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水上オートバイレスキュー活動報告 2019年6月中旬編 VOL、2 [2019年07月11日(Thu)]

6月15日〜
厳しいウォーターパトロールでした。
サーフィンのウォーターパトロール(海上警備安全管理)では、なかなかリアルな対応の機会は少ないです。
なので、今日は、実際に対応させていただいた状況を細かく書きとめます。
海に関わる様々な人へ何か役に立つ部分が少しでもあればと思います。
基本的には、今回のような対応は発生しない事がいいです。

(一社)日本サーフィン連盟NSAジュニアマスターサーフィン選手権大会2日目。
前日から今日は非常にタフなコンディションになることは予報で把握していました。
しかし、海は実際にその日に自分の目で見ないとわかりません。
もし、当協会のメンバーに任せても大丈夫なコンディションなら新幹線で東京に日帰りで戻り「江戸川水上スポーツ協会」の総会に出席させていただこうと考えていました。

午前6時をめどにコンテスト会場に行き海上のコンディションを実際に確認。
予報通り風が強い。
予報では風速15メートル、最大瞬間風速20メートル以上。
風は予報通りの強さでしたが、波の高さはクローズコンディションですが思ったほどではなかったので微妙だなと感じました。
10年以上サーフィンの大会のウォーターパトロールに就かせていただきましたので、運営サイドの事情も痛いほどわかります。
結果、1ポイントでマスター・シニアからやりましょうとうことになりました。
流石にこのコンディションでメンバーを置いて総会に出席するわけにもいかないのでコンテストに残り安全管理に就くことを決断いたしました。

ビーチ波打ち際へ水上オートバイ2艇をバギーで搬送し、陸上の監視体制を準備していたら風も波もどんどん強くなってきた困り

陸上監視班は、メンバーに任せて水上オートバイによる海上監視と有事対応には私と当協会の野口理事が就きました。
野口理事を選んだのは、プロウィンドサーフィン界でずっと日本で3本の指に入ってきた実績から、風波の経験値が高いとの判断です。

アウトサイドは、常時セットでトリプルオーバーの風波(三角波)が不規則に来ているので選手の確認どころではないと判断して、インサイドにてクローズコンディションの分厚いスープを受けながらの海上監視を選びました。

なんとかヒートが進んでいましたが、その時が来ました。
高い位置で監視していたメンバーから危険な勢いで右に流されている選手がいると無線がはいりました。
私は、不規則なクローズコンディションの波をなんとか超えてアウト(沖)へ出て選手を見つけ声をかけました。
選手は、まだやれると返事をしてましたが、波が高いのとボードにうつ伏せにパドリングしているので視界が限られていたので、本当に自分がどこに居るのかの判断が難しかったのでしょう。
水上オートバイに乗っている我々の高い視点からは、すでにすぐ近くまで波消ブロックが迫っているのが確認できていました。
しかし、ルール上は、選手が水上オートバイに搬送されれば失格になります。
選手は、当然、試合の挑戦を継続したいでしょう。
そうなれば、選手が自主的に救助を求めるまで私は水上オートバイでその選手の近くで見守るしかありません。
選手の近くで見守るということは、波がブレイクする場所でその波を避けながら待機する必要があります。
要請があればすぐに対応するためです。

こういう時は嫌な予感が的中します困り
私の水上オートバイめがけて10メートルは超える大セット(波のかたまり)がやってきました。
すぐさま沖に向かい水上オートバイを走らせましたが、波のうねりのトップはすでにリップをつくりかけています。
そのセットを回避して一旦インサイド(岸側)に向かう選択肢もありましたが、その場合は、また最初からゲッティングアウト(沖に出る)しなければいけません。
後ろから少なくても残り3本のセットが来てましたので、そのセットをやり過ごすにはあまりにも時間を要します。
また、同じセットは選手も巻き込みます。
そんな時間はかけていられる状況ではなかったので、そのままアウト(沖)に水上オートバイを走らせ本当に極限の状況でその波を越える事が出来ました。
普段の大きなうねりの波なら波のフェイスを駆け上がる際、頂上付近に近づくと水上オートバイがジャンプしないようにアクセルを緩め調節するのですが、今回は、ギリギリ極限だったので波の頂点で無事に越えれたことを確認してからアクセルを戻したので頂点を越えると同時に水上オートバイは空中に浮きました顔3(かなしいカオ)
5メートル以上は落下していきます。
今まで同じような場面は経験しています。
このようなケースで水面に着地すると足首を痛めるか落水する確率が高いのです。
私は出来るだけ衝撃を吸収するために安全なレベルまでで足で踏ん張り、衝撃を逃すように水上オートバイのシートにお尻から降り、なんとか無事に着水する事が出来ました。
次からもセットがまとまってきてましたが、先ほどの1本目のセットを越える事で少しはアウト(沖側)に出ていましたので、前回よりはスムーズに波を越える事が出来ました。
全てのセットを超えたところで、すぐに最後のセットの波の背中に水上オートバイを合わせて選手の居るインサイドに向かいました。
思った通り、選手も私が超えたセットの波に巻かれていて、先程より更に波消しブロック(テトラ)に接近していました。

