幸重社会福祉士事務所ぼちぼち日記

こんにちは。知らない土地でもよく道を聞かれるまほです。
いつでもどこでもご近所みたいな恰好でプラプラしてるから…という話もありますが…。

今日は、先日初めての土地で私に話しかけてきた60代くらいの女性の話。

とある郊外を駅に向かって歩いていたところ、
「お姉ちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど…」
と服にしっかり名前が縫い付けられてる女性が声をかけてきました。
あー、ちょっとややこしそうだな…と思いつつ適当に伺っていましたが、
要は
「糖尿で喉が渇くからお金ください」
といった内容。
服の胸に名前を貼り付けて、大荷物のこの人になんとなく押し切られ、だけどさすがに現金を渡すのは抵抗があったので、一緒にコンビニまで行ってお茶を買いました。

さてさて、そこからが長い！
お礼のつもりか、駅まで20分ほどの道のりをず〜っと自分の半生を語ってくださるんですねえ。
旦那さんがアルコール依存でお金は使う暴力は振るうの毎日だったとか、それでも一人息子抱えて離婚はできなかったとか、数年前にその旦那さんが亡くなったんだとか、そんな話を、喉乾いてるんじゃなかったのかい？と聞きたいくらい一滴も飲まずに延々と喋り続けてくださいました。
それでも、長年連れ添った旦那さんを「クソおやじ」と呼ぶのは、聞いててしんどかったなあ。

彼女は電車、私はバスに乗るので駅で別れたけど、あれ、一緒に電車乗ってたらずーっと喋り続けただろうのは、想像に難くない…。

まあ、なんの話かというと、そこここにいる誰もにいろんな人生ドラマがあるんですな、ということ。
今すれ違った人にも、ものすごいドラマが隠されているかも…です