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2019年04月01日

「NECワーキングマザーサロン」プロジェクトの今後について

皆さん、こんにちは。
認定NPO法人マドレボニータ「NECワーキングマザーサロン」プロジェクト担当の高橋葉子です。

マドレボニータは、「母となってはたらく」をテーマに語りあう、対話を中心としたワークショップ「NECワーキングマザーサロン」(以下、サロン)を2009年に立ち上げ、10年間継続して実施してきました。

そして10年という節目を迎えた今、このプロジェクトを休止し、新たな挑戦に取り組むことを決めました。よって、2019年のプロジェクトメンバーの募集及びサロンの開催は行いません。

その決定の背景にあるおもいを、ここでお伝えしたいとおもいます。


このプロジェクトは、「毎年6〜11月にサロンを開催する」という枠組みを設け、サロンの開催運営を担う「ボランティアメンバー」を募集して、サロンの進行や場づくりについての研修を行い、地域ごとのチームをつくって活動する、というかたちで取り組んできました。

第1期には、19名の進行役(ファシリテーター)だけでしたが、第10期には、進行役・運営メンバー・全体サポートメンバーなど総勢140名からなる大プロジェクトとなりました。これまで10年間に参画したメンバーは、のべ903名にものぼります。

このプロジェクトは、マドレボニータが掲げる『「美しい母」文化の旗振り役となり、すべての母が本来持つ力を発揮するためのプラットフォームであり続ける』というおもいをまさに「体現」する活動でした。

「特別な人」「特別なスキルを持った人」が場を開いたり話を聴くのではなく、ごく普通の「市民」が、仲間と支えあいながら、それぞれに持っている力を発揮して、語りあいの場を創ってきたのです。

「人前で話すなんて今まで考えたこともなかった」「地域の母のための場をつくるなんて一体何からやればいいの??」「自分一人ではとてもやれそうにない」「役に立てるのかな」…そんな気持ちを持ちながらも、勇気を出して「創り手」として参画したのは、「できるから」ではなく、「こんなふうに語りあえる場を創りたい!」というおもいを強く持っていたからだと思います。

そうやって集まった仲間たちは、「おもい」はあるけれど、スキルや知識や経験や関われる時間はみんなそれぞれバラバラでした。だからこそ、できることを確認しあい、互いに持ち寄りあうことで、「おもい」を実現につなげてきました。
そのなかで、自分や仲間の思いがけない力に気づくこともあったでしょうし、できないことを受け入れ人の力を借りる、ということを体験することもあったとおもいます。

このプロジェクトは、「サロンという場をつくる」だけでなく、サロンのなかで行っているのと同じように、活動のなかでも「自分に向きあう」「人に向きあう」ことを何度も何度も繰り返してきた、いわば「道場」だったかもしれません。

活動の年数を重ねるごとに、「自分に向きあい、人と関わり、対話すること」を、あきらめずに模索しあうことが、どんどん普通になってきました。そうした文化があたたかな土壌となって、さらに新たな関わりや取り組みが豊かに生まれるようになってきました。
私個人としては、この状況はまさに「成熟期」だなぁ!という感覚です。そして、だからこそこのタイミングで新たな模索をしていく、というのはとてもいいチャンスではないかな?とおもっています。


「いやいや、このプロジェクトがあるから、安心して挑戦できるし、力を発揮できるんだよ!」という声もありました。
…うむうむ、確かにそうかもしれません。
でも、もうマドレボニータが用意する枠組み・プラットフォームで無くても、この活動でこれまで積み重ねてきたことをもとに、仲間と力をあわせて、それぞれの地域や自分のフィールドで、自分に向きあい、人に向きあう、対話の場をつくっていくことができると思います。

「いやいや、できる範囲しかやってきてないから、わからないよ!」
「いやいや、私は来年参画しようと思ってたから!」
…うむうむ、そういうお声も結構ありますね。
そこで、、
「それぞれの地域や自分のフィールドで、自分に向きあい、人に向きあう、対話の場をつくっていくことができる」ために、
「これまでの取組みを、わかりやすい・使いやすい形にまとめて、手渡す」ことにしました。サロンで取り組んできたマドレ式の対話のプログラム、場づくりについて、その方法や意図をまとめて、1年間限定でお伝えしていきます。
これまでのように「マドレボニータが用意した活動の枠組みに関わっていただく」のではなく、皆さんが「自分で場をつくる」ために、役に立つものをつくってお渡しします。


どんなものができそうか?については、また追い追いお伝えしていきます。関心ある方は、ぜひこれからもおつきあいくださいね。


(文責:認定NPO法人マドレボニータ 高橋葉子)
posted by WMSプロジェクト at 12:00| おしらせ