その時、トランシーバからこのヒートのノーコンテスト知らせを聞きました。
選手は、海から戻るようにと。
再度、私からも内容を確認し選手をピックアップし搬送する対応に移りました。
選手にその事を告げ、水上オートバイの後ろのレスキュースレッドに乗るように指示を出しましたが、ここでまた問題が!!
選手がサーフボードごと一緒にパドリングでレスキュースレッドに乗り込む方法を知らないショッキングショッキングショッキング
片手でボードを確保しもう一方の手でスレッドのストラップを握ろうとしていました青ざめ
そうこうするうちに、またもや次の巨大セットが顔3(かなしいカオ)顔3(かなしいカオ)顔3(かなしいカオ)

一旦、レスキュースレッドを放してもらい、私は出来るだけ沖に離れないように今度は波の袖に向かって横に水上オートバイを走らせ最短コースで再度選手の元へ。
とにかくその場所から選手を搬送移動しないと限界の場所まで来ていましたので、乗り方の説明をしている時間がありません。
選手には体だけレスキュースレッドに乗ってもらい、ボードはリーシュコードで引きずって搬送する緊急処置に切り替えました。
いつ来るかわからない次の巨大セットがありますので本心はスピードを上げて搬送移動したかったのですが、リーシュコードでボードを引っ張っていますので選手の足首に大きな負荷はかけられません。
それに、水圧でリーシュコードを切ってしまい選手が大事にしているサーフボードを海の藻屑にしたくもありません。

安全対応の限界のスピードでコースを搬送選びその危険地帯から脱出しました。
その時、他のインサイド(岸側)選手の対応を終えた野口理事が我々の居るアウトサイドまでサポートしに来てくれました。
すぐさま選手にサーフボードは野口理事の水上オートバイが回収する事を説明しリーシュコードを外すように指示を出しました。

私は、選手がリーシュコードを外した事を確認した後、一気に岸まで選手を搬送しました。
その途中で陸上メンバーに無線で受け入れを依頼しました。
岸近くまで帰ってきたとはいえ、選手は、サーフボードを手放しています。
なので浮力体を持っていません。
激しいインサイドのショワブレイクの中単独で入水してもらうわけにはいきません。
ライフジャケットを身につけてレスキューチューブ(浮力体)を持ったメンバーが選手をサポートした事を確認し後ろを振り返ると強風の中ロングボードを片手で確保しながら野口理事もインサイドまで帰ってきてました。

こうして、一連の対応はなんとか無事に完了しました。

一人では対応が難しかったです。
バックアップに来てくれた野口理事、選手の上陸をサポートしてくれた陸上メンバー、逐一トランシーバで状況を知らせてくれていた無線メンバー、全ての協力がなければどうなっていたかわかりません。

大会運営側の皆様もいろいろと大変な調整が発生するにもかかわらず、途中で大会進行をストップするのは厳しく難しい判断だったと思いますが、ヒートストップの判断を頂き感謝です。
あと少し遅ければ更に難しい対応になっていました。

毎週毎週、このウォーターパトロールで海に出ていますが、今回も貴重な経験をしました。
普段は、あまりここまで詳しくは書かないのですが、自画自賛とかではなくて海に関わる人たちの中で些少でも参考になる事があればと思い、そんなにしょっちゅうある事でもないのであえて書かせていただきました。

繰り返しになりますが、我々が動かず、浮かんでいるだけに見えている時が選手が無事で大会も問題なく進行しているのです。
間違いなく、そちらの方がいいのです。
我々は評価されるためにいるのではありません。
ましてや、搬送された選手の身になって考えれば評価を受けて喜んでるような場合ではありません。

