無駄にすることなく、日本訪問を今後の勉学の動力源にしていきます。ありがとうございました!


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日本の感想
 物事には経験しないとわからないものがある、と言います。わずかながらも日本を理解できたのは、今回日本を訪問する機会を与えられたからかもしれません。私が日本について知っていたことは、太平洋の島国であること、茶道文化、武士道精神、日本料理が評判になっていること、これがすべてでした。初めて日本に行って知ったことは、日本が礼節をとても重んじる国だということです。混雑した人ごみの中で道を譲ると、相手は気持ちよくお辞儀をして微笑を返してくれ、私はとても嬉しくなりました。

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 日本の国土面積は狭いので、日本人はとても資源を節約し、緑化率がとても高く、街路樹の列を目にします。ゴミがなく清潔な街路、自然体系を活かして作られたレストラン、精密でかつ環境に配慮された紙、どれもが調和と安らぎを感じさせます。中国人以上に日本人が親切で、おもてなしを好むところに感激しました。

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 ボランティアのおじさまやお姉さま、聯誼協会の職員の方々は隅々まで心を配っていただきとても感動しました。ボランティアのおじさまは私たちの日程を計画し、宿泊施設やレストランを手配し、全行程に付き添ってくれました。朝から晩まで動き回り、私たち以上に疲れているはずなのに、却って励ましてくれたり、見学に気を取られていると記念写真を撮ってくれたりしました。上原おじさまや協会のみなさま、その他私たちに尽くしていただいた方々に感謝します。愛情いっぱいの旅行でした!

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 東京はその呼び名にふさわしい国際都市です。繁栄がそれを象徴しています。たくさんの外国人が集まっています。金髪で青い目をしたヨーロッパ人や黄色人種の典型であるアジア人など、さまざまな国の人々が行き交い、お土産屋さんやお菓子屋さん、商店は大賑わいです。日本の美しく精巧な商品に誰もが頷き、私たちも目を奪われてしまいました。見ているだけで楽しくなります。東京のサービスもまた行き届いています。従業員はつねに口元に微笑みを絶やさず、私たちを楽しい気分にしてくれます。言葉が通じなくても、困ることはひとつもありません。そうです!微笑みは最良の通行証なのです。でも、私も含めて人はときどき微笑みを忘れてしまいます。仮に貴方がレストランで食事をしているときに、なにか欲しいものがあっても貴方は動く必要はありません。気配り周到な店員さんが丁寧に貴方のほしいものを揃えてくれます。そればかりか記念写真も撮影してくれます。

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 いちばん印象深かったのは日本の交通です。日本は発展した国で国民の生活水準が高いにもかかわらず、自家用車がとても少ないので排気ガスが少なく、渋滞問題なども解決しています。公共交通が非常に発達していて秩序も良好です。人々は忙しそうに早足で歩いていますが、人の流れはスムーズです。これは日本人の謙虚さや礼儀を重んじる素質のお陰だと思います。それは私たちが見習う価値があるものです。


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【東京本部事務局】