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研修会レポートその5 [2009年10月06日(Tue)]

皆さんこんにちは!笑顔
前回は、保健衛生専門家の齋藤さんから、研修を終えた白雲小学校の先生たちが実際に授業をおこなった様子をお伝えしました。

さてさて、省都昆明にて行った怒江州の先生たちの研修はどうなっているでしょう?
本日は昆明での研修2日目の様子をお伝えしますびっくり

1日目、手洗いの仕方を学んだ先生たちですが、さて、手洗い前と後では、雑菌が減っているのでしょうか??
その結果はいかに?!
寒天培地に生えた雑菌を見ると、「おぉぉぉー困った笑い落ち込み」という驚きの声。
目に見える形で手洗いの効果を知った先生たち、齋藤さんからはさらに講義で各国での手洗い調査報告のお話がありました。メモ

続いて、パネルシアターの作成。
パネルシアターは、動く紙芝居とも呼ばれていて、白い布で作った舞台の上に、イラストを書いた紙を貼ったり裏返したり動かしながらお話を進めるものです。視覚的に訴える力が強いので、子どもたちになにかを伝えるには持って来い女の子男の子!の教材なんですよハート

4つのグループそれぞれに、ストーリーや登場人物、台詞を考えてもらい、イラストを描いてもらいました。

こちらは先生たちの作品。
少数民族の衣装をまとったキャラクターを描いたこのグループ、なかなかの腕前ですよね冠

そして4つのグループがそれぞれ発表を行いました。
どんなお話ができたのでしょうか。。

怒族のお祭りの日。
都会へ出稼ぎに出ていたお兄さんが村の家に戻ってきます。
家族は喜んで、手で食べる伝統の郷土料理を用意してお兄さんの帰宅を喜び、祝います。
村人や家族はみんな手をきれいに洗ってからご飯を食べます。
ところが、、、
故郷のご飯を食べるのが久し振りで、待ち切れなかったお兄さんはついつい手を洗わずにご飯を食べてしまいます。
村のお祭りが始まりました。
みんなが集まり、歌って踊って、、
そんな最中、急にお兄さんはお腹を壊してしまい、病院に運ばれて、、、、
というストーリー。

4つのグループがそれぞれ独創的なストーリーを見事に演じ、参加者も私たちも大笑い(!)の大盛り上がりで、素敵なパネルシアター発表会となったのでした。

(つづく・・・クローバー
(JYFAしっちー)

研修会レポート その4 [2009年09月17日(Thu)]

レポートBからの続き・・・)

授業のお題は、衛生に関するものなら何でもOK。
グループごとに簡単なストーリー仕立てにしてもらいます。
ストーリーって言われても、困っちゃうなぁとなかなか話し合いは進みませんが、こちらが少しヒントを与えると、手が動き始めました!
みな、思い思いのカラフルな色ハイビスカスを塗っていきます。
もう一つの李校長のクラスでも、3時半から並行して衛生授業が始まりました。
しかし!
李校長先生は、授業中にかかってきた携帯電話に出て話し始めると困った、用事ができた、といって一向に戻ってきません汗
私たちプロジェクトスタッフが授業をすすめては、あまり意味がありません。
何老師に助けを求めますが、結局先生は来ず、プロジェクトスタッフだけで進めることに困った
ペープサート作成中は、熱心に作っていた子供達も作り終わってくるとふざけ始めます。グループごとの発表を始めようと思っても一向に静かになりません。
「静かにー!」と私と雲南支部のリンさんの2人で何度も大声で叫んでも、効果なし。
ふぅーダッシュ、小学校の先生って大変だ悲しい

先生たちがホウキや棒で子供たちを叩くそぶりを見せて静かにさせるのも、納得。そうしないと、静かにならないものね。
グループワークや、皆の前で発表することに慣れていない子供たち。皆よく考えて頑張って作ってくれました。
お母さんへ「トイレの後は手を洗ってね。」とメッセージを書いた子も。
文字が上下逆さまですが・・・・汗

