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夢は叶う―新井会長講演記M [2010年11月13日(Sat)]


第14回 中国の夢、日本の夢 ‐その3‐

 経済発展の歴史は、期間を長く取ればとるほど、面白くなくなります。どの国も結局、同じことということになるからです。20世紀全体、100年という物差しで各国の経済成長率を弾いて見ますと、先進国といわれる国はみんな2%前後になり、違いは出てきません。先進15カ国のうち13か国までが100年間、毎年、1.6%から2%で伸びていたという結果になっています。コンマ以下を四捨五入すれば2%です。

 その中でちょっと、違う傾向なのは日本が平均3%で高く、英国が1.4%と低かったことです。それはいまから110年前の20世紀の始まりでは、15カ国のうち日本が一番、貧しかったからです。反対に英国は当時世界1の豊かな国だったからといわれています。ケ小平氏の「貧乏だから白紙に絵が描ける」という利点を20世紀を通じて一番、享受したのが日本だったということです。その意味では中国の世界中が目をこらし拍手する大躍進は、成長のスタートが遅れたからということもいえます。しかし、スタートが遅れたことが躍進の条件ならば、アフリカのような国も成長がなくてはいけないことになります。現実にはアフリカはどん底経済が続いています。中国は基本的にケ小平氏に代表されるよき指導者に恵まれたから成長しているということでしょう。

 しかし、高い成長は30年の歴史的ジンクスもあります。夢の実現には成長の確保が何より大切です。中国経済が高成長を維持している間にみなさんは夢の実現を考えてもらいたいと思います。そして願うことなら、中国の成長がかつてのように沿岸部だけでなく内陸部を巻き込んだ末長い成長につながれば幸いです。隣国である日本にとってもありがたいことです。

≪続く…≫




新井淳一さん略歴
1940年、仙台市生まれ。東大経済学部を卒業後、日本経済新聞社に入社。金融担に始まり通商政策、外交、景気、財政などを担当、1975年にNY特派員。帰国後は雑誌編集・編集局経済部長・東京本社編集局長を歴任、2008年、代表取締役で日経を退社。現在は社団法人日本経済研究センターの会長を務める。2010年10月より日本雲南聯誼協会顧問。