中国は、インドと同じような不滅性を持っているかもしれない。 [2019年08月07日(Wed)]
(550)
中国については、まだ何も断言はできせません。 「日本はすっかり西洋化されて、もはや日本ではなくなってしまいました(549)」と述べた後、ガンディーは次に中国について言及します。 この時代の中国(この本が書かれたのは1909年です)は、日清戦争(1894〜95年)に敗北して帝国主義列強によって半植民地化となっていました。清王朝の崩壊するのは(辛亥革命)、もう少し後の1911年です。 しかし、ガンディーが清王朝の滅亡を予想することができず、この時点で中華帝国が存続するだろうという見解を持っていたわけではありません。彼にとって、たとえ中華帝国が滅亡しても、それは決して中国文明の滅亡を意味しないのです。 清王朝が滅びても、中国が植民地支配を受けるようになっても、中国は中国であり続け、中国人は中国人であり続けるかもしれない。だから、中国についてはまだ判断を下すことはできない。そうガンディーは言うのです。 そして・・・ |