手洗いは、非常に簡単で身近な衛生行為の一つですが、継続した石鹸による手洗いによって、肺炎や下痢などの感染症を予防することが可能です。また、小学生の彼らが衛生行為を身につけることで、彼らが家に帰った時に、感染症によって命がおびやかされるリスクの高い赤ちゃんや老人たちに感染症を移すことを予防することもできます。

せっかくの機会ですから、学校全体で衛生意識を盛り上げよう、と夜に他学年の生徒たちを招いて、衛生に関する発表会を開催しました。
子どもたちも、恥ずかしがりながらも、大きな声で発表できました。
先生方の研修での作品発表も行いました。
夜ごはんのあと、しっかり何度も練習を重ねていた先生衆。
もちろん、結果は大成功!
子供達は大盛り上がり。

単純で身近であるがゆえに、軽視されがちな手洗いという衛生行為。
身に付いた習慣を変えるのは、誰でも容易ではありません。
私たちは、まずは柔軟な小学生の子供達に学校で習慣を身につけてもらって、そして、子供たちから地域の人々へと広がっていくことを期待しています。

がんばれ!小さなヘルスプロモーター!
(齋藤順子)

研修会レポート その3 [2009年09月14日(Mon)]

さて、3回目の今日は、プロジェクトに保健衛生専門家として参加してくださった齋藤さんからのレポートです。
前回のレポートでは、先生たちが、衛生概念を改善することの重要性を理解しながらも授業の実施に不安を抱いていることが分かりました。
研修を終えた先生たちは、困難を乗り越えどのように実際の授業を行っていくのでしょうか?

***
昆明での研修に残念ながら参加できなかった白雲小学校の先生たちに、週末を利用した1日半の出張研修が無事に終了。
8月30日(日)の夕方には寄宿生の子供たちが月曜日からの授業に備え学校に戻り、週末の静けさは嘘のように、賑やかな声がキャッキャと響きます。

学校をうろうろしている見知らぬ私に、みな、興味しんしんな様子。
遠巻きにこちらを見ている子もいれば、
あなたは先生なの?
と果敢に質問してくる子も。
(うーん。先生じゃないけど、汗まぁ、先生って呼んでくれてもいいよ!?ウインク

月曜日は、5年生2クラスを対象に、研修に参加した先生方に実際に衛生授業を行ってもらいます。
授業は2時から。

私からは、ペープサートを子供に作らせてほしいと伝えただけでしたが、パネルシアターも使う気まんまんで、何先生は自らボードを教室へ運びます力こぶ

教室に運ばれたカラーペンやクレヨン、画用紙などの見慣れぬ文房具や、グループワークができるように机を向かい合って並べるいつもと違うスタイルに、子どもたちは一体何が始まるのだろう。。。と大注目。何老師が、文房具には触わってはいけない、と厳しく言ったので、みな手は膝の上。でも視線は釘付け。やんちゃな男子児童がクレヨンを触ろうとすると、女子児童が手をパシリ。
気づくと他学年の子供たちも集まり、教室の外にはひとだかりです。
さーて、いよいよ授業のスタートです。


授業の導入は、何人かの児童を当てて、どのように普段手を洗っているか説明してもらいます。その後、ペープサートを用いて手洗いの必要性を説明し、手洗い6ステップ講座。手洗いの際の注意事項も、きちんと子供たちに伝えてくれています。子供たちも実践しながら熱心に聞き入っています。
さすが教えるプロ、うまいなぁと思いますヒヨコ

(齋藤順子)
(授業の様子はレポートCにつづく…)
研修会レポート その2 [2009年09月02日(Wed)]

「100万回の手洗いプロジェクト」研修会(研修会については、前回記事をご参照ください→こちら)では、研修中の4日間、毎朝欠かさず参加者の先生たちにしてもらったことがあります。

それは、今日一日の「期待」と「不安」を短冊に一人ずつ書いてもらうことです。

日本人が中心になって行う研修に、雲南省の小学校の先生方はどんな期待と不安を持って臨んでいるのでしょう…
私たちプロジェクトチームならずとも、ちょっと気になりますよね?女の子

