ファシリテーターその後の"はたらく" 〜第2回 卜部眞規子さん(東海地区) [2012年02月10日(Fri)]
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こんにちは、NECワーキングマザーサロンメールレター編集部の黒木瑛子です
『NECワーキングマザーサロン』にご参加いただいた方、 サポーター、ファシリテーターの皆さんにお送りしているメールレターでお届けしている 『ファシリテーターその後の“はたらく”』。 第2回目となる今回は、 東海地区(愛知県名古屋市・豊田市・岐阜県)で活動していた 卜部眞規子さん(通称:まっきー)です。 出産後にパートナーの転勤で退職し、専業主婦となったまっきーは、 ファシリテーターの活動を通して自分の“役割”に目覚め、 どんどん精力的に活動の域を広め、今ではついに マドレボニータの事務局スタッフとして活動しています。 ここに至るまで、様々な葛藤を乗り越えてきたまっきーの 思いの根底にあったものとは? ぜひ最後まで読んでみてください。 ========================== −半年間のサロン活動、お疲れさまでした!今の気持ちを教えてください。 「駆け抜けた感!」でいっぱいです。 前半は「参加者の方の思いをちゃんと引き出せるかな?どうしよう?」 と緊張感が強く、とにかく必死でした。 それが、後半に入って、リラックスしてできるようになってからは、 「よっしゃサロンだ!」みたいな気持ちで取り組めるようになり、 楽しめるようになりました。 全力疾走だったけど、終わってみたら、ほっとしているというか、よく走ったなと。 −5月のファシリテーター研修のときは、自分が専業主婦であることに コンプレックスがある…と話していましたが、その後その気持ちに変化はありましたか? ありました。 最初、ファシリテーターに応募した時は、専業主婦である自分が “母となって、はたらく”というテーマを話すサロンを開いていいものか、葛藤がありました。 マドレボニータのインストラクターの先生にも相談したりして、 「自信を持って!」と励ましてもらったけれど、いざ研修を受けてみると、 ファシリテーターの皆がワーキングマザーであることに衝撃を受けて、 「やっぱり場違いなのでは?」と感じてしまったんです。 みんなは、“はたらく”というステージに立っているのに、自分はまだ “母となって、はたらく”ということ自体にもやもやしていたから、泣けてきてしまって…。 −でも、あのときまっきーが思いを吐露してくれたことで、 実は皆それぞれなりの悩みや不安があるんだってことを打ち明けたり、 心の中で「不安なのは私だけじゃないんだ」ってホッとしたりっていうきっかけになってたんですよね。 で、実際にサロンが始まってみてからはどうでしたか? 開催し始めたら、ファシリテーターという“役割”があることで、落ち着くことができました。 ファシリテーターをするまでは、専業主婦ももちろん肩書きのひとつだけど、 名刺とかはないし、「今、何をしている人?」と聞かれたときに、 社会とのつながりがないことに、いちいち「ガーン!」となっていたんです。 でも、ファシリテーターをすることで、社会とのつながりを持てて、充実感を感じることが出来ました。 変なコンプレックスがなくなっていて、ファシリテーターとして、 “はたらく”もしくは“はたらきたい”と思っている人に、語り合いの場を提供できることが嬉しかったです。 −じゃあサロン中は、気持ちの揺れはなかったんですね。 そうですね。 −そんなまっきーの変化を、パートナーは間近で感じていたのでは? 多分そうだと思います。一番感動したのは、「がんばってね」とは 言わない夫が、会社帰りにTwitterで「うちの嫁さんも大役を果たせた ようで…おつかれさん」とツイートしてくれていたことです。 −ひそかに、心の中で応援していてくれたんだ! そうですね。 −サロンのことについて、パートナーによく話したりしていたんですか? じっくり話すことはなかったけれど、ファシリテーターになってからは、 パートナーの話もよく聞き、自分自身も話すようになり、 自分自身もパートナーに対する態度は変わったと思います。 パートナーは忙しく、時間を作るのが難しいのですが、話したいときは、 何とか時間作って、話そうとするようにはなりました。 −そうすることで、パートナーのことも分かるようになった? そうですね。パートナーも、面と向かってじっくり話し合うのが得意ではないから、 あまり何を考えてるか、サロンの前はわからなかったのに、 自分の気持ちを少しずつ話してくれるようになり、 パートナーの仕事に対する考え方もだんだんと分かるようになりました。 どういう風に働きたいか、とかはあまり考えてなかったようだけれど、 今後の働き方を見直そうと考えるようになったみたいだし。 −まっきーの変化を見て、パートナーも揺さぶられた部分があったということですね。 逆に、まっきーはサロンを通じてどんなふうにはたらきたいと思うようになりましたか? サロン開催中は専業主婦だったので、色々な人の話を聞きながら 「じゃあ、私の働きたい動機は?」と自問自答することが多かったんですね。 