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アプリコで「ふるさとをください」上映会開催 [2009年03月04日(Wed)]

 2月25日、JR蒲田駅東口の大田区民ホール・アプリコにて、映画「ふるさとをください」が上映されました。

 この映画は、障がいのある人が職業を身につけて社会復帰するための共同作業所を良く思わない人たちに、作業所の真の姿を伝えようと奮闘する女性を中心に描いたストーリーです。作業所ではどんな仕事をしているのか、どうやって病気を克服しながら社会復帰しようと取り組んでいるのか、などが実在する作業所を舞台に描かれています。

紹介サイトhttp://www.kyosaren.or.jp/furusato/index.htm
 実態を知らないことによる偏見が、反対運動にまで発展し、地域社会で暮らしたいという当たり前の願いを妨害することになってはいけないと改めて思いました。

 映画の中で、反対派の「私たちのふるさとだから安全に暮らしたい」と迫られた作業所の所長の返した言葉が胸にずしんと響きます。
「大変恐れ入りますが、みなさんの大切なふるさとを、私たちにも少し分けていただけませんか。―ほかに帰るところがないんです。」

 地域社会で明るく楽しく=安全に暮らすというのは、誰が住んでいるのか顔が見えていることだということも、この映画は教えてくれます。顔の見える関係―これまでは当たり前だったことが、最近は危険から身を守ることばかりに関心が及んでいて忘れがちです。
 まずは信頼して付き合ってみる、疑問があれば投げかけて、困ったときには一緒に考える、そうすれば困難だと思った課題はそうでもなかったねと笑いあえる、そんな気持ちが湧きました。

 当日の上映はアプリコB1の小ホールで定員170名。主催メンバーの大内さんによると、昼の部は障がいを持つ当事者やその家族で満員、夜の部は日中働いている当事者やその支援者、映画を見たいという人たちが席を埋めていたといいます。

 共同作業所・ステップ夢では、今年1年間、映画「ふるさとをください」の上映活動を行っています。上映の相談はお気軽に。お問い合わせは電話03-3733-3490(担当・大内)へ。

会場入り口で見つけたおしゃれな手作りカード。
台紙は手漉きで高級感があります。
牛乳パックをリサイクル。エコ&リッチなアイデアグッズです。
購入希望はとちの実作業所(03-5700-4533)へ。
【文・写真 池田佳代】
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