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幸重社会福祉士事務所ぼちぼち日記

独立型社会福祉士事務所の日常をぼちぼち報告しています。


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子どもの貧困対策に関する検討会に参加して [2014年05月04日(Sun)]
ということで前回は自分の報告についてだったので
今回は検討会全体のレポートです。
あくまで個人的主観に基づく報告です。

検討会は結局自由討議する時間は
とれず8本のプレゼンと各プレゼン後の
質疑尾等で3時間を消化してしまいました。
しかしどの発表も10分という限られた時間に
濃縮されていて濃い濃い3時間でした。

最初のプレゼンは自治体からで
荒川区の取り組みについて
実は昨年末に呼ばれた静岡のイベントで
報告を聞いていたので個人的には
目新しさはなかったのですが
区長を中心に区民総幸福度という指標の
向上を目指しているところは斬新さを感じました。
ただ行政の報告なので子どもの貧困といっても
要保護児童の支援という印象を感じました。
スクールソーシャルワーカーを
荒川区で活用している
ことも報告されました。

次は子どもの貧困研究の第一人者の
国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩さん
子どもの貧困対策についての基本的な考えについて
さすが慣れているというか本当にわかりやすかったです。
10分という時間を一番うまく使っていたことに
個人的にはとても勉強になりました。
もちろん報告内容も学術的要素でありながら
実現レベルにきちんと落とし込んでいるところがお見事。
具体的な貧困対策で現物給付について
スクールソーシャルワーカーの定時制高校や
底辺校への重点配置について

そしてメンタープログラムや「帰れる家」の提供という
ボクらが地域で取り組んでいることを盛り込んで
もらっていたのは嬉しかったです。

3人目はお茶の水女子大の耳塚教授。
パワーポイントの資料の統計データを見て
どこの学会発表がはじまるねんと少しひいてましたが
報告そのものは経済格差と学力格差を
数値でわかりやすく説明してもらえました。
経済的に底辺校でありながら学力テストの正答率が
高い小中学校6校を抽出して訪問調査で
その学校の特徴を洗い出すという手法は
調査としては興味深かったのですが
結局、導き出された結果は当たり前ですが
学校内での工夫で終わっているところが
子どもの貧困について結局は各関係機関が
バラバラに動いていることを感じる報告でした。
そしてやはりここでも
スクールソーシャルワーカーを活用する
ことの大事さが質疑応答で出てきました。


と、これだけで結構な文量になったので
続きはまた明日に(ひっぱるなぁ)。
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第1部
「こどもの貧困課題への挑戦」
幸重忠孝 執筆ペン
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