まず、先生たちはこの研修にどんな「期待キラキラ」を持っているのでしょうか。少しご紹介。
「知らない衛生知識を得ること」
「楽しく一日の勉強を終えたい」
「新しい授業のやりかたを学びたい」
などなど意欲たっぷり。研修では、学校保健の大切さの講義も入っていましたから、学校が子どもたちの健康や地域の衛生環境にもたらす影響力について新たな発見があった先生も多かったようです。

一方、「不安すいません」はというと、
「学校に戻って実際に知識を生かせるだろうか」
「意思疎通がうまくできるか」
といったものや、
「研修があっという間に終わってしまうこと」
「(日本側の)先生が疲れてしまうことが不安です」
こちらがうれしくなってしまうようなものもラブありました。

中国の多くの学校や会社では、昼休みが2時間ほどあり、昼寝の習慣があります。今回の研修でも「昼寝の時間が欲しい!ZZZ」なんていう意見もあり、異国での研修ではそういうことを考慮しなければいけないのかー、なんて妙に納得したものでした。

研修終了時に行ったアンケート調査では、「研修は楽しかった」「ためになった」という評価を全員から(!!)もらいました拍手
「研修内容を学校で実践できるかどうか」という問いには、「大体できるだろう」という答えが多かったのですが、どのような困難が考えられるかを実際に書いてもらうと、

「このような方式の授業は好きだ。しかし、自分がやろうと思うと少し困難。子どもたちはすでに受身の習慣ができているので、自ら何かをする能力が弱いことや、山村からきているため適応するのが困難だと思われること、また、このような方式の授業の実施には多くの時間が必要(先生のアンケートより)」

というような意見が目立ちました。良いと思ったものを取り入れる先生達の前向きな姿勢はあれど、実施していくには多くの困難があることもまた事実なのです。

雲南の山奥の学校は特に教科書の音読や暗記、書き写しが中心の授業が多い

各学校には、授業を実施できるように材料を配布し、先生方にもお願いをしましたが、実際の授業の様子は今後モニタリングしていく必要があります。先生たちの頑張りが今後、協会の「50の小学校プロジェクト」にて支援した小学校の子どもたちや地域にどのような変化をもたらすのでしょうか。時間はかかりますが、私たちは背中をそっと押しながらずっと見守っていきたいと思います。
(つづく…)
(JYFAしっちージョッキ
研修会レポート その1 [2009年08月27日(Thu)]
協会の支援する小学校のうち、今回は怒江州から22名の先生たちが昆明に集いました。8月17日から4日間に渡り、学校保健の知識と教授方法を中心に、我々プロジェクトチームの企画した研修を実施しました。

予想していた以上に先生たちのやる気が高く、それに私たちが助けられた部分も多く、新たな発見が連続の4日間でした。さて、そんな「100万回の手洗いプロジェクト」研修会第一日目の模様をお伝えしまーす!


初日の齊藤さん(保健衛生専門家)の講義では、正しい手洗いの方法を勉強しました。参加者の先生たち、表情は真剣そのもの。


実際に手洗いでどの程度細菌がなくなるのか、「寒天培地」を使った実験です!代表の先生に手洗いを実演してもらいます。
「まちがってるよ!!」
正しい手順で手洗いできているか、参加者全員からの厳しいチェック(野次??!)が入ります。実験結果は翌日にわかります、先生たち、照れながらも一生懸命やってくれました。

 

午後からは、保健衛生ポスターの作成とロールプレイング。先生たちはそれぞれアイデアを出して一人一枚作成しました。


グループごとのロールプレイングでは、先生たちが子供や子供の家族になり、演技をします。各グループには、中国の大学生ボランティアも入ります。
「学校で手洗いのポスターを作ったよ!みんなこれからは手洗いをしてね!」
「なんでそんなことするんだい」
「お母さんは今まで一度だって手を洗ったことがないよ」
「手洗いで手を清潔にすると、病気を防げるんだ」
こんなやりとりをグループごとに発表しました。機転のきいたセリフに会場は今日一番の盛り上がりを見せました。

つづく。

(JYFAしっちー)
力作! [2009年08月04日(Tue)]
キラキラ皆さんこんにちは!

