9月から5回目の開催となった1月のサロン@足利の報告です。
今回は、NEC社会貢献室の磯野さんと
マドレボニータの高橋葉子さんがサポートに来て下さいました。
参加いただいた3名の産後女性と赤ちゃん1人、
少人数で、じっくりと、丁寧に・・・
熟成するような雰囲気のサロンとなりました。
産休中の方も、そろそろ社会復帰を考えている方も、
それぞれの立場と言葉で思いを語ってくださいました。
3人目のお子さんの産休中の方。
「一人目の産休は明けるのが待ち遠しかったのに、
今は子どもたちと過ごす時間が愛おしい。」とのこと。
その心境の変化はどこから来るのでしょうか?
「上の子のいる状況で産休に入り、専業主婦のお母さんたちが
子どもたちに接している様子を間近に見たからだと思います」
とおっしゃっていました。
また、
「地域のお母さんたちに、とてもお世話になって
子どもが育っていることも分かった」という言葉が印象に残りました。
ワーキングマザーが地域につながるきっかけに育児はなるのですね。
働く母だけでなく、父も、ぜひ地域につながって欲しい。
そのために、企業は社員の地域での活動を奨励して欲しいと思います。
育成会活動や市民活動、PTA活動・・・
子どものために町内のおじちゃんおばちゃんが精を出している様子を見て、
子の社会性も育つのかなーと思います。
最初のお子さんを持って、今までの働き方を変えたい、と
語ってくれた方もいらっしゃいました。
赤ちゃんの時間に合わせたら、大人の労働時間って随分変わりますよね。
私は自分の働く時間に合わせて子どもの保育を考えていたので、
自分の子が赤ちゃんや幼児のときは、その子に合わせた時間帯で働きたい、
という考え方に、ハッとしました。
そして、夢を語ってくれた方もいらっしゃいました。
出産前は職場の仕事やり方に疑問を感じながら働いていたけれど、
今度は、社会のためになる仕事がしたい、とのこと。
社会貢献室の磯野さんの仕事を「いいですよねー」とおっしゃっていました。
親になると、子に恥じない仕事をしたい、と思いが強くなりますよねー。
母は正義感が強いのかしら?
だとすると母が働けば、健全な社会ができるのかも?
(誤解の無いように補足しますが、
この方の、前職も決して恥じるようなお仕事ではないです)
母になるというのは、女性にとって大変な人生の転機で、
本当は立ち止まって、自分の内面とじっくり向き合う必要がある時期なのに、
赤ちゃんのお世話が忙しくて、なかなかそこまで考えが及びません。
赤ちゃんにフォーカスしているので、自分の心の中で起きているさざ波に
自分自身で気付かないのかもしれません。
そのまま、気付かなかったことにして、
ふたをしてしまわないで、一緒に考えてみませんか?
(文責 岡島)
2010年01月15日
1月15日@足利
posted by WMSプロジェクト at 21:06| サロン開催レポート(2009-2010)