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仮に、私が大麻の常習者だったとしましょう。 [2018年10月03日(Wed)]
(246)
 仮に、私が大麻の常習者だったとしましょう。そうすれば、必ずそれを私に売ろうとする人が現れるでしょう。
 この場合、責められるべきは大麻を売る人でしょうか? それとも、大麻を吸う私でしょうか?



 「インドがイギリスに植民地化されたのは、イギリスの力がインドに勝っていたからではない。インド人がインドをイギリスに与えたのだ」((240)〜)と主張したガンディーは、続いてこのように話を展開します。たとえ話は、彼が非常に得意とするレトリック(修辞技法)なのです。
 「大麻の常習者」とは、イギリスの商品を欲しがったりイギリスに商品を売りたがったりしたインド人のことです。(244)大麻を吸う人がいるからそれを売る人がいるのであって、根本的な責任は大麻を売る人ではなく吸う人にある。それと同じように、イギリスによる経済的進出を許した責任はイギリス人との取り引きに喜んで応じたインド人の方にあるとガンディーは言いたいのでしょうね。
 このたとえ話はさらに続きます。
 ・・・
                         (つづく)
第137回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(1)行基さんを知っていますか? [2018年10月03日(Wed)]
今日は第137回楽しく学ぶ歴史ゼミを開催しました。
前回学んだ一大公共事業、大仏づくりにおいて欠かせなかった人物を取り上げました。

●行基(ぎょうき)さんを知っていますか?
▼いや、知らない…。
ー聞いたことはあるような気がするけれど。
ー奈良時代の人かな?
▼空海よりも古い、お坊さんです。
ー大仏づくりに協力した人。
ーこの人が呼びかけたら、民衆が動いた。
ー影響力のあった人なんだね。
▼お坊さんとして日本初の高い位に就いた人。
ー最初は国から弾圧されていた。
ーなぜなら、勝手に布教などをしていたから。
ー当時は僧侶になるのに国の許可が必要だったらしい。
ーしかし、人望があった!
ー行基は僧侶として認められ、大仏建立に協力。
ー日本で最初の、仏教での最高位である「大僧正」に。
ー大僧正というのは仮面ライダーにも出てきた!

(つづく)
第136回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(3)今、大仏を学んで [2018年10月03日(Wed)]
9月12日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●大仏のこと、あまり知らなかった。
▼中高生時代に修学旅行で見てもねえ…。
ー大きいな、とは思ったけど。
ー今、旅行者から質問されたら答えられるかな。
▼そもそも「仏」としてどうなんだろう?
ーどんな宗派?ご利益は?
ー「大仏のおかげ」と感じることはあったのでは。
ー仏像の起源は、1世紀ごろ。ギリシャの影響。
ー大きいのが作られるようになったのは4〜5世紀。
ー北海道にはあまりないよね。観音像はあるね。
▼最初は金ぴかだったんだね。
ーどうして金にしたんだろう?国内で採れないのに。
ー売り込みがあった?ピカピカに惹かれた?
ーそもそも、なぜ石や木でなく金属にしたのだろう。
▼あらためて、ものすごく大規模な公共事業だった。
ー大仏のせいで財政が傾いたらしい…。
ー今だったら「できるだけ安く」と考えるのでは?
ー入札とかしたら、そうなるよね。
ー世界遺産の城なども、富と権力が集中したからできた。

●宗教観、天皇観の変遷。
▼仏教が強かった時代、神道が重視された時代。
ー現代の天皇観は受け継がれてきたものではない。
ーこれまでの時代の中で変遷してきた。
▼いつの時代も、流行する思想がある。
ーSDGsは不変の思想か?
ー流行をつくる経済人、権力者の存在。
ー藤原不比等とか、現代では経団連や医師会とか?
▼普遍的な信仰心とは。
ー太陽、月などへの信仰。
ー乾燥地帯は、やっぱり月かな?
ー北方民族にとっては太陽が大事。
ーアイヌ民族の暦ってどうだったんだろうね。

(終わり。第137回は今日これから開催します)
しもかわ読書会9月例会の報告(3)小さいことはいいことだ [2018年10月03日(Wed)]
 「しもかわ読書会」9月例会の報告の続きです。

●漁師の投げた網にかかってしまった魚たち。
●小さな魚は網の目の隙間から逃げたが・・・。
●大きな魚は逃げられない。
●小さい方が、生きて行くのにいい時もある。
●うーん、ためになるお話だ。

 そして・・・
         (つづく)
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