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幸重社会福祉士事務所ぼちぼち日記

独立型社会福祉士事務所の日常をぼちぼち報告しています。


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子どもの貧困対策に関する検討会でのプレゼン [2014年05月02日(Fri)]
ということで今日は
内閣府の子どもの貧困対策に関する検討会
報告をしようと思います。

まず自分のプレゼン報告からですが・・・
もうぐだぐだすぎてへこんでおります。
検討会のサイトを見てもらえばわかるのですが
レジュメだけか!
と突っ込まれても仕方ないのですが
実は配布した資料を使ってプレゼンをしました。
その資料というのが幸重社会福祉士事務所で制作した
「子どもの貧困を考えるワークブック」と
山科醍醐こどものひろばの著書
『子どもたちとつくるひとりぼっちのないまち』です。
あとは生活支援の様子をレジュメで紹介した団体さん
提供の写真のスライドショーになります。
しかし、あとでネットで公開になるなら
パワポ作っておけば良かったよ。

と愚痴から入ってしまいましたが
そもそも「子どもの貧困対策」を検討する会が
個別のケースを見ずに統計やまとめられた図ばかりで
対策を語ることだけに異議申し立てしたくて
(ここでしなくても良いのではという突っ込みは無しで)
あえて子どもの視点を軸に個別ケースによって
子どもたちやその家族が置かれている現状と
なぜ生活支援が必要なのかを説明しました。

という方向性は悪くなかったと思っているのですが
いかんせん感情的になりすぎてしまいました。
こういう時こそ冷静に説明しないといけないのに
いつものテンションで話してしまい(またか)
発表原稿をそのまま読めば予定通り10分で収まるのに
あれこれ付け足して後で焦る始末。
本当に自分のプレゼン力のなさ(あと資料作りのまずさ)に
呼んでいただいたのにすみませんと凹んでました。

とりあえず簡単にまとめると以下の通り
ワークブックや書籍のケースを使って
・近所や学校から孤立しやすい貧困を抱える子ども
・近所の人や学校の悪気のない一言や態度に傷ついていること
・学習支援はしんどい家庭はつながりにくい
・しんどい家庭には生活支援の方がつながりやすい
・生活支援といっても子どもたちは「普通の生活」で十分
・貧困を抱えると学力不足以外にもいじめなどにもあいやすい
・支援をする前に子どもの気持ちをきちんと聞く
・スクールソーシャルワーカーを活用しよう
・子どもを直接変えるのは専門家でなく同じ子どもたち
ということを語りました。

その上でまとめとして
・「子どもの貧困」は子どもをじわじわと苦しめる
 (低温やけどと同じでそのダメージは深い)
・従来の福祉サービスの「見守り支援」では
 子どもとつながるラインがない。
 (だから学校や地域のつながりが大事)
・経済支援や学習支援だけでなく
 生活支援を通した人とのつながりを保障することが大事

最後に提言として以下の発言をしました。
・子どもたちは専門家からの特別な支援をのぞんでいない
 (専門家の支援によって傷ついていることも多い)
・専門家が必要なのは居場所のコーディネートや運営
・そのためにNPOなどの活用
・既存の児童館や学童保育からのオプション化
・社協などの子育てサロンや高齢者サロンに巻き込むスタイル
・子どもたちは地域の学校に所属していることを生かす
・スクールソーシャルワーカーの質と量の向上
・学校の教職員(養成課程)で「子どもの貧困」を学ぶ機会を義務づける
という国の財政にやさしい
あまりお金のかからない提案をしておきました。

と、自分の発表だけで結構な量を書いてしまったので
他の委員の発表を含めた続きはまた明日に♪
20140501.jpg
ちなみに写真は帰りに生まれてはじめて国会を見て
うかれて撮った記念写真でーす。
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第1部
「こどもの貧困課題への挑戦」
幸重忠孝 執筆ペン
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