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人生の目的は、身体的な安楽なのか? [2018年08月14日(Tue)]
(198)
<編集長>
 まず、「文明」という言葉がどんな状態を表すのに使われているかを考えましょう。
 文明の中で暮らしている人々は、身体的な安楽を人生の目的にしています。この事実こそが、文明の本質を明らかにするものだと思います。
 


 文明についての自身の見解を若い読者から求められたガンディーは、まず「文明」という言葉の定義を確認することから検討を始めています。
 しかし、「文明の定義は何か?」という問題は、実はこの章の冒頭で既に若者から提起されていたのでした(186)。ところが、なぜかこの時はガンディーはその質問に答えずに、「イギリス人の中にも文明を批判している人はたくさんいる」という話を先に始めていたのです。
 しかし、ここでは自ら文明の定義について言及しています。恐らく、話の順番としてその方が相手に分かってもらいやすいと思ったのでしょうね。
 さて、ここでガンディーは「文明とは、人生の目的を身体的な安楽に置くことだ」と言っています。ここではいきなり結論が述べられていて、「ああ、確かにその通りだ」と納得あるいは共感する人もいるでしょうし、逆に「それは、違うんじゃないかなあ」と懐疑的に感じる人もいるでしょう。
 けれども、慌てないでください。ガンディーは、次の部分で具体的な事例を挙げながらこのことを詳しく説明してくれるのです。
 ・・・

第5回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(6) [2018年08月14日(Tue)]
 8月8日の第5回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。
 
●価格が高いか安いかは、商品やサービスの価値との比較で決まる。
●商品は安くても、店員の態度が悪かったら・・・。
●商品の質も、いろんな面から考えると・・・。
●食の安全・安心は見えにくい。
●アピールされることと、隠されていること。

 そして・・・

          (つづく)
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