ちいさきもの[2019年11月14日(Thu)]
今朝、目を覚ましたら
雨粒が窓にあたる音がした。
カーテンをあけると
ちいさな青い空が
雲の隙間に輝いている
(もしかしたら)
と慌ててパジャマを着替え
砂浜にでて虹を探すも
残念!
雨は降るのをほとんどやめてしまって
太陽も遠慮がちにしか顔を出していない
朝一番、
虹の知らせを届けることはできなかった。
それでも雨音と光は
ぬくぬくのベッドを
ジャンプして飛び出すくらいの
元気をくれたので
えらい!
朝露と雨のブレンドされた雫が
玄関先の花の上で光っている。
最近、大貫妙子さん・坂本龍一さんの
UTAUというアルバムを聴いている。
その透明な音色の
散歩から戻り、コーヒー豆を挽いている時間に
香りとともに身体にしみゆく感じがいい。
そういえば今朝
砂浜を歩いていたら
雨で濡れて固くなった地面の上を
かわいて軽い砂の粒たちが
風に包まれ、かけていくのが見えた。
砂たちはそうやって
移動しているんだなあ。
粒たちの一つひとつの
勢いと、舞うような足どりに
しばしみとれて、立ちどまる。
海沿いの通りには
湘南国際マラソンの看板があって
ああ、私も走りたかったなと思う。
とはいえ
走るのって結構しんどかったりもするから
今度走るときには
あの砂たちのことを思い出して
風とのダンスをイメージしよう。
鈴の音をポケットにつれて。