100万回の手洗いプロジェクトでは、当協会で学校建設支援を行った小学校のうち、怒江州と紅河州から6校の先生たち約35名が昆明に会し、8/17〜20の4日間の日程で学校保健に関する研修会を行います。

現在、協会のプロジェクトチームは研修の準備や手配に大忙し走るダッシュです。
昨日は、実際に研修で先生たちに作ってもらう「パネルシアター」という動く紙芝居教材の見本を作りました。

手洗いやゴミ捨てを行い、身体や身の回りの環境を清潔にすることの大切さを伝えるストーリーを考え病院、登場人物のキャラクター設定をした上で、一つひとつ描いて色塗りをしました。

みんなで描き描き、塗り塗り、、、

実際にやってみると、これが予想以上の大変さ笑顔汗
でも苦労した分、なかなかの作品ができあがりましたよラブ

登場人物たち 雲南省の雰囲気(?)出ていますよねぇー笑顔


どんなストーリーなのかは、まだヒミツ!?


舞台になる白地の布に貼ったり裏返したり動かしながらお話が展開します


研修に参加する先生たちの中には省都昆明に出るのは初めてという方も少なくないそうで、わたしたちにとっても参加する先生たちにとってもチャレンジがいっぱいです。また、各地域の先生たちが他地域の先生たちと一同に会して交流するような機会もないため、先生たちにとっては良い刺激になることでしょう。
さてさてどんな「化学反応宇宙人」が起こるのか?!
今からとってもわくわくします炎

今後のリハーサルや研修本番の様子も少しずつ皆さんにお伝えしていきたいと思います!

でわでわ再見ー!

(JYFAしっちーパンダ
公衆衛生専門家ウスダさんの初めて雲南省C [2008年02月27日(Wed)]

お待たせしました、公衆衛生専門家ウスダさんの「初めて雲南省滞在記」が再開です。協会では、新たな学校建設フォローアップ事業の一環として、現在、小学校の衛生環境の改善と先生・子どもたちの健康と衛生に対する対処能力の向上、子どもたちの親や村人たちへ衛生問題への気付きを促進させるために、保健衛生プロジェクトを企画しています。
1月初旬、ウスダさんと協会が調査のために向かったのは、協会支援第7校目果科小学校のある、果科村です。
さて、今回訪れた場所では、どんな体験をしたのでしょうか。

***********
天空の村-果科村へ

雲南省怒江沿いにある匹河郷の街から下流に車で30分下った目立たぬところに、天空への道がある。
目印もなく、何の変哲もない脇道を左側に入るとすぐに道は狭く急峻になる。かなりの凸凹があるにもかかわらず4輪駆動車がギリギリに通れる道幅しかない。一度の切り返しでは曲がりきれないため、ジグザグ状の道を何度も何度も切り返しながら、スイッチバックのようにゆっくり登る。視界はほどなく開け、谷の反対側の山腹に張り付いた家々が目に飛び込んでくる。マラカイトグリーンの怒江は、谷にはめ込まれた宝石のようだ。揺れはいよいよ激しくなり、車にしがみつく。と、そのとき何かの群れが横切った。
七面鳥?
なんで七面鳥?鳥

山側に身を置いているときはまだマシだが、谷川に身があるときは緊張する。谷側を見ようものならば、脚がすくんでしまう。車を降りた方がマシだと考えるようになる。その一方で、未踏の地を行くNHK取材班のようだ、なんて興奮している自分がいる。自動車

車が止まる。止まることの許されない道の前方に、トラックが猛烈に青い煙を上げながらうめいている。どこからか湧きだした水が車の深い轍に流れ込み、ぬかるみをつくった。そのぬかるみに片方のタイヤが嵌りもがいているのだ。今日は行けないのか・・。

