美しい聖歌の響くミャオ族村・昆明市富民県永定鎮小水井 [2014年08月19日(Tue)]
雲南支部スタッフ林娜と中洲は、昆明市海外聯誼会の招聘で昆明市富民県永定鎮小水井ミャオ族村を訪問しました。
昆明よりバスで1時間半、海抜2,350mの山の上に位置するこの村は、8月でもジャケットのいる寒さでした。 この村には150世帯450名のミャオ族が暮らしています。また、昆明市内のミャオ族が最も多く集まる村なので、「昆明ミャオ族第一村」と呼ばれています。 村の食糧生産は主に、トウモロコシ、じゃがいも、小麦などで、一人当たり年間平均収入は1,000元で、貧困村落に属しています。
このような雲南の貧しい村に、とても神秘的で美しい“聖歌”の伝統が守られています。 この村は、1937年にオーストラリアのキリスト教牧師によりキリスト教が伝えられ、ミャオ族の人々はキリスト教徒になりました。70年以上経った今でも村の80%がキリスト教信者です。▲村の教会 ミサでは聖歌を歌うため、村人のほとんどが小さい頃から聖歌を歌うことができます。しかも、驚いたことに、誰の教えもなく皆が自然と歌い合わせ、男女の高低が自然にハーモニーを作っているいるというのです。皆が“譲り合う”ことでできる自然な調和だそうです。▲▼民族衣装で聖歌を合唱 2002年、地元政府の指導により小水井ミャオ族村に初めて合唱団が設立しました。これまでに中国で多くの合唱コンクールに参加し、数々の賞を受賞してきました。中国中央テレビでも度々取り上げられ、国内だけでなく海外へも飛び回っています。
皆さんが昆明に遊びに来たら、是非一度小水井ミャオ族村訪ねてみてください。 農民が弾くピアノとアコーディオンに合わせ、老若男女が重ねる美しい聖歌に、驚きと感動を得ることができるでしょう。▲世界で活躍中の合唱団 【雲南支部】
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