「夢は叶う」池田弘一さん講演記3 [2011年11月11日(Fri)]
皆さん、こんにちは
立冬も過ぎ、名実ともに冬になりましたね 事務局も朝夕はとても冷えるようになりました 今日は11月11日、震災からもう7ヶ月が過ぎたんですね。 今でも、東京よりもずっと寒い被災地には、防寒対策が不十分な仮設住宅にお住まいの方がたくさんいらっしゃいます。 協会「東日本大震災支援交流プロジェクト」でも、今度は仮設校舎で勉強する子どもたちに、暖房器具などの費用として支援金を届けようと、現在調整している最中です。 現在調整中なのは、南相馬市の警戒区域から避難しているため、この冬を仮設教室で越えなければいけない小学校。 地震や津波だけでなく、原発事故も、本当にたくさんのものを奪って行きました。 この先の日本をどうするのか、子どもたちにどんな未来を残していくのか―私たち1人1人が今、考えなければならないことだと思います それでは、池田さんの講演第3回目をお届けします 第3回 震災後の課題 この震災後の課題というのは、大きなテーマがたくさんありますが、まずは被災地、特に津波の被害を受けた地域をいかに復旧し、復興していくかということです。 また一方では、原子力発電所が大きな被害を受けたことにより、この先の原子力発電の活用ということが日本にとって大きな課題となっています。政府の首相は脱原発を打ち出していますが、日本の将来にわたる、電力を中心としたエネルギー問題をどうするかということは、今後の大きなテーマのひとつです。 これらは、いずれ世界の将来にとっても大きなテーマになっていくことです。これから長い時間がかかるかと思いますが、我々がどのようにこの課題を克服していくかが、いずれ世界の人々の役にも立つことになるのだ、と強い意気込みで、日本の全員が力をあわせて取り組んでいきたいと思います。 ぜひ、皆さん方をはじめとする世界の人々にも暖かく見守っていただき、またご支援をいただればと思います。 ≪続く…≫ 池田弘一さん略歴 アサヒグループホールディングス(株)相談役。1940年、福岡県生まれ。九州大学を卒業後アサヒビールに入社、九州・中国・関東などの営業に従事。1978年より千葉県酒販(株)出向、飲料営業部営業課長を経て1987年本社営業部部長。その後、各支店長・支社長を歴任し、1997年常務取締役、2002年に代表取締役社長となる。その後4年間会長を勤め、2010年3月より現職。 |