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弁護士という職業がどのようにして作られたのか? [2019年06月29日(Sat)]
(512)
 そもそも弁護士という職業がどのようにして作られたのか、そしてどういう理由で彼らが尊敬や好意を受けるようになっているのか、これらのことをあなたはよく理解するべきです。そうすれば、きっとあなたも彼らのしている仕事に対して私と同じような嫌悪感を抱くようになるでしょう。


 
 「司法制度はイギリスがインド人民を支配するための道具になっている。そして、その機能を果たすための制度の担い手としてインド人の弁護士が必要になったのだ」というガンディーの主張(509)の続きです。
 さて、これについては次のような反論がありうるでしょう。
 すなわち、「司法制度は国家権力が人民を支配するための手段ではなく、反対に国家権力の濫用から人民の権利を守るためにあるのだ。特に、弁護士はそういう役割なのではないか。だから、弁護士を権力と共に人民を支配する側ととらえるガンディーの見解は誤解ではないか」というものです。
 もちろん、民主的に設立され、民主政治の諸制度が形式だけでなく常に正しく機能している政府の司法制度であれば、そういう目的かもしれません。しかし、彼は当時のインドの政治状況に照らして、「弁護士は何のために作られたのか?」と問うているのです。
 そして、「どうして弁護士は尊敬されるのか?」とも尋ねています。それは、彼の考えに従えば、「法による支配を権威付ける、または神聖化するため。そして権力が定めた法に従うことの正当性を人民に印象付けるため」だということになるでしょう。
 ですから・・・

第42回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(3) [2019年06月29日(Sat)]
 26日の第42回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。

●その田畑を耕作する権利を保障されたということは、それ以外の人から田畑を奪われないことを保障されたってことだろうね。
●でも、現在の「労働の権利」や「職業選択の自由」とは違う。
●結局、農民は年貢を納めなければならなかった。
●ところで、年貢は誰に納めていたのだろう?
●全部、豊臣政権(江戸時代だったら幕府)?

 それから・・・

          (つづく)
第155回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(4)不二一元論。 [2019年06月29日(Sat)]
 19日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●物質原理と精神原理の二元論では・・・。
●世界が2つに分けられてしまう。
●梵我一如と矛盾する。
●そこで、「2つじゃなくて1つだ」という「不二一元論」が登場した。
●これを確立したのがシャンカラ。

 そして・・・

                             (つづく)
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