ちょっと珍しい米線 [2009年01月13日(Tue)]
ちょっと珍しい米綫 米綫はお米の粉から作った麺で、雲南の名物です。 薄く切った肉や、野菜などを熱々のスープに入れて麺と一緒に食べる米綫は、寒い冬には体が温まってとってもおいしいんですよ!。 今日は、雲南支部からちょっと変わった米綫をご紹介しましょう。 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 田ウナギ米綫は雲南省玉渓市の名物です。 その特徴は具にスープをかけるとき、洗練された調味料を選び工夫してかけるという点にあり、それにより極上の味になります。 作り方は、まず腕の長さ位の活きた田ウナギを選び、さばき、内臓と骨をとっておろします。また小切りされた豚の皮の干物を水で戻し、ニラはさっと茹で、ハッカは洗って用意しておきます。 鍋を火にかけ、サラダ油をいれ、大量のニンニクのかけらを黄色くなるまで揚げます。 そこへ、みそ(昭通醤)と田ウナギを入れて炒め、七割方火が通った時にスープを加え、ラー油、山椒、八角、醤、ブラックペーパーなどの調味料を入れて煮込みます。 別の鍋で油揚げした豚の皮をスープで煮込みます。そして、田ウナギと豚の皮を混ぜ合わせて更に煮込むと具の完成です。 最後に米綫を熱いお湯にを通し、田ウナギのスープに入れ、調味料で味を調えるとできあがり 脂っこくなく、丁度よい味の濃さで、大変美味です。 各自のお好みで調味料を入れて、甘い、辛い、すっぱいなど調整することもできます。 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 田ウナギ米綫の由来は、地元ではこう言われています。 昔々、ある貧しい農民が年老いてから子どもが出来ました。 親戚中がお祝いに来ましたが、その家はもう半年も肉を食べたことがありません。 親戚をもてなす物がなく、仕方がないので川に行って田ウナギを捕って、米綫に入れて接待しましたが、それを食べたお客さんが皆その料理を褒めて、何という名前かと聞きました。 ご主人は適当に“田ウナギ米綫”と答え、それからその料理は田ウナギ米綫のまま広がっていきましたとさ。 |