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ふれあいの旅 旅行記H [2008年07月03日(Thu)]

▲其の九 支援第17校目茂頂小学校開校式・交流会▲

 揺られ続けたマイクロバスは、村の入り口で止まった。そこには農家が一軒あるのみ。ここから目指す学校までは小型車でないと通れない。
 やがて迎えの四輪駆動車が降りてきた。
 分散して乗り込む。

 道はさらに険しくなり左下は崖、大丈夫だろうか…。
 
そんな時運転手の携帯電話が鳴り話だす。

 「おお 片手運転で崖に落ちないで困った

 「早く携帯を切ってくれ困った困った

 いくら慣れた道でもヒヤヒヤものである。住宅が見えてきた。「ここだな」と思ったら更に上へ上へと進む。

 「こんな上に学校や集落があるのかな」

 30分冷や汗を流しやがて到着した。
 まさに崖の上の集落である。
 しかしそれより更に高いところに住宅が点在しているではないか。チベット族の生活の凄さに恐れ入る。

 車から降りると地元小学校の校長先生はじめ各先生方が民族衣装で迎えてくれた。白い布をかけお酒でウエルカム音符。 

小学生が両側に並んで歓迎の歌や挨拶をしている。
 やっと学校に着いた。歩いて数分で小学校の校庭があり、両側に校舎、向かいにトイレがある。校庭は舗装されバスケットの練習ができるようになっている。開校式の準備のため机と椅子が並べられている。
 その机には日本・雲南聯誼協会と支援者の方のお名前が書かれている。
 最初に校長先生の案内で支援した校舎と机を見せてくれた。

 新しい校舎キラキラはほぼ出来上がっており、周りの付帯工事が行われている。校舎は1階建ての2教室。入口には日中友好「望峰楼山」竣工2008年5月30日と書かれている。望峰楼の名前は、支援者である峰尾団長が命名したとのこと。教室に入るとSさんが支援した机が並べられている。ここで小学生たちが勉学に励むことであろう。また正面には2階建の教室が建設されており、他の資金で建てられたとのことである。
 
 このような各資金の提供により、分校のようであった小学校は「茂頂完小」となり、安定した学校に生まれ変わったのである。
 右側にある宿舎は、1階男子生徒、2階女子生徒に区分され、2段ベットが並んでいる。見た限りでは衛生環境が良いとは言えない。
 通学不可能な生徒が寄宿舎に入っている。校庭の隣には以前からの2階建ての教室があり、新校舎が使えるようになるまでここで授業が行われている。その教室の2部屋で我々は宿泊したのである。

 視察している間に生徒たちは開校式のため校庭の段差のある階段に並んでいる。村人も大勢その後ろで座っている。中国側関係者席と日本側関係者席に分かれて座る。


16時10分校長先生の司会で開校式が始まった拍手

(つづく)