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来日した春蕾生からのメッセージ 第2回 [2015年10月16日(Fri)]
8月に来日した昆明女子中学の高校生からのメッセージなどを引き続きご紹介いたします。今回も3年生で、名前は田香香さん(チワン族)です。

日本雲南聯誼協会のみなさまへ
 日本訪問の機会を与えていただき、日本雲南聯誼協会のみなさまに心から感謝を申し上げます。みなさまのご配慮により、たくさんの方々にお会いすることができ、とても光栄です。私は、現在、みなさまになんのお返しもできません。唯一、勉強に邁進してよい大学へ進み、優秀な成績を残すことで、みなさまのご恩に応えたいと思います。一人の優秀な女性となり、みなさまからいただいた愛情を後輩に伝え続けます。重ねて、皆様のお心遣いに御礼を申し上げます。


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日本旅行の感想
 今回日本訪問の機会を得て、私は名誉と喜びを感じました。飛行機を降り建物へ入った途端、中は静かで、清潔で、空気の清々しさを感じました。成田空港から東京までバスに乗りました。バスにはトイレがあったのですが、匂いはまったくしませんでした。道路の上には埃も泥も見当たりません。横を走る車もピカピカ。道路の両脇にはたくさんの樹木が植えられていて、緑に輝いていました。以下、私が日本で受けた感想です。

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 日本の環境保護意識はとても強い。市内のどの道路を歩いても紙くずやビニール袋は見当たりません。喫煙は指定された場所でのみ可能で、歩きながらタバコを吸っている人はいません。罰則が厳しいらしいです。市民は生活ゴミを自分で分類してまとめ、決められた時間に、決められた場所に置きます。ゴミに対する資源意識がとても高いからです。

 日本は世界でも森林面積が広い国の一つ。68%の面積率があり、国道の両側にはどこでも森林を見ることができます。中国の森林面積率はわずか18.7%、世界第130位です。日本の伝統的な家屋は木造ですが、建築用の木材は輸入しています。

 日本人は高い教養をもっている。商店の接客態度、挨拶、客への対応などにそれを見ることができます。東京は人口1200万人の大都市ですが、電車やバスの乗り降りで乗客が揉み合う現象は見当たりません。デパートのエスカレーターでは誰もが左側に立ち、右側のスペースは急ぐ人のために空けます。

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 日本人はとても礼儀正しい。日本人は朝晩挨拶をします。ご飯を食べるときは「いただきます」(原文:我开吃了=食べ始める)、食べ終わったら「ごちそうさまでした」(原文:我吃饱了=お腹いっぱい)と言います。どの商店に行っても、入るときは「いらっしゃいませ」、出るときには「ありがとうございました」と必ず声をかけられます。私は日本語を話せませんが、今回の旅行で私がいちばん多く喋ったのは「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」でした。

 日本では水道の水を直接飲むことができる。水資源が豊富。

 日本のサービスは一流。商店で買い物をすると店員さんが英語で説明してれくれ、商品を一点一点手にとって見せてくれます。態度も言葉使いもとても丁寧で、客は女王様の気分になります。特に印象に残ったのはトイレです。子どもを座らせる専用の場所があり、子どもを抱えた人にはとても便利です。

 日本は物価や交通費がとても高い。色紙は昆明では高くても4元ですが、日本では300円(15元)しました。ただ、日本では貧富の差は小さいです。家庭ごとに1台以上の車をもち、三連休にはドライブ旅行に出かけます。職業に貴賎はありません。公務員の給料はそれほど高くはなく、一般の給料は高いようです。農村と都市も大きな格差はありません。

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 概して、日本は科学技術と経済が発展した、一流のサービス先進国です。今回の日本旅行で、私は日本独特の文化に感銘を受けました。
 
 この旅行中、もう一つ大きな感銘を受けたことがあります。同行した先生、学生との共同生活を忘れることができません。仲間として親睦を深め、互いに助け合い、二人の先生は私たちをずっと指導してくれて、あれ程親密に接したのは初めてでした。どこの風物がどうだったと一緒になって話し合ったり、写真を撮ってくれたり、私の成績を心配してくれたり、かつてこれほど私の勉強を気遣ってくれた人はいません。そして、聯誼協会の上原さん、平田さん、黒沼さん、林娜さんの気遣いを忘れることはできません。中でも上原さんは毎日私たちに付き添い、私たちの面倒をみてくれました。特に感謝します。

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 今回の日本旅行はたくさんの方々の力添えで実現できました。私はとても幸せです。できることなら時間を止めて、あの素敵な夢を見続けたいです。でもそれは不可能です。ならば、あの一日、一分、一秒を永遠に心に残しておきたいと思います!

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【東京本部事務局】