トラックの脱出劇を見守りながらも周りの風景を楽しんでいるとき、天空の人が現れた。カゴを背負い、カマをもったその女性は、道脇の目もくらむようなトウモロコシ畑の斜面にはいつくばり、草を刈りだした。
天空の人は突如として現れた

あまりにも美しい風景とその労働の厳しさのコントラストに圧倒され、そこから動けなくなった。ぼんやりしていると後ろから声がした。トラックはチェーンを装着してようやく脱出したらしい。予定を1時間以上遅れて、協会の支援第7校目果科小学校のある果科村に到着した。

ワークショップは麓の匹河郷人民政府の支援もあってなんとか終えることができた。ここまで随行していただいた匹河郷人民政府の方々はその日のうちに麓に帰っていった。残った私たちは果科村小学校のゲストルーム?に宿泊することになった。ワークショップではゲストのように大人しく受け身だった村委員会や小学校の先生たちが、暗くなり始める頃から元気を取り戻しているように見えた。
プレゼントの文房具とボールを手に笑顔の果科小学校の先生


1700メートルと標高の高い果科村の夕暮れどきの気温変化は激しい。日が陰ると急に冷え込み、村委員会のある中庭に焚き火がたかれた。まず、じゃがいもが焚き火に投げ込まれた。次に小さな鍋を真ん中に入れ込んだ大きな鍋がかけられた。小さな鍋には箸が数本立てかけられた。小さな鍋と大きな鍋の間に発酵したトウモロコシを入れる。冷たい水をたっぷり入れた中華鍋を小さな鍋と大きな鍋にかぶるように上に置く。大きな鍋と中華鍋の隙間を密閉する。蒸留酒はこうやって造る。
これが地元のお酒だ

夕食は鳥の臓物がたっぷり入ったスープ。食べ終える間もなく、できたての蒸留酒が振る舞われる。なくなれば、すぐ造るので、尽きることはない。焼きたてのじゃがいもをほおばりながら、蒸留酒を勧められるままに飲み干す。宴はこれから始まると知るのは、後のことだった。

(公衆衛生専門家 ウスダ)
(写真:ウスダ&waterlily)

公衆衛生専門家ウスダさんの初めて雲南省B [2008年01月29日(Tue)]

年明け早々の1月7日。
第二回ワークショップ実施のため、当協会支援第11校目白云小学校へと再び向かったウスダさんと雲南支部の林さん。今日はどんな出来事がおこるのでしょうかネズミ

******

建水・白云へ出張に行く朝もいつもどおり晴れていました。
協会関係者のKさんが用意した4輪駆動の車に同乗することになり、昆明ホテルを出たのは朝8時半でした。しかし、ちょうどもうすぐ半分の道のりになろうとするところで、車が突然止まってしまった。紆余曲折の結果、ガソリンがないという結論になり、運よく通ったパトロールカーに運転手を乗せ、ガソリンの調達に行ったまでは良かったのです。

ところが、結局、ガス欠が原因ではないことが判り、通りがかりの車を警察が強引に止める始末。親切な人はいるもので、私と林さんは、その強制ヒッチハイクの車で先に建水へと向かったのでした。しかし、その車は建水までで、その先の白雲村までは、別にアレンジしなければなりません。建水華僑連合会の趙さんも白雲村のワークショップに出席することになっていたので、華僑連合会にお願いすることにしました。今いくと電話連絡があってから待てどなかなか建水華僑連合会の車が来ない。やや重めの荷物を担いで待つこと一時間、やっと来た車には何故か同じくワークショップに出席する盆科鎮の人たちも乗っていたのでした。てっきり待たせていると思い気が揉んでいたところに当人たちが現れた訳です。車がようやく白雲むらに向かい始めたころ、後から来るはずのKさんと同伴の通訳の方から、もう白雲むらに着いたとの連絡があったのでした。

