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山谷でホスピス「きぼうのいえ」をモデルに 映画「おとうと」 [2010年03月01日(月)]

山谷でホスピスを展開している「きぼうのいえ」。

夢の貯金箱」では、いただいたご寄付で設置した「君和田桂子基金」で「きぼうのいえ」を支援しています。このホスピスをモデルに、今公開中の映画「おとうと」が作られたと聞いて、見に行ってきました。

*********

映画の中で、姉の吉永小百合さんと弟の笑福亭鶴瓶さんが良い味を出していました。
鶴瓶さんが入所しているホスピス「みどりのいえ」のモデルになったのが、きぼうのいえ。
既に当財団アドバイザー石井克則がこのことを取り上げており、その中で
「山本さんらきぼうのいえのスタッフが全面協力し、美恵さんや入居者もエキストラとして出演した映画は、人の死を看取ることへの強い思いが込められている」と書かれています。

そうだったのか、「きぼうのいえ」の人たちが出演していたのか・・・。

鶴瓶さん演じるのが、いわゆる日本社会でドロップアウトしたと言われる弱者のような人。
再チャレンジの道はなく、
家族にも呆れられ、見捨てられ、依るすべもなく、
道端に倒れても、運が悪ければそのまま誰にも気づかれずに死んでしまうことだってあるような社会。
そんな世間でいうと“ダメな”弟を大事に、大事に思っているのが姉の吉永小百合さん。

家族を思う愛情の深さと、その大切さをあらためて考えさせられました。

また、入所後の「みどりのいえ」での鶴瓶さんや、彼の最期を家族みんなが駆け付けて静かに迎えるシーンでは、自分の「死」について、ターミナルケアについて考えさせられました。

日常の生活の中での「死」が無くなってしまったと言われる今日。
本人の思い通りに、自分の「死」をプロデュースできるということが、本人にとってとても幸せなことなのだなぁと感じました。

「きぼうのいえ」を立ち上げた山本雅基さんのことを思い浮かべながら映画を見ると、
山田洋次監督さながら、世の中こんな風にあるがままの自分を支えてくれる、応援してくれる、気持ちの優しい人がいるんだなぁと涙を浮かべずにはおれませんでした。

是非、皆さんも「おとうと」を見てみてください
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