【開催報告】よりよい社会福祉施設・病院づくりを目指すあなたのためのボランティアとの協働事例検討会(2019年3月15日) [2019年03月31日(Sun)]
【開催報告】よりよい社会福祉施設・病院づくりを目指すあなたのためのボランティアとの協働事例検討会(2019年3月15日開催)
一年に一度の、ボランティア受入(ボランティアとの協働)に関する事例検討会。 ➤ 参考 : 2017年3月 2018年3月 2019年3月 今回は3人のゲストに事例発表をしていただきました。「ボランティアコーディネーター」を肩書に入れて社会福祉施設や病院で活動されている方々です。 ボランティアと協働する意味。なぜボランティアか。ボランティア(地域との繋がり)が「施設&病院にもたらす価値」と「地域にもたらす価値」についてそれぞれの立場から語られました。 また、その価値をもたらすために、ボランティアコーディネーターとして取り組む(取り組んでいる)こと、自分が大切にしているポイントや、これからもっとこうしていきたいと思っていることも語られました。 参加者は、それらを通していくつもの取り組み事例を聞き、コーディネーターとしての考えや工夫も様々な角度から聞くことができたと思います。 質問コーナーでは、より具体的にどうしているのかを問うものも多く、実際に自分たちの施設でこんなことをしてみようと意気込む参加者の様子がうかがえました。 個人で、またグループで、考える時間がありました。 「今後、実践できそうなこと」「取り組んでみたいこと」の中には、もっと学びたい・研修に出たいといった、ボランティアコーディネーターをする立場にある自分のレベルアップを志すものや、施設に帰って他の職員に共有したり、チームとして動いていきたいというもの、今すでに一緒に活動しているボランティアとのコミュニケーションをもっとしたい、などの意見が出ていました。 今まであまりボランティアを受け入れていなかった施設からは、まず来てもらおうかな、や、受け入れるときの心構えを「笑顔で」だったり、「楽しくしてみよう」だったりといった少しずつやってみようの気持ちの表れもありました。 同時に、ボランティアの受入体制について目を向けて、ボランティア受け入れマニュアルを作ることや、施設のできることと出来ないことを明確にしていこう、などの方向で考える方もありました。 また、あらためて、今すでに行っている喫茶を充実させることや、しばらくしていなかったカフェをまたオープンさせてみたいという思い、すでに行っているお祭りでのボランティア呼びかけをもう少し地域へ向けていこう、イベントを開放して地域の人も一緒に取り組むことを考えてみよう、というような、施設を開いていくという意見もいくつか出ました。 あるいは、自分のところに来て下さるのを待っているだけでなく、地域の集まりに顔をだそう、や、地域の方と知り合いになる、地域が主催するセミナーや集いに自ら出向くことをしてみる、といった意見もありました。 ゲストの3人も取り組む、「地域づくりを視野に入れて、施設を(公に)開く、さまざまな市民とともにつくる」といった思いと実践。当日皆で学んで考えたことをそれぞれの場に持ち帰って、「ボランティアとの協働」が一歩ずつ進むと良いなと思います。 グループで「本日のふりかえり」をし、その中で、参加者の皆さんには「今日の感想を漢字一文字で表すと…?」を考えていただきました。皆さんが出してくださった漢字を並べてみます。 学 夢 共 開 解 新 伝 繋 協 輪 歩 考 遅 良 人 道 顔 継 繋 活 知 繋 開 繋 連 場 繁 楽 これらの漢字を選んだ理由をお互いに発表しあい、さらに学びを深め、他の人からのアドバイスも飛び出すなど、参加者同士で場が盛り上がっていく様子もステキでした。 当日いただいたご意見やアンケート結果を活かして、また次の企画を考えてまいります。開催の折には、ゆうあいセンターのホームページやフェイスブックでもご案内しますので、ぜひご参加ください。 この会に集ったゲストのみなさま、参加者のみなさま、関心を寄せてくださった皆さま、誠にありがとうございました。 |