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自らの経済的困窮をも一切省みず・・・ [2018年02月10日(Sat)]
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 ゴーカレー教授は、国民形成の基盤作りのため、実に生涯のうちの20年間を費やしました。自らの経済的困窮をも一切省みずにです。そして今もなお、彼は貧しい暮らしを甘受しているのです。



 インドの国民形成に功績のあった先人として次にガンディーが挙げたのは、ファーガソン・カレッジの歴史・経済学教授だったゴーパール⁼クリシュナ⁼ゴーカレー(1866〜1915)です。1866年生まれということは、今まで出て来た人たちよりもかなり若い世代の指導者です。ガンディーよりも3歳年上ということになります。彼も、インド国民会議の年次大会議長を務めています。(1905年)
 彼はイギリスとの交流も深い親英派で、インド国民会議の中では穏健派とみなされていたようです。社会改革運動や教育問題などにも尽力した人で、1905年にインド社会奉仕協会を設立しています。そのような彼の社会貢献を、ガンディーは 「国民形成の基盤作りのために献身した」と高く評価しているのです。
 さらにもう一人、ガンディーは尊敬し感謝すべき国民会議の指導者の名前を挙げます。
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第121回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(2)天皇、読み方いろいろ [2018年02月10日(Sat)]
1月31日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●大王(おおきみ)から天皇へ。
▼律令制の整備をする中で「天皇」のワードも出てきた?
ー8世紀には大王という言葉は使われなくなった。
▼万葉集には天皇という言葉が登場する。
ーただし、読み方は「おおきみ」。

●「すめらみこと」という読み方も。
▼すめら、って何?
ーみこと、はよく聞くけれど…。
ーすめらみこと=天皇。与謝野晶子の詩でも。
ー統べる、澄める、しゅみせん?
ーシュメール人?!
▼万葉集では「すめらぎ」とも。
ー過去の天皇を指す言葉らしい。

●天皇家には名字がない。
▼いつからないのか?
ー天武天皇が捨てた?
▼昔は「わ」、その後「あめ」という時代も。
ー少なくとも外部向けには名字があった。
ー…違う王朝なのかもしれないけどね。

(つづく)

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