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2016年11月29日

【開催報告】「決められない」の奥にあるおもい(11/20横浜菊名サロン)

こんにちは!
NECワーキングマザーサロン横浜・湘南チーム進行役の生貝紘子です。

11/20(日)、横浜市の菊名地区センターで第7回目となるサロンを開催しました!
横浜・湘南チームのラストサロンでもありました。


ご参加者6名+赤ちゃん2名をお迎えし、温かい雰囲気でスタート。

ワークの説明は、皆さん怖い?顔で聞いている(ように見える←緊張しぃの私からの風景)のですが、
Good&Newの自己紹介に入って、二人組で話し始めるとふわっと表情がほぐれていきます。


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●語る横顔

そして「母となってはたらく」について一人で考え、二人組で話す&聞くワーク。
私は時間を計りながら見ているのですが、考え、語る横顔が本当ーーーに素敵です。

誰かの受け売りやその場の雰囲気に合わせた同調ではなく、
自分の中に浮かんだことを、そのまま真面目に話す

その横顔はすごく力強くて、神聖で、
茶化さないで、口を挟まないで、聞いてもらえるこの場って、
素朴でシンプルなんだけど、なかなかなくて奥が深い!!と思ったり、
こういう場さえあれば自分でちゃんと力を取り戻せるんだなぁ私たち、と思ったり。


●「思っていること」と「それを言葉にすること」

続くシェアリングでは、自分の中に浮かんだことをそれぞれがポツポツと言葉にして下さり
それに皆で耳を傾ける時間となりました。

・夫との関係について、自分の中で決着はついているつもりだったけど、あえて言葉にしてみるとこみ上げてくるものがあった

・夫について、育児が苦手とか、ネタにして話せることはいくらでもあるけど、本当は自分はそこはどうでもいいと思っていて、いつでも絶対自分の味方をしてくれるところが好きなんだなと思った

・パートナーシップについて、夫と同じ方向を向きたいという絵を描いて、向きたいと話したけど、同じ方向を向かなくていいなと思った。それぞれが主体的にいたいという気持ちがあることに気がついた。

「思っているだけ」と「言葉にしてみること」の力強さの違いについての気づきが上がりました。

流れていく気持ちを捉えて言葉にすること。
簡単なようでいて、なかなかしないこと。
それをあえてすることでの、気づき・スッキリ・温かさ・豊かさをあらためて感じます。


●不安で情報をたくさん集めるが、決められない・・のはなぜだろう?

・つい最近まで外国に住んでいて、ネットの下調べやあれこれの物色ができなかったことがかえってラクだったと思う。日本は物も情報もたくさんあって便利な部分もあるけどかえって迷う

・情報収集で頭でっかちになりすぎると決めるという力が奪われていたりもするのかな

・決めるってエネルギー、力がいる

・情報収集に使っていた力を、決める力に使いたい

・夫に言うと悩んでいても仕方ないとか、どうしたいんだとか上司のように言われてしまう

・夫に、離乳食はいつから?とかそういう細かい話はどちらでもいいと言われる

・自分のことなら決めて失敗しても自分でリカバリーできるけど、子どものことだと自分でリカバリーできないし、決めるのが怖い


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●二人で決めたいというおもい

実は私は、この「決められない」の話題がとても印象に残っています。
その場では、自分の気持ちがまとまらず、モヤモヤしていました。
ぐるぐる考えるうちに気づいたのは、子どものこと(とくに細かい(と思っている)こと)は母が決めるものだ、といった思い込みがあるのではないかということです。

私自身思い当たるフシがあります。
 こんなこといちいち相談するなんて私どうしちゃったんだろう・・?
 産後、決断力がなくなっちゃったのかな!?
 昔はバリバリ決めていたのに

でもでもでも!!
育児や生活は、「細かい」ことの積み重ね。
 離乳食どうしよう?
 保育園どうしよう?
 仕事との両立どうしよう?
 小1どうしよう?
 などなど・・・
 
決めていかねばならない「細かい」ことはいくらでもあって、それらを無意識に母である自分が背負おうとしがちだけど、本当は「決められない」のではなく、「一人ではなく二人で決めたい」なのではないかと思うのです。

二人の子どものことを、二人で決めたい
そのプロセスをともにして、一喜一憂していきたい

文字にすると当たり前のようだけど、それが意外とできずについつい一人で踏ん張る私たち。

すべてを抱えがちで、かつ頑張れてしまう、母となった私たちが、
その頑張りの力を「二人で決めたい」の言葉に代えてパートナーに伝えられたら、
父母となった夫婦は、もっともっと健やかに仲良くなっていけるのではないか、
そんなことを思っています。

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●最後に

横浜・湘南チームでは、全7回のサロンを無事すべて開催し、
のべ39名の方にご参加をいただきました。

聞かせてもらった言葉の数々が私自身・そしてチームメンバーに
じんわりとした温かさとずしっとした力強さを与えてくれています。

ご参加、応援いただいたすべての方に心から感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました!!

【NECワーキングマザーサロン 第8期 横浜・湘南チーム】
 生貝紘子 (進行役)
 飯坂由弥子
 藤田珠代
 光井すばる
 山崎彩子
 清水陽子 (広報)
 藤居料実 (全体サポート)
 細川朋美 (全体サポート)

(文責:生貝紘子)