NECワーキングマザーサロンメールレター編集部です!
サロンご参加者に月2回お送りしているメールレターでは、
現在ファシリテーターのみなさんへのインタビュー記事を連載しています。
第3回は、
東京都文京区で活動している舟之川聖子さん(通称せいこさん)と、
栃木県宇都宮市で活動している佐藤直子さん(通称なおっぺ)に
『ファシリテーターのおもい』を伺いました。
お二人に共通するのは、人生の転機にこの活動と出会い、変化したということ!
さて、このお二人が今感じているおもいとは・・・?
インタビューの模様をお届けします
=================================―11月でいよいよラストサロンを迎えますね。6月から半年間、これまでファシリテーターをやってきて感じていることは?せいこ:この半年は私自身の“はたらく”が劇的に変化したんです。すごく大きかった。
それにつれてサロンで話すこと、感じることがどんどん変わっていきました。
自分の転機にサロンをやっててよかったな、と。
―具体的には?せいこ:私にも夫にも仕事上の転機があって、パートナーシップにも劇的な変化がありました。二人して仕事の悩みが尽きず。家族をもったからこその制約があるんだ、と。やはりある程度、夫に応援してもらえないと働き続けられない。選んだほうを正解にできるようにしようと思っています。
―そういう劇的な変化の中で、サロンをやり続ける精神面は?せいこ:実は一回きついときがありました。つらくて、あまりしゃべれないときがあって、サポーターさんにいろいろお願いしたってことがありました。
でも、自分がひとつのロールモデルかも知れないと思うと、そういう私がサロンをやることに意味があるのかもと思っています。
―強いなぁ、そう思えるって。せいこ:ファシリ同士のつながりもありがたいなと思いました。得るものが大きいなと。
―なおっぺは?なおっぺ:私はもともと東京で働いていたんですが、育休中に働いてた部署がなくなり、さらに別離を経験して宇都宮に戻ってきました。アルバイトから再就職したものの・・・一度仕事を辞めると、女性がまた働くのは実際難しいなと。戻ってきた当初はひきこもり気味でした。誰にも会いたくなかった。
でも、みんな悩んでないと思ってたけど、そうじゃないとわかったとき、話せる場を作りたいと思ってファシリテーターになったんです。
やっていく中でも、辞めないで正社員でやってればという後悔もあったけど、やっと最近、いろんな人の価値観に触れて、人生の棚卸しをしたんです。これから私、頑張れる!と思えるようになってきました。私いける!って(笑)
実は7月に最初のサロンをやったとき、最初のおもいを話している時に泣いてしまったんです。溜め込んでたものが、サロンをやったことでほっとしたのかな・・・こういう場があるって、大切だなって思う今日この頃です。
―今いける!と思えたその変化のきっかけは?なおっぺ:今まではひきこもって誰にも会わずに生活してきたけど、みんなにサロンに来てほしいと思って活動していくうちに、いろんなところにいいつながりができてきて。それによって、みんなで一緒に何かやっていけるんじゃないかという思いが漠然とあって。サロンで自分の思いを話したり、聞いたりするなかで、気持ちの整理ができてきたのかも。
あとは、正社員の人で「必死にしがみついてる」って言う人が多くて、そうなんだー、みんな一緒じゃん!と思えたんです。職はあるけど、今からまた築き直していってもいいかもと思えて。
―参加者の人から出た言葉に、自分自身も影響を受けたのが大きい?なおっぺ:刺激受けますね。やっぱり、そのへんに遊びにいってもなかなか深い話はできない。そういう話ができる人が来るから、面白い。ほんと楽しい!来てくれてありがとうって思ってます。
―せいこさんは?自分自身が前向きに変化したきっかけは?せいこ:ひとつは、サポーターさんの存在ですね。8月に暑気払いをしたんですが、その時に、今の自分の状況を知っててもらいたいなと思って長々と話したんです。細かいとこまで。そしたら、サポーターさんが「せいこさんに話してもらえる存在であることが嬉しい」って言ってくれて。サロンのつらいときでも何でも言って!と。本当に嬉しかったですね。
その後はすごい楽になって、ひとりで頑張らなくていいんだと思えました。サロンでも輪に入ってもらって、ファシリテートも助けてもらったりしてた。挑戦的なアイデアも受け入れてくれて(笑)、それがうまくいったときは一緒に喜べて。チームでやってるっていうのがすごくよかった。
―大きなものを得たんですね。せいこ:本当に。
―人生の試練みたいなときに、誰もわかってくれないだろうって思ってるときは一番孤独。受け入れてくれる人がいること、全国にそういう人がいるのは本当に強くなれる。せいこ:立場とか全然違うけど、共感できるっていう。そういうのがすごい嬉しい。短い時間で濃い関係になれる。サロンのプログラムって、よくできてるなー!って感じ!
―せいこさんもなおっぺも、サロンはみんなのためにというのもあるけど、自分のためにっていうところが大きそう。せいこ:うん、自分のためにやってるよね!
なおっぺ:私もそうかも。
―では、あと残り2回となったサロンへの意気込みと、この先目指す目標を!なおっぺ:自分も一参加者として、どっぷりサロンに入りたい!あとは、最初のころは集客に苦戦していたけど、最近人が集まってくれるようになったので、来年もこの活動を続けたいから、手を挙げてくれる人が出てきたらいいな!サポートします、私♫
それと、私は来年、ほかにやりたいことがあって、それの実現に向けてがんばります!
―着実に次への視点が。それもやっぱりサロン効果?なおっぺ:迷いがなくなった!やっと。
―せいこさんは?せいこ:私も参加者としてどっぷりつかりつつ、最後まで挑戦したい。ワークショップデザイン自体に興味があるので、それをもっと続けていきたいなと。
“はたらく”ってテーマもすごい気になりますね、いつも考えてることだから。そのテーマでのワークショップをやっていきたい。このサロン以外にも、“はたらく”について考える場がほしいと思ってます。3月(ファシリテーターエントリー)の時点では全然想像もしてなかったけど(笑)
―半年ちょっとしか経っていないのに、なおっぺもせいこさんも、みんな激変しているって気がしますね!
それでは最後にひとこと!なおっぺ:今は地元宇都宮で、この活動の応援してくれる人がすっごい増えたんです。ブログを見て、JustGivingの寄付を持参してくださった参加者の人も!しかもメッセージ付きで!多くの人に支えられて活動できた半年間でした。すごく嬉しいです。
―なおっぺの頑張る姿を見て、人が集まってきたんですね!なおっぺ:私がその活動してる姿を見て、頑張ろうと思ったとか、違う分野のファシリテーターだけどやろうと思う、とか言ってくれる方もいて。嬉しいなって思います。私を見て??とか思ったけど(笑)
―最高に嬉しいですね!すごい!せいこ:参加者さんから、せいこさんに会えて嬉しかったと言ってもらえて、すっごい嬉しかった!最初は受け入れがたくて、私なんか大したものじゃないです、って思ってたけど。
―生きててよかったって思いますね!せいこ:思う思う!
―サロンの経験は、自分自身の人生を見つめ直すきっかけになる。人生になくてはならない経験だったのかも、ですね!お二人とも、ありがとうございました!=================================実はこのあとも、お互いの仕事観、人生観についてまだまだ語りあいました☆
人生の転機になくてはならない経験だった、と話すお二人。それはファシリテーターを
経験した皆に、共通することかもしれません。私も含めて・・・!
職業や立場の枠を超えたこの活動、来年度のサロンファシリテーターにご興味のある方は
来年1/23(月)開催の『NECワーキングマザーサミット』をお見逃しなく!
(文責:卜部眞規子)