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いつだってウェルカム
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パートナーシップ大賞[2008年11月24日(Mon)]
以前勤めていた財団の仕事で、PSC(パートナーシップ・サポート・センター)というNPO法人とお近づきになった。今は個人会員という立場でお付き合いを続けている。このPSCのメイン事業にパートナーシップ大賞がある。毎年この時期に開催されるが、昨日11月23日、その第6回が開催された。去年から日本財団さんとの共催になっている。

今年は東京ガスさんと防災関係のNPO法人プラス・アーツとの協働事業がグランプリに輝いた。ガス会社には、都市の地中に張り巡らされたガス管を安全に運用する使命があるが、そのためには地域社会に住む一人ひとりの防災知識を高めることが不可欠。このために「防災の日常化」をテーマにアートやデザインで事業展開しているNPOとの協働が生まれた。
一例を挙げる。電気には異常電流が流れたときに電気を遮断するブレーカーという装置がご家庭の分電盤についているが、ガスの場合はガスメーターにこの機能がある。震度5以上になるとガスメーターが感知してガスを遮断するのだが、この機能はあまり知られていない。そこで、おなじみサクマのドロップスの缶(これは非常食にもなるので)に、地震後ガスを復帰させる方法を可愛らしい絵で分かりやすく表示した。そこにNPOが係わってガスの安全な復帰に一役買っている。発表会の説明資料としてこの缶(もちろんドロップス入り)が配布されたのだがこういう資料ならいつだってウェルカムである。

こんなユニークな協働も発表された。岩手県の遠野市は柳田國男の遠野物語で有名だが最近は知らない若者も多い。その遠野にある高田自動車学校は夏休みなどを利用した合宿型教習がかき入れ時だが、教習の合間に農作業体験や乗馬体験などを入れたメニューで入校生3倍増を果たした。これは地元の里山や暮らしの保護をミッションとするNPOとの協働事業である。
両者の協働はこれだけにとどまらない。教習所の先生が閑な時期はちょうど里山の手入れが忙しい時期に当たるというので、しいたけ栽培を協働して自動車学校の収入増と里山の維持の両立をはかるという奇想天外なことまでやってのけている。

その他にも4つの協働事業が発表されたが、いずれも素晴らしい取り組みだった。
聞いてしまえば簡単そうにも思えるけれども、そこに辿り着くにはNPOに企業のニーズを理解する努力が必要であることはもちろん、企業側に余程の情熱が必要である。いや、企業というよりむしろ人と人との巡り合わせとさえ感じた。企業は、そんなCSR的情熱をもった人材を育てていかなければならないと思う。
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