フルタイムなのか?3時間のパートタイムなのか?どういう働き方が 自分にとってのはたらくなのか?考えました。 その中で気付いたことは、どういう働き方であれども、マドレを通じてだったり… 社会に貢献できるような活動をしたい、ということ。 そしてある程度自分に時間・体力がないと難しいということも実感しました。 −まっきーはサロンを運営しながら就職活動もしていたんですよね。 今の職に就く前に、別のところから内定をいただいていたようですが、 その職もやはり社会に貢献したいという観点から選んだのですか? そうですね、内定をいただいていた仕事は、通信学習の添削の仕事 だったんですが、学生さんとコミュニケーションがとれるというところに 社会的価値があると感じ、いいなと思っていました。 −ファシリテーターをしながら就職活動は大変だったのでは? 夏からエントリーして、1次試験、2次試験を経て、面接だったので、思えば長かったですね。 仕事自体、激務という噂を聞いていたし、ファシリテーターをしながら、 子どもを保育園に預けたり、時間をやりくりすることの大変さを実感していたから、 本当にできるのか?という不安も多少はありながらの就職活動でした。 −そうして内定が出た後に、マドレ事務局への声がけがあったんですね。 そうです。青天の霹靂。 信じられなかったし不安もあったけれど、迷わずに入局することを決めました。 −今も夢見心地ですか? いえ、今はやるべきことがあるので、目の前のことに一生懸命ですね。 −マドレボニータの英訳プロジェクトや、このメールレターの編集も、 本当によく頑張るなぁというくらい精力的に活動していましたもんね。 たしかに、「いつ寝てるの?」とよく言われましたが、 早起きしてでもやりたいと思うくらい、楽しかったんです。 −実際に、仕事が始まってみてからはどうですか? 今はすごくフレキシブルな働き方をさせていただいているのですが、 まだ時間の使い方が上手くなく、、あたふたしている感じです。 思ったように時間を使えてなかったり、体調を崩してしまったり・・ 課題はたくさんあります。 −ファシリテーターを経験する前と後とでは、“母となって、はたらく” についての考え方は変わったと思いますか? 変わりましたね。というか、ファシリテーター経験前は、正直言って “母となってはたらく自分の姿”をイメージできていませんでした。 それはつまり、結局自分がどうしたいのかをよくわかっていなかったし、 出産・育児で家にこもるようになり、退職し、社会から離れた存在になることに、 ただただ焦っていたのだと思います。 だから私自身がサロンを欲していて、どうしても考え語る場が欲しかった。 そしてサロンを経験する中で、様々な方のお話を自分自身に置き換えて、 いちいち問いかけていました。 −なるほど。自分自身がサロンを一番欲していたというのは、 多くのファシリテーターが言っていますよね。 自分自身に問いかけることで気付いたことはどんなことですか? 先ほどの話にも近くなりますが、自分がしたいことというのは、 “自分が関わることで社会が、人が喜び、元気になること”だというのが はっきりしてきました。 実は前職で、私がよく心の中で疑問符を抱えていたことが、 「今私がやってる仕事は、誰が喜んでくれてるのか?誰かを幸せにしてるのか?」ということ。 もがいていた自分を思い出し、やはりこれが満たされないと、 いつか行き詰まってしまうと気づきました。 −うんうん、分かります。 言葉にするとクサいかもしれませんが(笑)、 “愛”を提供する仕事がしたい!と。 ファシリテーターに手を挙げようと思ったのも、その思いが根底にあったからだと思います。 −お〜。すべては“愛”から来ていたんですね〜。 では最後に、これからの目標を聞かせてください! ファシリテーターとしての活動を通じて、いろんな方との出会い、つながりが生まれました。 これからもそのつながりを大切にしていきたい! 具体的には、マドレボニータ東海チームに加入したので、 地域の母たちにこうした活動をもっと知ってもらえるように、広報活動をしたいと思っています。 −サロンが終わったあとも、地域での活動も続けていくんですね! 頼もしいです。 はい、ありがとうございます。 あと、仕事が始まり本当に毎日が充実していますが、 同時に子どもとの向き合い方についてしっかり考えたいなという思いが常にあります。 まだまだ、“母となって、はたらく”は考えても尽きることがありません! これからも自問自答を繰り返していくと思います。 ========================== 今回、インタビューに答えてくれた、卜部眞規子さん(東海地区)の これまでのサロンの活動は、以下のアドレスからご覧になれます☆ http://blog.canpan.info/wms/category_35/ 「“愛”を提供する仕事がしたい!」という根底の思いに気付いたまっきーは きっとどんどんパワーアップしていくのだろうと思うと、 ますます今後が見逃せません。 私自身の「仕事がしたい」思いの根底にあるのはどんな思いなのだろう? と、改めて考えさせられたインタビューでした。 (文責:NECワーキングマザーサロンメールレター編集部/黒木瑛子) |