これからも出番を待たずに、評価を求めず全力で準備をしていきたいと思います。

(一社)ウォーターリスクマネジメント協会

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6月15日〜
大会3日目
(一社)日本サーフィン連盟NSAジュニアマスターサーフィン選手権大会

昨日に続き風向きとウネリの向きは変わり一見したら出来そうに錯覚するが定期的なサイクルで海の状況が超ハードに変貌する。
これが自然。海。
結果、大会はキャンセルになり日程を順延することになった。

昨今のサーフィンレベルは確実に低年齢化が進み大人顔負けのサーフィンをする。
しかし、けしてバカにするわけではありませんが、体格はやはり子供(ジュニア)。
精神的にも海での経験値からもそこは考慮する必要があります。
また、運営側からみても大人と未成年では有事の際の責任の重さも違います。
もし何かあればオリンピック前に致命的な影響も与えかねません。

残念ですが、私は理解できます。

我々は、今回のウォーターパトロール対応の振り返り反省と次に向けての認識の共有をミーティングで行い、少し早めに関東の艇保管マリーナ(MGマリーンさん)に向け帰路につきました。

帰ってすぐに大分へ移動しなければいけなかったので。
この度、大分県と(一社)ウォーターリスクマネジメント協会大分支部は、災害時における水上バイク等の活用に関する協定の調印式を行います。
次から次へと責任が重くなりますが、頑張るしかないです。。。

(一社)ウォーターリスクマネジメント協会

28 *.jpg

順次、更新していきます!
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PWC(水上バイク)レスキュー認定資格講習会開催のお知らせ
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1 目的
水上バイクを使ったレスキュー法の普及および、そのレスキュー体制の成熟を目指す。
今まで対応が困難であった救難及び安全啓蒙活動に対し効果的な技術と、その対応
環境を構築し、今まで救えなかった命を救えるよう、各水域での安全管理体制を向上
させる。

2 実施日時
◆講習日程や場所については、協会ホームページのスケジュールページ
 をご覧ください。
協会スケジュールは、ココをクリック

詳細、参加要領は
ココをクリック
★………★………★………★………★………★………★
協会の活動(講習会等)スケジュールや今までの活動について
★………★………★………★………★………★………★
一般社団法人ウォーターリスクマネジメント協会活動スケジュールは
ココをクリック
★………★………★………★………★………★………★
◆消防職員、警察、自衛隊等の関係機関におかれまして
公務救難活動に従事されている方、また、青バイ隊隊員の方◆
★「日本財団」様からの助成事業として、海上保安官、消防職員、警察、自衛隊等
の関係機関におかれまして公務救難活動に従事されている方及び青バイ隊隊員の方は、
当協会主催の指定講習会においてPWC−R講習会を講習料無料で参加いただける事に
なりました。
(登録料は別途要)
詳しくは、
ココをクリック

【協会主催:PWC−R出張講習会を受け付けます】
当協会では、開催地が遠隔で参加が難しい方や機関の為に、インストラクターを派遣
する出張講習会も実施いたします。
★「日本財団」様からの助成事業として、海上保安官、消防職員、警察、自衛隊等
の関係機関におかれまして公務救難活動に従事されている方及青バイ隊隊員の方は、
当協会主催の指定講習会においてPWC−R講習会を出張講習においても無料で参加
いただける事になりました。
(登録料は別途要)
お気軽にご相談下さい。

ご相談は、以下のメールフォームより
【PWC−R出張講習会の申請】と記入いただき送信下さい。
ここをクリック
♪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃一般社団法人ウォーターリスクマネジメント協会から2019年度年会費のご案内 ┃
┗━━━━━━━━━━━━♪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
協会の海上(水上)安全啓蒙活動の運営は、会費によって賄われております。
2019年度も皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。
詳細は
ココをクリック
一般社団法人ウォーターリスクマネジメント協会は、皆様からの会費で運営されて
おります。
皆様のご協力ご理解をよろしくお願い致します。
※賛助会員 随時募集中!!

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「一般社団法人ウォーターリスクマネジメント協会のホームページ
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03 5403 3488
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Posted by WRMA海 at 06:00 | 成果物 | この記事のURL | コメント(0)
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