ワークショップを終わらせたのは5時過ぎでした。その頃、学校前でちょっとした騒ぎがありました。薪を積み込み列をなした馬車がちょうどワークショップに出席していた副鎮長らに止められ、馬車上の農民たちが激しく叱責されていたのです。はげ山が広がり、危機的な状況にある山の木を切ることは、御法度です。薪は明らかに山に落ちていたものではなく、切られたものでした。副鎮長らはワークショップで見せた穏やかな顔ではなく、明らかに怒りがありありで、農民たちは怯えているように見えました。斧が没収され、薪も馬車から下ろされました。その薪をちゃっかり小学校の炊事場に運んでいる校長汗には少し笑えましたが・・。
薪を没収されてしまった村人

そんな出来事があり、もうすっかり暗くなったころ、夕食の用意ができているので食べてくれとのこと。副鎮長らにとっても学校にとっても折り込み済みのイベント、のようです。隣の席には村主席が座り、白酒をいつものように勧めます。仕事のことを考え、最初は飲めないことを装っていましたが、鎮の方々にはもう白酒を飲むことがバレているので、少し飲むことを決心。そしてこれまた、いつものように村主席が前にある料理を嬉しそうに勧めます。彼の箸とレンゲで何度もたっぷりと茶碗にもってくれる。
世話焼き上手の村主任(左)とパートナー団体・建水華僑聨合会趙さん(右)


宴もたけなわになったころ、林さんが「あることを発見した。食事の後で教える」という。

夜の8時過ぎに白雲を出発、建水の街に着いたころ、建水華僑連合会の趙さんが、どうしても屋台に連れて行くという。建水県の広報の人と副鎮長の5人で町中にある炉端焼きのようなところへ。趙さんだけが酔っている。そのとき、急に思い出し、林さんにところで、さっきの発見ってのは何?と聞いたのでした。

そ、それだけは・・。

校長は副鎮長らが来るのでハリキッて犬肉の料理を振る舞った。しかも、村主任が隣で次々にたっぷりともっていたヤツだった訳で・・。文山で犬鍋レストランを見てから、林さんには犬だけは食べないと言っていた訳で・・。吐こうにも遅すぎ、なにかこの日のワークショップ後の出来事の後味の悪さとだぶり、からだに悪い油がたまったような気になったのでした。

ウスダ〓(公衆衛生専門家)
公衆衛生専門家ウスダさんの初めて雲南省A [2008年01月23日(Wed)]

 こんにちは!
 今日は、1月3日と4日に自然エネルギー推進市民フォーラム(通称REPP)の方々と、雲南省、元陽県攀枝花郷を訪問したときの視察記録です。
 元陽へは建水を経由して行ったのですが、高速道路の左右の景色は前回通った一ヶ月前とはずいぶん変わっていました。菜の花がまるで泡立つかのように緑の平原に広がっていたのです。建水を過ぎてからはジグザグの険しい山道でしたが、天候にも恵まれ、午後3時半ごろには棚田に到着したように思います。
 棚田と近隣の村への訪問は、攀枝花郷の共青委書記、蘇万血という方に案内してもらいました。村の訪問の際、とても驚いたことがありました。ある家のバイオガス施設を見学していたとき、放し飼いにされていた牛が飼い主の家の入り口でずっとわれわれが帰るのを待っていたのです。牛は柵の中で飼われるものと思っていたのですが、わりと自由に行き来し、当然のように自分の家に帰ってくることが驚きでした。
 それともうひとつ。村は山の上部にあり、棚田は山の中腹以下に造られているので、村人は棚田まで通うことになります。村人によると田んぼまでの移動時間は約1時間、一番遠い田んぼまでは歩いて4時間かかるとのことでした。棚田の自然美はもちろんですが、何より、それを造り上げ、維持してきた営みに、感動したのでした。昆明までの帰路の7時間、おぼろげにひとつのものがたりが浮かんできたのです。

「山に落ちたお日さまの手鏡」


笑い続けるのも楽じゃないとお日さまがほおづえをついた。
そのとき、ほおづえをついた手から、するりと手鏡がすべり落ちてしまった。
雲の間をぬい、手鏡はひらひらと舞いながら、やがて山の上に落ちて粉々に砕けた。
幾千もの雷鳴がとどろき、山の民は怯えた。

