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「日本語教え隊」隊長奮戦記@ [2011年06月24日(Fri)]
みなさま、こんばんは月キラキラ
じめじめした暑い日が続き、節電を心がける一方でエアコンの力に頼らざるを得ない今日この頃です汗皆様いかがお過ごしでしょうかはてな

さて、本日から新連載がスタートです〓
昨年、朝日新聞、読売新聞に載った会員さんがいます。もちろん“悪事”ではなく、「日本語 教え隊」というボランティア活動にスポットが当てられたのです。その山本忠明さんの中国とのかかわりをシリーズで紹介しますラブ
(新聞記事などは日本語教え隊公式ページでご覧いただけます)



「日本語教え隊」隊長奮戦記
その一:中国人が、東京で、中国人に、日本語を教える


「お宅のダンナ、中国語らしい言葉をしゃべる、ワカイきれいな娘を3人も連れてましたよ」と、近隣の“放送局”オバちゃんから、うちの奥さんに告発があった。真夏にサングラス姿の私は、チャイニーズパブの悪徳マネジャーに身を転じたと思われたらしい。

それぞれ旦那の仕事の都合で東京に住み始めたばかりの、北京師範大学、華中師範大学大学院、重慶医科大学、黒龍江省衛生技術学院を卒業した若妻4人で、日本語能力試験の受験指導をした私のパートナーである。

私の住む江戸川区は東京駅から10キロほどで、外国人居住者が急増。区立小中学へ編入する子どもも多く、受け入れる学校もお手上げだ。中国語カタコトの私に日本語指導の白羽の矢があたるが、私の中国語はラジオ講座仕込みなので、子どもワードがない。

現役時代の「人さまができることは、人さまにやっていただく」主義を貫き、4人にやってもらおう。本人たちは「まだ、無理です」と拒否するも、「教えながら学びなさい」と押し付け、立ち上げたのが「日本語教え隊」である。

以来4年目、外国から来たばかりの子ども延べ100人を、指導員20名ほどが学校の授業中に“取り出し”指導してきた。子どもは、中国からの子が半分強、残りを韓国、フィリピンからの子がおよそ半々、あとインド、メキシコ、ペルー、ネパールからの子。

母国語による初期対応を目指し、指導員は中国人9名、韓国人4名で、中には日本人のヨメ、中国人のヨメになった人もいる。英語対応は日本人5人があたっている。指導員には、区教育委から子ども一人に年80時間の指導料がでるが、“手配師”の私は無給だ。



来日直後の子どもと指導員たち。江戸川区内の小学校にて

その二に続く…


(文=山本忠明さん)
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