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私の故郷07-桃源郷 [2011年01月06日(Thu)]


皆さん、新年明けましておめでとうございます! お正月休みはいかがでしたか?
東京事務局は5日に無事仕事始めを迎えましたOK!2

さて、2011年のブログは、お久しぶり「25の小さな夢基金」春蕾クラスの女の子たち小顔が、自分の故郷を紹介する連載「私の故郷」第7弾からスタートマラソンダッシュ

今回はペー族の莽徳芬さんが、
ぴかぴか(新しい)大理州ぴかぴか(新しい)にある故郷の村を紹介してくださいます目がハート
まだ電気が通っていないというその故郷、
「桃源郷」のように素敵な場所だということですハート3(大きい&小さい)





その7「桃源郷」

 
は大理州雲龍県宝富郷の寒冷山岳地帯から来ました。そこは交通の行き来が少なく、まだ電気も通っていません。私の実家は標高の高い山の上にあるので、村人はみんなとうもろこし、くるみ、山椒などを作って、質素な農村生活を送っています。 ここはペー族(白族)の住む地域で、祝日になると皆集まって輪になり「覇王鞭」という踊りを踊ります。「農家楽(※旅行者向けの農村の雰囲気を味わえるようなリゾート施設)」はないけれど、村全体が楽しい気分で溢れます。


ー族の人々は皆とても親切で、よその土地から商売をしに人がくると、皆親切に歓迎して家に泊めてあげます。たとえよその土地の人たちの言語がわからなくても、商売に来た人たちをお客さんと同じように親切にもてなします。「来者是客(来る者は客)」とはつまりこのことです。雨の日には、もし別の人の田んぼが自分の家の近くにあれば、農作業をしている人たちを自分の家で雨宿りさせ、ご飯を食べさせたりして、お客さんのように扱います。これこそがよく言われる「下雨天来客,主人怪不得(雨の日に客が来るのを主人はとがめる訳にはいかない)」ということです。


になると村人は農作物の種まきをしてから、連れ立って山の上に草薬を摘みに行き、乾燥させてから街で売ります。実りの季節になると助け合って農作物を刈り取ります。村人たちはとても疲れますが、日中に刈り取りがおわらないと困るので一所懸命に働きます。


季にはみんな山に牛肝菌(※ポルチーニ茸)というキノコを採りに行って、いぶすか塩漬けにしてから街に出て売ります。けっこうよく売れるんですよ!この他にも、山椒や胡桃を摘んで売りにいったりして生計を立てています。まだあまり発展していないけれど、賑やかな所です。私の故郷はまるで桃源郷のようで、碧い水、青い空、そしてきれいな空気があって、人々はみんな陽がのぼるとともに動き出し、日が沈むとともに休み、とても味わい深い生活を送っています。けれど村人も、故郷に便利な情報やニュースが届いて“古い”生活スタイルを改善できるように、早く電気が通ることを願っています。私は私を育ててくれたこの土地を愛しています。もっと多くの人が私の故郷を知ってくれればいいなぁと思います。












文:莽徳芬(夢基金第4期生)
【翻訳:大滝美佳(ボランティア)】




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「私の故郷」バックナンバー

第06回 隠れた名所!東川―彭安麗(漢族)
第05回 黄金色のふるさと―王丹丹(プイ族)
第04回 世界を愛するために―雷木門(チンポー族)
第03回 多種多彩!故郷の民族―雷会蘭(タイ族)
第02回 自己紹介―賀金菊(リス族)
第01回 棚田の故郷―呉仙(ハニ族)


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