お日さまがお怒りになったに違いないとむらむらの長(オサ)たちが集まり、いさめる方法を考えた。勤勉だが貧困に喘ぐ山の民たち。彼らにあるのは泥と従順でやさしい水牛たちだけだ。長たちは砕けた手鏡の破片のひとつひとつを土で固めて手鏡をもとどおり再生することを決めた。ひがな一日、砕けた破片の淵を泥で丁寧に山の民たちが山に貼り付けていく。ひがな一日、水牛は山の民たちが固めた破片を縦横に動いて鏡の破片を磨き挙げる。1ヶ月が過ぎ、1年が過ぎ、10年が過ぎ、100年が過ぎ、もとの手鏡らしき形ができてきた。

あまのじゃくのお日さまも山の民たちの働きにこころが動かされ、やがて山の上の手鏡として愛着を持ち始めた。お日さまは、手鏡として使う時間を年の限られた数ヶ月にし、普段は田畑として山の民や水牛たちが望む作物を授けた。

山の民たちは、お日さまへの感謝の気持ちを持ち続けようと子から孫へ、手鏡の再生の仕事が受け継がれた。1000年の月日が過ぎ、山の上の手鏡ができあがった。山の手鏡は変わりゆく彩雲や明け方に学校に通う子どもたち、野良にでかける山の民たちを今も映し出している。

ウスダ(公衆衛生専門家)
公衆衛生専門家ウスダさんの初めて雲南省 [2008年01月21日(Mon)]

皆さんこんにちは!

当協会では、新たな学校建設フォローアップ事業の一環として、現在、小学校の環境衛生の改善と子供たちや先生、親、村人たちの健康と衛生に対する対処能力を向上させるために、保健衛生プロジェクト学校を企画しています。
昨年の12月より2ヶ月の予定でこのプロジェクト計画の基礎調査のため、当協会の要請でJICA専門家派遣制度により公衆衛生専門家のウスダさん笑いが雲南省を初めて訪れました。そんなウスダさんが、調査以外の部分で感じた雲南の習慣の不思議や驚きを、少しずつ紹介していきたいと思います!
今まで見えてこなかった雲南省の真実はてなびっくりの姿が浮き彫りに…

*******

文山の様子。
文山までは昆明から車で6時間あまり。
訪問中は概ね晴れでしたが、前日の視察では霧がかかり、山の上は道が見えるだけで雲の中を走っているようでした。

文山の街は建水よりも遥かに大きく、人がごった返していました。街の西側にノコギリのように切り立った峰々が迫り、東側にはなだらかな山に8重の塔?のようなものがシンボルとして建てられています。

これまで訪問した県都で見られた新街地の建設がここでも進められていました。街のあちこちに金ぴかのビルが建ち並ぶとともに、少し入った路地はあいかわらず汚い・・・・、けれども活気と驚きがあります。24日、まちなかの屋台や露店がどこまでも続く長い長い路地に入りました。建水でも見た様々な彩りの野菜や豊富な肉類、香料のほか、ナマズに雷魚、カエル、どじょう、ウナギ、コイなど、これまで見かけなかったものもありました。キノコ類も結構あって、南に移動したことを感じさせてくれます。

夜、帰国華僑連合会の主席らにチワン族の鍋料理のレストランに招かれました。出された料理について主席からは親切な説明をいろいろ受けたのですが、やっぱり辛く、食べたものがいったい何で、これまで雲南のあちこちで食べたものとどこが違うのか良く分かりませんでした。相当、いろんなものを食べたことは確かのだけれども。

そのレストランを出るとき、隣にも大きなレストランがあることに気がつきました。
どうやら犬を食べさせる店らしい。
チワン族は犬を食べる民族だと。
ただ、もっとも目に止まったのが、その看板に美しい大きなゴールデンリトリバーが描かれていたことです困った

食べるにしても高級犬はゴールデンなのかと。



ウスダ(公衆衛生専門家)