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労働者階級の人々は依然として不幸なままです。 [2019年11月17日(Sun)]
(645)
 その国の労働者階級の人々は依然として不幸なままです。
 だから、彼らはやたらに人を殺したり、反乱を起こそうとします。彼らの間では、暴動はいつ始まってもおかしくないのです。
 
 

 「イタリア王国ができても、イタリア国民は自由になっていない(643)」という話の続きです。
 イタリア統一戦争の結果としてサルデーニャのヴィットリオ=エマヌエレ2世を国王とするイタリア王国ができたとしても、それは決して「イタリア国民が自治を獲得した、自由になった、幸福になったということではない」とガンディーは指摘するのです。
 実際、イタリアの一般庶民の暮らしは少しも改善されなかったようです。イタリア王国の成立は1861年ですが、その頃はヨーロッパで資本主義の矛盾が深刻になり、労働者運動が非常に盛んになっていた時代でした。ちなみに、カール=マルクスの「資本論」第1部が刊行されたのは1867年だそうです。
 イタリアの労働者の状況も、かなりひどかったのでしょうね。マッツィーニも、「人間の義務について」という著書(633)の中で「みんなが労働者を抑圧し、人間に属す権利がことごとく履行を妨害されている」「不幸という不幸は労働者階級のためにある」と書いています。
 そして・・・
しもかわ読書会11月例会の報告(1)「パパラギ」に続いて・・・ [2019年11月17日(Sun)]
 今日は、西町キャンパスで「しもかわ読書会」11月例会を行いました。
 先月は、「パパラギ」を読んだので、今回もまた、現代文明について考える本にしました。
 文明批判の書としては、ガンディーの「ヒンド=スワラージ」(ブログ連載中)、トルストイの「イワンの馬鹿」(2017年に連載終了)、そしてソローの「森の生活」(2016年に連載終了)などがありますが、今回は、もっと古い、古典中の古典を取り上げました。
 その本とは・・・

                             (つづく)
11月定例学問会の報告(4)報復の心を超えて・・・ [2019年11月17日(Sun)]
 3日の定例学問会の報告の続きです。
 
●憎しみに憎しみ、ではいけない。
●無神経に無神経、でもいけない。
●正義を求めるなら、自らも正義に則っていなければ・・・。
●自分への尊重を求めるなら・・・。
●相手を尊重しなければ。

 そして・・・
                (つづく)
しもかわ読書会10月例会の報告(10)神か、悪魔か。 [2019年11月17日(Sun)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の最終回です。
 「パパラギ」のほかに、もう1冊。和田誠さんと言えば、やっぱり星新一作品の挿絵ですね。というわけで、ショートショート「悪魔」を読みました。

 ●悪魔がお金を作ってくれる話。
 ●お金はどれだけあれば十分か?
 ●結局は何も得られない結末。


 「しもかわ読書会」11月例会は、今日、17日に開催します。よろしくお願いします。
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