地域との共存共栄を目指す 創業100年の赤阪鐵工所 [2010年09月01日(Wed)]
1910年、漁業で知られる静岡県焼津市で船のエンジン修理を始めたことで誕生した赤阪鐵工所。「決して、船主や乗組員に迷惑をかけるような機械を作ってはならない」――創業者赤阪音七氏の口癖だったと言います。内燃機関の品質と、地域の人たちからの信頼にこだわり続けて創業100年を迎えた同鐵工所の赤阪全七社長を訪ねました。(写真:創業時に製造していた焼き玉エンジン) 「地域の方々と共存共栄が大事。エンジンメーカーとして、焼津の漁業の皆様に使ってもらって技術開発してきたという歴史がある。しかしながら『漁業』の衰退が言われていて、日本は食文化の中でも自給率が低い。おいしい魚を食べてもらえるような社会になって、それが世界に広がっていけば良いと思う。 あとは社員が幸せでいてくれるような、社員の暮らしを守れるそんな企業の存続が地域社会を活性化していくのだと思います」と語る赤阪社長。(写真:気さくにお話を聞かせてくださった赤阪全七社長) 自らの商売だけがうまく行けば良いというのではなく、徹底して地元の人々のことを考え地域に還元しようとしている思いは、同社が取り組む工場周辺の清掃活動や、「小さな親切運動」への参加、企業内グラウンドの無料開放などを通じて実現されています。。(写真:佐々木雄也総務部長にもお話をうかがいました) 現在、豊田工場と中港工場の2工場に「夢の貯金箱」を設置して、2009年8月以降、これまでに25万250円(2010年8月末現在)をご寄付いただいています。飲料1本につき10円を日本財団に寄付する仕組みの自販機なので、寄付金は社会で支援を必要としている人たちのために活用されます。これら同社が積極的に取り組む地域・社会貢献の仕組みについては、雑誌「労務事情」(2010年度8月号)にも紹介されました。(写真:工場内に置かれた「夢の自動販売機」) 最後に、赤阪社長は「省エネとかいろいろと世の中の流れが生まれてはいるが、内燃機関は無くならない。今の基盤を守って、我々の持つ技術を他方面にも利用して、お客様のために活かしていきたい」と、これからも変わらぬ「地域との共栄を目指す思い」を語ってくださいました。赤阪社長は、船舶用機器及びその他船舶に関連する工業の進捗発展を図り、我が国経済の発展に寄与することを目的に発足した(社)日本舶用工業会の会長も務めていらっしゃいます。同会中部地区の会議を常滑や蒲郡のボートレース場で開催し、参加者にレースも見ていただけるようご配慮いただいていると伺いました。造船業界を応援している我が日本財団の財源が、ボートレースの売上の一部であるからこその赤阪社長のお心遣いを、心から有難く思いました。絶えず自分だけでなく、周りの人たちの幸せも考える姿勢こそ学ばなくてはならないと感じました。(森啓子) |






「地域の方々と共存共栄が大事。エンジンメーカーとして、焼津の漁業の皆様に使ってもらって技術開発してきたという歴史がある。しかしながら『漁業』の衰退が言われていて、日本は食文化の中でも自給率が低い。おいしい魚を食べてもらえるような社会になって、それが世界に広がっていけば良いと思う。 あとは社員が幸せでいてくれるような、社員の暮らしを守れるそんな企業の存続が地域社会を活性化していくのだと思います」と語る赤阪社長。(写真:気さくにお話を聞かせてくださった赤阪全七社長)
自らの商売だけがうまく行けば良いというのではなく、徹底して地元の人々のことを考え地域に還元しようとしている思いは、同社が取り組む工場周辺の清掃活動や、「小さな親切運動」への参加、企業内グラウンドの無料開放などを通じて実現されています。。(写真:佐々木雄也総務部長にもお話をうかがいました)
現在、豊田工場と中港工場の2工場に「夢の貯金箱」を設置して、2009年8月以降、これまでに25万250円(2010年8月末現在)をご寄付いただいています。飲料1本につき10円を日本財団に寄付する仕組みの自販機なので、寄付金は社会で支援を必要としている人たちのために活用されます。これら同社が積極的に取り組む地域・社会貢献の仕組みについては、雑誌「労務事情」(2010年度8月号)にも紹介されました。(写真:工場内に置かれた「夢の自動販売機」)
最後に、赤阪社長は「省エネとかいろいろと世の中の流れが生まれてはいるが、内燃機関は無くならない。今の基盤を守って、我々の持つ技術を他方面にも利用して、お客様のために活かしていきたい」と、これからも変わらぬ「地域との共栄を目指す思い」を語ってくださいました。
