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争い事をしている人は、正気を失っている。 [2019年05月18日(Sat)]
(471)
 2人の人が争っているということは、その両方とも、あるいは少なくとも一方が正気を失っている証拠です。
 そんな時、2人の間に一体どうやって第三者が公正な裁定を下すことができるのでしょうか?
 争っている2人の当事者は、結局双方共に痛い目に遭うことなってしまうのではないでしょうか?


 
 「たとえ私たちがけんかをしたとしても、決してイギリス人に助言を仰いだり仲裁を求めたり、あるいはいかなる法廷にも訴えたくはありません(470)」と述べた後、ガンディーはその発言の趣旨をこのように説明しています。
 つまり、争っている当事者は多かれ少なかれ冷静な判断力を失っている。((469)では、「怒りに我を忘れると、人間はいろいろと愚かなことをしてしまうものです」と言っていましたね)だから、それに乗じて第三者が仲介または仲裁する振りをしながら実際には自らの利益になるように事態を誘導してしまうこともしばしば起こるだろう。
 この場合は、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の紛争にイギリスの介入を許したら、結局イギリスが利益を取り、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒は共に大きな不利益を被ることになるだろうとガンディーは指摘しているのです。
 日本のことわざで言えば、「漁夫の利(両者が争っているのにつけ込んで、第三者が利益を横取りすることのたとえ)」ですね。これは、中国の古典「戦国策」から来ている故事成語だそうです。英語でも、"Two dogs fight for bone, and the third runs away with it."ということわざがあるそうです。
 さて、これを聞いた若い読者は・・・
第152回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(7)陽成上皇の不滅の記録。 [2019年05月18日(Sat)]
 7日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●陽成天皇はまだ若かったのに無理矢理譲位させられた。
●母の高子と伯父の基経はよほど仲が悪かったのか?
●陽成天皇の行状も良くなかったらしい。
●皇族ではあるが傍系の光孝天皇の即位は面白くなかったが。
●しかし、その後も陽成上皇は長生きした。
●上皇長期在位の記録はその後も破られていない。

 そして・・・

                  (つづく)
第37回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(3) [2019年05月18日(Sat)]
 15日の第37回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。

●問題の答えを教えることはできる。
●でも、それが勉強を教えることになるとは限らない。
●問題の解き方を教えるのは?
●解いてみせることはできるが、それを理解できない人には・・・?

 そして・・・

          (つづく)
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