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「大田北高齢者見守りネットワーク」2010年1月セミナー [2010年01月31日(Sun)]

 2010年1月のセミナーはいままで2年間にわたり会場としてきたダイシン百貨店の工事開始間近のため、会場をエセナおおたに移し1月16日(土曜日)に開催されました。1年で最も寒い時期にもかかわらず、60名以上の熱心な高齢者の方々で会場は超満員になりました。
  「家族・自分にもしも介護が必要になったら(お金のこと。住まいのこと)」というテーマで介護コンサルタントの川上由里子さんから1時間半にわたり具体例を交えた分かりやすいお話がありました。
 日本人の平均寿命は女性86歳で世界一、男性79歳で世界2位となっており、この100年で2倍の長さの年数を生きるまでになりました。2010年現在高齢者といわれる65歳以上の人は人口の22.7%、日本人の約4人に1人は高齢者なのです。そして2055年には40.5%、日本人の約半分になると予測されています。
 若い頃と違い体力や気力が衰えてくる65歳以上の毎日の生活を20年にわたり、どのように過ごしていけば良いのでしょうか?
 生活の基本となるのは何といっても「住まい」です。自分にとって快適を送るためには生活の場所を工夫する必要が出てきます。

@住み慣れた自宅での暮らしを選択した場合の工夫
 ■住宅リフォーム
  ・ケアマネージャー・PT(理学療法士)・住宅改善業者の活用
 ■在宅サービスの開始
  ・ケアマネージャーを選びケアプランを作成し、新しい生活への希望や不安などを伝えながら、サービスを選択
 ■家族の会・友人など、保険外のサポートの活用
 ■自宅の環境をシンプルで安全に整える
  ・住宅改修(手すりの取り付け・段差解消など介護保険が利用可能)・・・住宅改修費用 支給上限額は一人20万円
  ・福祉用具購入費活用(ポータブルトイレ・入浴用椅子等)
  ・福祉用具レンタル(車椅子・介護用ベッド等)の活用

A自宅以外の選択(有料老人ホームへの住み替え)
 ■介護付有料老人ホーム
  介護や食事等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設で介護が必要になっても介護保険法の「特定施設入居者生活介護」を利用しながら居室で生活を継続することが出来る
 ■住宅型有料老人ホーム
  食事等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設で介護が必要となった場合、訪問介護等の介護サービスを利用しながらホームの居室で生活を継続することが可能
 ■健康型有料老人ホーム
  食事等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設で、介護が必要になった場合には契約を解除し撤退しなければならない

 こういった自宅以外の住居に入居する場合は体験入居などを通じて自分に一番合ったところを選びましょう。その他の高齢者の新しい住まいの形として「高齢者専用賃貸住宅」や、認知症高齢者を支える「グループホーム」などがあります。
 65歳以後の長い高齢者生活を快適に暮らすためには自分に合った「住まいの確保」と、「よく動き、よく話し、よく笑う」、「学びたい知りたい、知的好奇心を大切に」、「介護は人と人が向き合う尊い時間、前向きに捉えましょう」というアドバイスでまとめられました。【久保田充】
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