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ヒンドゥー教徒は不殺生の教えを固く信じていますが・・。 [2019年02月12日(Tue)]
(377)
 ヒンドゥー教徒は不殺生の教えを固く信じていますが、イスラム教徒はまったくそうではありません。



 インドにおけるヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立についての若者の発言の続きです。
 偶像崇拝(375)、牝牛に対する宗教的な意味付け(376)の次は、「不殺生」についてです。不殺生とは、生き物を殺さないということです。人間はもちろん、すべての生き物の命を奪ってはならない、傷つけてもいけないという教えです。
 サンスクリット語はこれを「アヒンサー」と言いますが、これは文字通り「暴力(ヒンサー)」の忌避、すなわち「非暴力」を意味する言葉なのだそうです。とても古い時代からインドで重視されている戒めで、ヒンドゥー教だけでなく同じくインド発祥の仏教やジャイナ教においても非常に重要な教義になっています。「殺すなかれ」という戒律の対象が人間以外にも拡大しているのは、恐らく「輪廻転生」の考えに関連しているのだと思います。
 いずれにしても、イスラム教にはこのような戒律はないようです。「豚肉を食べない」というのも、豚が不浄の動物と考えられているからです。
 そこで、この若者はヒンドゥー教徒とイスラム教徒の間には埋めがたい深い溝があると述べるのです。
 さらに・・・
2月定例学問会の報告(5)セクシャルマイノリティーと寛容性。 [2019年02月12日(Tue)]
 3日の定例学問会の報告の続きです。
 
●社会がセクシャルマイノリティーに対して寛容になっているのは良いこと。
●多数派の人々が少数派の人々を疎外したり抑圧したりするのは好ましくない。
●セクシャルマイノリティが是か非かという問題ではない。
●善悪・敵味方を分けようとする発想にとらわれてしまうと、寛容な社会にはならない。

 そして・・・
                (つづく)
第25回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(5) [2019年02月12日(Tue)]
 6日の第25回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の最終回です。
 
●学校で学ぶ知識と日常生活の経験・観察を切り離してはいけない。
●答えを見つけようとすることが考えることではない。
●本質を追求しようとする探究心。
●「答えが分かった」と思ったら、思考が停止してしまう。


 第26回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」は、明日、2月13日の予定です。
しもかわ読書会1月例会の報告(11)民衆の苦しみを忘れるな。 [2019年02月12日(Tue)]
 「しもかわ読書会」1月例会の報告の続きです。

 ●民衆が飢えに苦しんでいるのに奈良の大仏。
 ●大仏は、涙を流している。
 ●民衆の上にのしかかるような・・・。
 ●その陰にはいつも、苦しみながら働かされていた民衆がいた。

 そして・・・
                       (つづく)
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